主人公っぽいやつと俺氏
スピード感を求めました。代わりに面白さが消えました。対ありです。
最近、うちの学校でいろいろ起っているらしい。という噂をよく耳にする。「クラブ同士の抗争」「先生がスパイだった」「学校を乗っ取ろうとしていた生徒がいた」等々。
眉唾物ではあるが、ここ最近浮足立った雰囲気が漂っているのはたしかである。
しかし、自分が気になっている点はそこではない。
この一連の騒動には、第一学年のアゼルという男が関わっているらしい。我らが学び舎に入学できるのは、魔法使いの中でも特に優秀なものだけ。
そんな学校に突如として現れた正体不明の転校生くんである。当初はその異質さから絡まれまくっていたようだが、それも落ち着いてきた...と思ったらこの噂だ。
世の中には面倒事に巻き込まれる星の元に生まれてしまった人間だっているのだろう。彼はその1人だったということだ。そう、彼はいいのだ。問題は周囲の人間である。なんでも各学年の成績優秀者や、順位に関わらないところで秀でた能力を持っている者を次々と仲間にしているらしい。
この噂を聞いたとき、俄に信じられなかった。優秀な魔法使いというのは大抵尖りまくっていて、話の通じる奴が少ない。同じ2年の優秀な魔法使いも例外なくどこか欠如している。
1位は人に話しかけられても全身から冷気をだし、そのうえ氷点下の眼差しで一瞥して去っていく。2位は己を全てにおいての頂点だと言って憚らないので、1位に勝負を挑み続けている。きっとあいつの視界には1位しか映っていない。それ以外は塵芥である。3位は典型的な研究者タイプで、己の興味関心のあるもの以外には極度の排他的姿勢をとる。彼の興味を惹けなければ、彼にとってはそこには誰もいないのと同じなのだ。
これを知っている身としては、やはり彼らが人と協力してなにかしらを成したというのが信じられない。正確には信じられなかった。それというのも、彼らの態度が明らかに軟化しはじめたのである。話しかけると言葉を返されるようになったのだ。これには2学年の生徒全員が震撼し、どういうことかと慌てふためいた。
そこで出てきたのが先述した噂である。我々は彼らの変化について調べるにあたり、他の学年も同じような状況に陥っていたことを知った。つまり、例の転校生は学年問わず食わせものの魔法使いたちを仲間に引き入れ、更にはまともに更正している可能性が出てきたのだ。
全校生徒皆色めきだった。そもそもこの学校の成績優秀者といえばその時代を将来牽引することになるスーパースターでもあるのだ。学校での様子を見ていれば「これが自分の世代の牽引者かよ...」とならざるを得ない尖り様。しかし、転校生が現れたことによって状況は一変した。
今では全校生徒一同、転校生の動きに目を凝らしている。次は一体何をするのだろうと。そして誰を仲間に引き入れるのか、と。
俺の名前はルーク。第二学年4位の魔法使い。今日も俺は、転校生からの勧誘を待ち続けている。
一旦待ってほしい。誤解のないように言っておくならば、決して面倒事が好きなわけではない。やらなくてはいけないのならやるが、そうでないのならなるべくやりたくない。もし、転校生から面倒事への勧誘があったとしても断ることになるだろう。だがしかし、今学校で巻き起こっている空前の転校生ブーム、気にならないわけがない。
上位3名に連なる者として、他の生徒よりは彼らと接する機会が多かった。だからこそ、彼らの変貌に1番驚くことになったし、信じられなかったのだ。しかし、現実は変わらない。理解できないものがあるのなら、理解したいと思うのが研究者である。
どうして彼らがああも変わったのかを聞きたい。とても気になる。しかし面倒事には関わりたくない。そこで思いついたのが、もし転校生から勧誘があったら断りながらも、それとなく彼らについて聞くというものであった。仮に何も成果が得られなくても、転校生と関わりを持てるというだけで儲けものだろうと考えたのだ。
噂について調べたところ、すでに5位まで手が伸びている学年だってあった。このまま順調にいけば、俺に声がかかるのも時間の問題だろう。
そうして、今日も俺は転校生を待っている。
ある日のことである。校舎が爆発した。何が起きているのか一切分からない。
その日は平日で、普通に授業を受けていた。ちょうど校庭での飛行魔法の練習だったから、俺は空に浮かんで心地よい暖かさにうつらうつらとしていた頃だった。
突如爆音が轟き、地獄の業火と疑うほどの炎が校舎を襲ったのである。広大な校庭のおかげで爆発との距離ができたために、俺は被害は受けなかった。しかし、それに安堵している場合ではない。
好奇心の赴くままに野次馬根性を発揮するクラスメイトを押し留めてから、渦中の校舎へと乗り込む。
最寄りの教室に入ると、生徒たちの悲鳴が聞こえてきた。
あたりの煙に紛れながら倒れ伏しているのは、赤い腕章をつけた生徒たち。つまり、一年生であった。
「起きてる奴は自分で避難しろ!あとこの部屋で魔法は使うな!」
部屋は錬金術に使われる教室で、下手に魔法を乱用してしまえば保管されている材料と影響しあって面倒なことになる可能性が高かった。
ギリギリまで魔力を絞りながら、手当たり次第に治療を行なっていく。
動けそうな人間には傷が大きかったり、気を失っている人間を任せて避難を促す。
腐ってもこの国有数の魔法学校の生徒なのだ。意識さえあれば、3階くらい余裕で脱出できるだろう。
動き回るたびに水滴が飛び散る。
教室に入る前に全身水を被ったはいいものの、重い服が邪魔くさい。とりあえず、この部屋にいた人間は避難が終わったから次の部屋へ向かおうと廊下に出た瞬間、顔を顰めることになった。
燃え盛る火の粉と崩壊する校舎を駆けていたのは、件の転校生だった。
「お〜い、これもお前案件かよ!いやむしろ納得だわ!」
誰に聞かせるでもなく叫んだ言葉によって煙を吸い込み咳き込む。そうして顔を上げた頃にはすでに転校生の姿はなくなっていた。
「……。とりあえず、避難急ぐか。」
それからは、とにかくしらみつぶしに扉を開けて取り残された生徒がいないか探し続けた。
防護魔法を貼っていたとはいえ、大きな炎に包まれたときなんて随分と肝が冷えた。ただ、途中で同じ目的で校舎を探索していた教師と合流したためお役目御免となったが。
疲れた顔をして戻ってきた俺を見て、クラスメイトは可笑しそうに労いの言葉をかけてくれた。成績優秀者は大変だな、だって?肩を落としながら、心から同意する。
俯いた視界の中、胸に着けているバッジに光が反射するのを憎らしげに見つめる。それは、この学校の面倒な規則だった。各学年の成績上位者5名はその学年の代表者のようなもの(特に名称はない)として、この星を模したバッジを与えられる。
まあ、選ばれたとして特に仕事はないものの、こうした非常事態に限っては迅速な対応が求められる。そも、本来ならこのバッジが日の目を浴びることなどないのだ。大抵ポケットで眠ってる。
日常生活で着けている奴がいたとしたら、そいつは「あ、サーセン。俺成績5位以内なんすよ(笑)」と言っているのと同義である。それが、普通このバッジへ生徒が抱くイメージであった。
マしかし、今は普通ではないので。
非常事態はもはや日常茶飯事になり、もはや教師やバッジ持ちが動かずとも生徒は勝手に避難を始める。
とはいえ、バッジ持ちであるのに何もしなかったというのは流石に不味く、毎度出動する羽目になるのだ。
今日は被害が魔法がまだ未熟な一年生の校舎が主だったことや、日中に、それも校舎丸ごとという規模であったため流石に動揺が勝り、避難が遅れていたのだろう。それでも、早く済んだ方ではあるだろうけども。
しかし、他のカリスマ溢れる人たちならともかく、こちとら一般人である。
何もなくてよかったからそれで十分、なんてセリフは到底言えそうもなかった。
ちなみにこのセリフは3年1位の男の言葉である。
確か、どこかのテロ組織が学校を乗っ取ろうと襲撃を仕掛けてきた日のこと。
全て片付いて、ようやく肩の荷が降りたと思って友人と愚痴りあっていた時だった。
友人が忘れ物をしたなんて言って、半壊した教室に戻ってしまったから廊下で待っていたのだ。そんなとき、奥から歩いてきた第一位は友人らしき人間と話していたが、ふと目があってしまいなんだか気まずくて会釈をした。
すると、男が隣の男に「彼も今日の功労者さ」なんて言うものだから少し会話に混ざることになってしまった。
そうして軽い世間話をした後だったか。友人らしき男が一位の男を示しながら言った。
「こいつはいつも、皆を守るのは当たり前だなんて言うけどさ。やっぱ大変だろ?」
本当は頭がもげてしまうほど同意したかったが、そうもいかずやんわりと否定する。そんな俺を見て一位の男はこう宣いやがった。
「ふふふ、ほらね。やっぱり、何もなくてよかった、それで十分なんだよ。」
さて、それからの会話はあまり覚えていない。ただ一つ、真の時代の牽引者との格の違いを痛感したことだけが今も心に残っている。
この頃にはもう一位の男は転校生グループの仲間入りを果たしていて、ようやく俺は自分の場違いさ加減を痛感したのだ。もし転校生に誘われたとして、それに頷いたが最後俺は死ぬだろう。物理的にも、精神的にも。
巻き込まれたくない。でも気になる。死にたくない。でも成績落としたくない。あんな眩しい人達に混ざるとか無理。でも緊急事態動かなくて手遅れになるのも嫌。
そうした紆余曲折の果て、誘われたら断るというなんの面白みもない結論に落ち着いた。何事も初心が大事である。
そんなこんなで異常に違和感を持たなくなってきた今日この頃。
俺はまだ、転校生を待っている。
エなんで?4位が悪いのか?
俺は知っているんだ。俺を抜かして同じ学年の5位が仲間入りしたこと。隣のクラスのいつも大人しかった気弱そうな女子が、最近になって明るくなった理由が転校生関係であること。
俺は知ってるんだ。クラスメイトから聞いた。
噂好きの友人がいつも「あの人もアゼル組入りしたらしいぞ。でお前は?」と煽り散らかしてくるので知っている。
そんな友人は、箒がショッキングピンク(持続1ヶ月解除不可)にされていることにいつ気づくのだろう。楽しみである。
ちなみに、アゼル組とは転校生くんの仲間になった人間を指す言葉で、いつのまにか学校中に浸透していた。一応釈明するなら、決して名前を使って辱めようなどとは考えていない。
由来は、転校生くんが開講している特別授業である。なんでも、特別な魔物が出現してそれの対策だとかどうとかで、学校も共同で行っているらしい。なにそれかっこいい。
そんな経緯もあり、アゼル組という便利な言葉ができたので、皆これ幸いにと使っているのだ。今までは、名前を呼んだら巻き込まれるという迷信から転校生の愉快な仲間たち、主要人物、例のあいつら、その他様々な呼び方があったものの、こうして唯一の名称が定まったため便利ではある。ちなみに、転校生くんはいつまでも転校生くんである。
マそんなことは置いておいて、だ。
俺の悩みはただ一つ。転校生くんに誘われないこと。
今のところ有力な説はふたつ。
・俺の能力不足
・誘いに後ろ向きなのがバレている
以上である。どちらにせよ、前者であれば俺はもう「アそすか...」としか言いようがないし、後者であれば「よくお分かりで...」となるだけである。つまりは詰み。
でも正直、少し諦めて始めている。だって仕方ないのだ。
成績順位なんて学校の試験用にどれだけ勉強したかであるし、正直本気で勉強したら俺より上の順位を息をするより簡単に取るやつだって少なくないのだ。
それに、名門校をいい成績で出たら楽に就職できそうなんて漠然とした理由で勉強しているだけだし。
年に一度のバッチ持ちが集う会で、俺は愕然としたのだ。なんというのだろう。もう、存在感からして全てが場違いだった。まさに月とすっぽん。
もしそういったところが転校生くんにも見抜かれているというのなら、慧眼としか言いようがない。砂に埋もれた砂金を見つけられるなら、宝石に交じった石ころも当然分かるというわけだ。辛い。
加えて言うなら転校生くんが来てから既に半年以上経ち、始めは尖った人達ばかりが仲間になっていたが、今では話しやすい部類の人間も仲間入りしている。これが何を意味するのかというと、わざわざ俺が誘いを待って内情を調べる必要も無くなったということだ。
今までは知り合い全員から早く調べてこいとかけられていた圧は、日に日に小さくなり今日にはもはや無いに等しい。
端的に言えば、俺は一人相撲をしているだけのヤバいやつと化しているのだ。
ああ辛い。何がって、俺だけがダメなことが何より辛い。
これでも俺なりにある程度頑張ってきたつもりだったのに。これまではアゼル組に入る=飛んで火に入る夏の虫という扱いだったのに、それがどうだ。今じゃ実力が高いことを表す称号のようになっている。
そんな中でずっと声もかけられない俺。最近では「どうしてアゼル組に入らなかったの?」なんて、誘われたこと前提で訊いてくるやつまで出てくる始末。
それに、今まで成績が奮っていなかった人間もアゼル組に入ってから成績が格段に上がっている。このまま行けば、俺はバッチを返上することになるんじゃないかと恐ろしくて夜しか眠れない。
別に成績順位に拘っているわけではないが、悔しくはある。もちろん、アゼル組に入れば俺だって、なんて言うつもりは毛頭ないけども。どうしようもない才能の差を感じて少し虚しかった。
そうやってしょげている俺の席に、クラスメイトがお菓子を積み上げていく。「試験、頑張ろうな。」とかけられる声が心に染みる。
そう、もうすぐ学年末の最終試験が始まるのだ。俺は決めていた。ここで四位から落ちたら、勧誘を待つのはキッパリ諦めようと。
目に付いたお菓子を口に含みながら、教科書を開く。とりあえずは頑張ってみよう。そう決意した。
「............まっず...」
思わず握っていた包装紙を見る。
———失った青春の味 ~ふざけんな色戻せ~
燃やした。
...勉強するか。
ちなみに、4位は取れましたまる
「というわけで、すまん。俺もアゼル組に入ることになった。」
などと吐かすのは噂好きの友人であったはずの男。
いや待て、一旦落ち着こう。出しかけた拳をこっそりとしまいつつ聞いた彼の説明は以下の通りである。
「いやな、こうしてちょうどみんなが帰省してる時に王国首都が魔物に襲われたじゃん?それでさあ、うちの学校って一応二年生終了時に魔法師資格貰うし、戦闘義務発生して戦ってたんだよ。そこでバッタリ会っちまったんだ、アゼルと。」
「転校生君と。」
「そそ。その時はとにかく戦うことに必死でよく考えてなかったんだけどよお。なんかいつの間にかよく見る奴らやら他国のお姫様やら豪勢なメンツに囲まれてたんだよ。まそっからはなし崩し的にチームの一員として協力してるうちに、俺も立派なアゼル組の一員に認められたってわけだ。」
「はあ。」
「なんだその腑抜けた反応は。」
「いや...なんかもう、お前を称賛したいやら悔しいやらで言葉が出てこないんだよ...。」
王国で大規模な襲撃があったのは、今も復旧を手伝ってるんだから当然知っている。ただ、俺は王国から随分と離れた所の出なもんで事の仔細を知ったのは全てが終わった後だったのだ。
学校自体は王国から離れたところにあって被害はなかったと聞いたものの、学校に通う生徒のほとんどが王国出身である。
それで心配になって本来はもう数週間帰省していたところを、最低限の手荷物だけを引っ提げて帰ってきたというのに。
変わり果てた王国を見て愕然としていたところにちょうどこの男と鉢合わせて学生たちが拠点としているらしい場所に案内してもらった日が随分前に感じる。
町の修繕だとか魔物の残党の討伐だとか魔法が重宝される場面は多く、このところ出ずっぱりだったのだ。
そこの君手が空いてるなら——、そっちが終わったら——、これはもういいから——
えっちらおっちら国中を駆けずり回る同じ制服の人間を頻繁に視界に入れながら、自分もせっせこ働いていたのだ。
そういえば友人とは王国に着いた日以来会っていない、いやそもそも見かけてすらいないな?と気づいたのがつい昨日のこと。
気になって周りの人間に聞けば王国襲撃の対策本部に居ると言われ訪問したのが今朝のこと。
いや、この時点で脳裏によぎってはいた。だって、なぜ一般人がそこいらの人に周知されるほど対策本部に居座ることになるのか、分からないほど馬鹿じゃないのだ。
突然の訪問にも関わらず本部の人たちは「むしろ連れ出してくれ。」とすっかりと色を失った顔で言った。
そうして奥から「お前の友人だとよ!」「はあ?今忙しいんだけど!」なんて言い合いながら気怠げに出てきた見慣れた男は、俺を見て随分と驚いた顔をした。
「はっ、!?っはははは、なんだお前かそうかそうか俺に会いにきたのかいや俺もちょうど休憩したかったんだはははちょっと出てくるぜあとよろしく」
と慌ただしく友人は俺の背を押し続け、辿り着いたのは臨時の飯処だった。
ガヤガヤと騒がしい仮設の家屋の隅の席に、ポツンと二人で座る白けた空気を纏う学生はそれはそれは異様だっただろう。
マア、そうして切り出されたのが冒頭の説明である。
「いや〜裏切るつもりはかったんだけどな!」
「別に、裏切られたとは思ってないけどさあ...思ってないけどサァ!!」
コップを乱暴に置いたところでゲラゲラと笑われるだけ。糠に釘。暖簾に腕押し。
入学してからの数年とはいえ学校生活ずっと一緒にいたんだから俺にはわかる。こいつ、浮かれてやがる______!!!
じっとりと視線を送っても何処吹く風だが、よくよく見なくともその顔色は悪いしクマだって濃く刻まれてる。こう軽く笑ってはいるものの、襲撃からずっと働いてきたんだろう。アゼル組ってのはそういう人間が集まる組織だった。
なんかもう、どうでも良くなってきた。"それ以外"仲間と勝手に烙印を押していたことを申し訳なく思う。そうだな、考えてみればお前はずっとできるやつだった。ある程度勉強して4位の俺と、「徹夜で巻き返す!」って言いながら10位取ったたお前。いや考えなくたって分かるわ。最初から、俺とこいつには明確な差があったんだ。
そう感じた瞬間、隣で歩いてきたはずのこいつとの距離が随分遠くに感じるようになった。ただでさえ最近死にかけていた自己肯定感にトドメを食らった気分だ。
まあ冷静に考えてみれば、アゼル組にこだわる理由なんてないよな、なんて考えが頭を過ぎる。あダメだ。負け惜しみ過ぎるしダサすぎる。一旦冷静になろうとして、頭を机にぶつける。痛いだけだった。考えがまとまらん。
「ま、俺からもそれとなーくお前の話はしとくからさ!な!」
な!じゃねーよ。と言う気力も起きず、とりあえず首を振る.........縦に。
いや、横に振る場面だろ!ってのは分かってる。分かってるんだ。
でもさ、その。なんだ。.......やっぱり、諦めきれないので。




