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1ヶ月後消える僕の全て  作者: 桜井 雪
第四章 計画
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第二一話 (7日目) 「普段の光景」

 どうも。

自分を見失いそうな桜井です。


 なんとこの話、

朝4時(アラームもかけていないのに起きてしまった……もっと寝たかった……)に起きて書いたんですよ。

深夜テンションならぬ、早朝テンションが出てしまっているかもしれないという懸念です。

途中から午後に書いてます。


 そのギャップが凄いかもしれませんね。


 最近休載ばかりで申し訳ない。

これからの更新頻度をちょいとばかし上げるので。

許せ……(俺の作品を読んでくださる極少数のありがたき人々へ)

 なんだかんだでまた、新しい朝が来た。

若干寝足りなくて眠たい。

……学校で寝ればいいか。


 僕はマルクスとの契約で1ヶ月経たなければ死ねなくなっているので、きっと(ほぼ絶対に近しく)朝が来るとわかっていたのだが、昨日の夜の騒動でなんだか現実が現実味を無くしてしまった。


 色褪せたわけではなく、寧ろ......鮮やかになった。

多分そう言うことだろう。


 朝ごはんって、皆さんどれくらい食べるんでしょうね。

とは思いつつ、まあ僕はコップにいっぱいの水を注ぎ入れてほんの1秒で飲み干しそれを朝“ごはん”とした。

つまり............何も食べていないな!

はは。


 こんな戯言はどうでもいいとして。

僕は今日はマルクスがなんだか死神の世界で会議(のようなもの)があるからと言って、いない事を確認する。


 僕はマルクスたちに言われた通りにしたくなかった事が一つあった。

時間遡行能力(タイムループ)”、これを使ってみたい。本当に。


 ウェルト(敬称略)の鑑定結果曰く(本当かどうか僕には全くを以ってわからない訳だし、堂々と自分は神だと言っている奴等を信じて良いのか信憑性に欠けるんだが……)僕の時間遡行能力(タイムループ)というものは、僕自身のみが時間を遡ってもう一度やり直せるものだという。


 しかし、この能力に夢がないことに気がついてしまった僕がいる。

何故ならば!

記憶はついてこないというのだ。


 いや、酷すぎるだろ。

え?

普通こういうのってさ、元の時間軸の記憶が付いてくるってのがお約束じゃなかったかなー……


 記憶がなくなるということは。

つまり、前の僕のままだから結局同じ末路を辿ることになるということだ。

同じ事を何度繰り返したって、その“人生”は変容しようが無いじゃないか!


 だが、戻りたい時間には戻る事ができるらしい。


 今僕が使えば、この時間軸に生きる“僕”という存在は抹消されるのだろうか。

記憶やらなんやらが残らないということは、時間を遡った“僕”は今ここで息をする“僕”ではないということになる。


 マルクスたちが使ってはいけないということは、1ヶ月後消える“僕”を今ここで、この世界から消滅させられるということなのだろう。

契約に反する事が唯一できる。

こういったところだろう。


 しかし僕は聞いてしまった。

マルクスとメランディ、そしてウェルトが話していた事を。


 記憶は前記の通り、残らない。


しかし、ここだけの話。

物凄い強い考えという名の膨大なエネルギーがあった場合に限り、その考えが遡った先の“僕”に影響を及ぼすのだという。


 …………つまりは、“記憶が残ることも例外的に或る。”

という事だ。

僕が何かを強く望めば、その事を回避しつつまた生きられるという事。


 然し乍ら。

僕はそんな事はどうだってよかった。

兎にも角にも、早く消えてしまいたい。


 …………例い、それが“死”という形ではないにしても。


 とかなんだか思っていたのは束の間。

明日さんや怜と合流して、学校についていた。


 結局。

僕がどんだけ破茶滅茶にする事を望んでいようと、この世界は平穏そのものだ。

今も何処かで戦争は起こっているし、平和とはいっていられない状況に置かれている筈なのに。


 今日も門をくぐる。

さも平穏な毎日が続いているかのように。

梅雨時だというのに、今日の空は快晴だった。

何もなさすぎる日には必ず何か悪い事がが起こるのではないかと僕は不安で、警戒レベルを上げる。


 僕の考えは見事に的中していたようだった。


 僕の下駄箱に糸がかかっている。

少し遠のいて上を見上げる。

バケツ……。


 僕がいきなり下駄箱から一歩下がり、上を見たものだから不審がって明日さんも怜も僕と同じ方を見上げる。


「えぇ…………」

僕達3人は一斉に声を漏らす。


 なんて…………程度の低い遊びをしているんだ!

この状況下で笑わない人なんて、いるのだろうか。


 僕等は適当な処理を施し、バケツを外し、普通に上履きをとる。

そして、僕は上履きの中の画鋲をこれの犯人の下駄箱の中に入れておく。(本当は上靴の中に入れたいところだが、明日さんと怜に全力で止められた。)


 そして普通に教室に入ると僕は腕力がほぼほぼ0なので、握力40ある怜に頼んではたまた犯人のいない間に机を変換。


 「ほんと、酷いよな。」


 彼はそう呟いたが、僕は自分のことであろうとなんら興味がないのでいつもの雰囲気を装って別に普通という“様子”を見せた。(朝一言も喋らないと何も喋られん。)


 そして僕は寝る。

僕はどんな場所でもすぐに深睡眠に入る事ができる。

これだけは誰にも譲れない特技だ。


 今日も先生に何度起こされようと、机を蹴られようと気が付かなかったのだ。


 そんな、今日この日に不吉な空気が流れ始めたのは昼休みに差し掛かった頃だった。


 快晴のまま、雨が降り始めた。

狐の嫁入りってやつか。


 雨の音が聞こえる教室にチャイムが鳴り響く。


 何かを告げる音が聞こえた。

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