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【3月7日】


子守り用猫型ロボットは子どもがげんきに成長するために、ささえる大切なお仕事を持ったロボット。

たぴおかも、昔はいろんな子どものおうちでいろんな子どもをお世話したらしい。


今はなんでしていないの? って聞いたら、ボスが「たぴおかは高性能すぎたんだ」って。

ボスが10才の時に作った子守り用猫型ロボット初号機、JJCC-0001「たぴおか」にあるAILTは、今のAILTとは違うんだって。

今のAILTも人間と変わらない思考ができる高性能プログラムだけど、制限がかかっているんだって。

たぴおか、子守り用猫型ロボットとしておとうさんおかあさん、子どもを支えようといろいろ考えて、考えて、考えて、考えすぎて疲れちゃったんだって。

人間でいう「うつ病」ってやつになりかけてて、ボスがたぴおかを子守りから引退させたらしい。

だから今のAILTは考えすぎないように、あるていど複雑な思考を必要とする状況になった場合は人間の保育補助(ほじょ)士にオペレーション依頼するようにしているんだって。


「高性能すぎるロボットは、人間と同じように病むのさ」

そっか、だからたぴおかはここでぼくらと楽しくすごしているんだね。ここは、へいわだもんね。

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