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第二百一話

「この場は儂らにまかせろ! 灰騎士! 魔法使い!」

そういつもの大きな声が響く。

「貴様らは教皇の首を挙げろ!」


そう彼の声が耳に響く。

ジャンも兵士を切り捨てながら頷き私の手を掴む。

私も将軍に叫ぶ。


「絶対死んじゃ駄目ですよ!」

我ながらこんな大きな声が出ることに驚く。

「大きな声が出るじゃないか魔法使い。その声が聴きたかったぞ!」


そう将軍も私を見て笑う。

大司教の護衛たちが将軍の護衛を押しやる。

「油断してる暇があるのか?」


そう大司教が将軍を睨む。

「未来を思う老人と老齢になっても自分のことだけしか考えられない老人」

彼は笑みを浮かべる。


「どちらが必死に頑張れるかは明瞭だろう。儂は正しい未来をつなげてみせる」

そう将軍も大司教を睨む。

私とジャンは練兵場を駆ける。


大聖堂へ向かう。

絶対に絶対にこの戦ものにしてみせる。勝利してみせる。

そう心に誓って息を切らせて駆ける。

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