表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Hobby Mistrick  作者: Tenia
2/28

最後のシャッター

大抵、こういう悪い予感は当たることが多いものだ。

僕なんてもろにそう、そうに決まってる。

「あー…そうかぁー。」

さて、どうしようか。朗報と、悪報がある。

まずは朗報から。

”良くないやから”のご登場ではなかったみたいだ。

そして悪報は、っと。

「多いなぁ、、まったく…。」

まあまあの数のリンプリザードとのご対面。

「私の趣味(ウェポン)取らないでよーー!!!」

櫻良の大事なフライパンが空に飛んでいる。

まーたあいつは面倒ごとに巻き込まれたのか。

正直、本当にめんどくさい。

…ん?待てよ?

「もしかしたら…。僕にも…。」

そう考えた瞬間、"あの時"のように僕のカメラに違和感を覚えた。

やってみてから考えるしかないだろう。ミスはできないが、やらない選択肢はもはやない。

その決意を胸に、僕は首から提げているカメラのレンズに目を向ける。

「今度こそ、僕の期待に応えてくれ…!趣味(ウェポン)!」

レンズ越しに見えるリンプリザード、数はざっと…8体。

まとめて全部仕留めてやるさ。櫻良のためにもな…!

全個体がレンズに収まった、その瞬間、僕は叫ぶ。

「櫻良!画角から外れろ!早く!」

「お、お兄ちゃん!?…わかった!死角を教えて!」

「こっちの壁に寄ってくれ!」

櫻良は理解したと言わんばかりに頷き、駆け足で移動する。

その間も、僕はリンプリザードたちをレンズに捉え続ける。

櫻良が画角から外れた瞬間、

…カシャッ。

シャッターを切った。

周りの他の客は、リンプリザードから逃れるように遠く離れていたため、そちらにも被害はない。

…勝ったぞ。この賭けに。

あの8体のリンプリザードはいなかったかのように姿を消した。

そう、僕の趣味(ウェポン)、"カメラ"の力は…

「お兄ちゃん、ありがと…。」

「櫻良とフライパンが無事でよかったよ。」

「…それより、お兄ちゃん、まさか…。」

「あぁ、僕の趣味(ウェポン)がようやく発現したんだ。」

「よかったね!!これで私たちも認められ_」

「いや、僕はこの趣味(ウェポン)を捨てると決めたんだ。この力は僕には扱えないくらいの代物なんだよ…。」

「そんなに強大な力があるの…?」

「…この趣味(ウェポン)はね、」

人物紹介

源好(みなよし) 櫻良(さくら)

趣味(ウェポン):料理器具

外出するときは必ず、愛用しているカバンに、少し深底のフライパンと、ドリンカー(飲み物を作る道具)、包丁などの調理器具を入れて肌身離さず持っている少女です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ