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知
私は臆病である。小心者である。
私は人のする事にとても関心が興味がわく。
あの人は何を考え、何を思い、何を糧に生きるのか?
どうでも良い事かもしれない、人は人、私は私。
しかし、私は臆病者のゆえに、気になってしょうがない。
私は私。 私とは誰だ? と問いかけたくなる。
私以外の誰かを知る事で、私という者の存在理由を知りたがっている、私という小心者。
しかし、私は誰かを知る事で私以外の誰かになろうとしているわけではない。
この世界に私に良く似た人は存在しても私と同一人物はいない。
私は私以外にはなれない事を知っている。
それでも誰かのことを知りたい。