【2月18日】
エジプトがね、ぼくのかみは「スカイグレー色」(日本名は浅葱鼠色)じゃないかなだって。
その色の布をくれた。
確かに近いかも。
スカイグレー色。なんかかっこいい名前。
でも、浅葱ってどういう意味だろう? ネズミ(漢字めちゃんこかきづらい)はわかるけど。
浅葱ってのは薄いネギみたいな色、もしくはうすい青色のことらしい。
ネギって緑色じゃないの? って思って、たぴおかに聞いた。
日本じゃ緑色と青色をまとめて「あお」って呼ぶ風習があったんだって。昔の信号機も、歩いてOKは緑色のランプなんだけど、日本人はみんな青色って言ってたらしい。
なんで?
日本じゃあ、緑色の野菜を「青菜」って呼ぶし、春にめぶいた緑色の葉っぱを見て「青々とした新緑」って言う。
なんで???
大昔の日本には「緑色」がなかったらしい。緑色は青色にふくまれていたからだって。
平安時代(794年~1185年)に「緑」って名前が中国から伝わってきたらしい。でも、その時代の日本人は中国の「青い空」ってひょうげんをいやがって、「緑の空」って呼んでたらしい。
だからつまり、大昔の日本人にとって青色とは緑色のことだったみたい。
もともと、「青色」ってのは自然界にそんざいしない色だからそうなったんじゃないかってたぴおかが言っていた。
そんな大昔のことが今ものこっているって、なんだかふしぎだね。




