一昨日見た夢があまりにもおぞましかったので紹介します。
普段、コメディ系か日常系の短編小説を投稿している自分ですが、今回初めてそれ以外のものを書かせていただきます。
一昨日の夜に見た夢があまりにもおぞましく、ここ最近見た夢の中でかなり印象に残ったので書き出してみます。
夜、マンションの駐車場に入ってきた自分(その前にも何かあった気がするけど、思い出せないので割愛。)。一人の男がよくわからない言葉を発しながら駐車場内でふらついていた。その横を恐る恐る通り過ぎてマンションの入口に到着する。
入口ではマンションの住民であろう眼鏡をかけた小太りの中年男性が段ボールの荷物を運びこもうとしていた。鉄でできた入口のドアは異様なほど横に長く、重くて開けにくい。荷物を持っている中年男性の為に自分はドアを開けておき、男性を入れた。ドアを閉めようとすると、中年男性がどこかドアを閉めることを渋っているように見えた(そのとき何を言っているかは覚えていない)。それで自分は長く重いドアを開けたり閉めたりを繰り返していた。駐車場を見るとさっきのよくわからない言葉を発している男がまだふらついている。「あの男が何をするかわからない…」そう思った自分は早くドアを閉めたかったので、中年男性が渋るのを振り切ってドアを閉めた。
ーここからが恐怖の始まり…
玄関に辿りついた自分は鍵を回し、ドアを開ける。玄関の中に一歩入り、不意に後ろを振り返ると、さっき荷物を運んでいた中年男性がニヤニヤしながらこちらを向いて立っている。さらに、その中年男性の自分から見て左隣には、背の低いもう一人の男がこれまたニヤニヤしながら立っている。風貌は中年男性とほぼ同じだ。なぜかはわからないが、自分は直感的にその背の低いもう一人の男をさっき駐車場でふらついていた男だと感じた。
背筋が凍る自分。ドアからマンションの通路までは3メートルほど距離があり、中年男性がさっき運んでいた段ボールの荷物を玄関ドアの前あたりに投げ込んでくる。段ボールは玄関ドアにいた自分の足元に落ちる。そして…
「エロ本いくつか処分したかったんだ~」
とねっとりとした声で中年男性が言うと、中年男性とその隣の背の低い男が同時にマッチの火をつけ、こちらに投げてくる! マッチは玄関先に置いてあった自転車の荷物置きの部分に落ち、あみあみの荷物置きが一気に炎上する!
「消火器! 消火器!」自分は家の中にそう叫んだ。
ここで目が覚める。時間は朝6時前だった。普段、寝ている間によく夢を見る自分だが、ここまでの悪夢は滅多に見ない。布団に仰向けの状態で寝ていた自分は、あまりの衝撃と恐怖で息切れしながらしばらく固まっていた。