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第百八十四話

胸に銀色に光る勲章をつけられる。

本当は嫌だったけど。

後で取れば良いやとも思った。


そもそも何か発言できる雰囲気じゃない。

二十人程いる灰騎士の隣に私達魔法使いもいるから全員で四十人ぐらいだろうか。

そう横目でちらっと周りを見る。クルスさん達もいた。


「おめでとう!」

そう全員の胸に勲章をつけ終えると年老いた大司教が言う。

「君たちは国の誇りだ! 英雄だ!」


彼はふくよかな艶のある顔で笑う。

「そんな君たちにもう一つ素晴らしい褒美があるぞ」

彼は発表するのが待ち遠しいと言った様子で手を揉む。


「黒騎士の試験を受ける権利を君たちに与えよう」

灰騎士たちがざわめく。

「志願者は明日の晩。この大聖堂、西講堂前に集まりたまえ」


彼は指を立てる。

「ただし魔法使いも連れてくるように」

何故か私には彼の眼が歪んだものに見えた。

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