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番外編 白鳳華蓮の研究レポート1

蒼井「何故このタイミングで番外編?」


作者「久しぶりの会話なんだ!その事はスルーか!」


蒼井「キレると口調が変わるな。

しかし、確かに久し振りだ…」


作者「でしょ!だからこれでお祝い!!」


蒼井「却下!その物騒なクラッカーをしまえ!」


作者「乗り気じゃないなぁ(ちっ!今日こそ蒼井くんにトドメをと思ったのに)」

蒼井「で…何故番外編?」


作者「今までの矛盾点の訂正?というか補うというか…まぁ理由を作って矛盾点を無くすため」


蒼井「て、ことはまたやるのか?」


作者「矛盾点が出たらね…」


蒼井「矛盾点が出ないような作品を作れ!」


作者「まぁ努力はするよ…」


蒼井・作者「それではどうぞ!」

わかってはいたけど、何か寂しさを感じるーー。私が蒼井さんの家にお世話になると決めた時から、【忙しい蒼井さんは1日の大半を外で過ごす】ということはわかっていたけれど、何か虚無感がある…。

しかし、泣くことは許されない。

泣いて蒼井さんに迷惑は掛けられない。

私は寂しさを紛らわす為に、家の掃除を始めた。

頭にバンダナを巻き、エプロンを付け…準備完了。


ー1時間後ー


残っているのは蒼井さんの部屋だけ、蒼井さんの部屋は私が来るまで一人だったせいか、それとも特に恥ずかしいものを置いていない為か鍵が掛けられていない。

「勝手に入るのは…悪いよね?」

口には出すものの好奇心から体は蒼井さんの部屋のドアノブを握り出す。

そしてーー。

ガチャ

蒼井さんの部屋の扉が開かれた。

「やっぱり、新鮮な感じ…」

今までも蒼井さんの部屋には何回か入ったことがあった。

しかし今回のように部屋を見渡す機会は無かった…。

ベッドと机が部屋の右端と左端にそれぞれ置かれ、その先にはクローゼット、タンス、本棚がキレイに並べられている。

私は本能に従い部屋の本棚の前まで歩いて行く。

可笑しなことに、本棚には本よりも紙を閉じたプラスチックのファイルが大量にそしてキレイしまわれていた。

そしてその内の一冊『魔法と超能力ーまとめ』を手に取り机の上に広げ、読み始める。



【超能力と魔法、その二つは神が我々に託した魅せる力と見せる力であるー。】前書きの部分を読んで気付く。

蒼井さんの字だ。

これまで、夜遅くまで『報告書』などという紙を書いている蒼井さんにコーヒーを入れに行ったことがあるのですっかり蒼井さんの字が識別出来るようになっている。

私はそのことに驚きながらページをめくった。

【超能力は目に見えぬ力を使うが、それに光などを付加し、存在を肯定する見せる力ー。

魔法は初めから美しい装飾体がある魅せる力ー。

この二つはある特殊な人間に備わるが二つが一人の人間に備わることはない。

その二つの力を使いこなせる者は神以外に存在してはならない為である。

そして始めの説明からすると一見、超能力は存在を肯定させなければいけない、魔法よりか劣るものだと思われるが、実際は存在を否定し姿の無い力を使用することも可能であるため太古から超能力は闇の力、魔法は光の力として争って来た。】

正直驚きだった、この本によると超能力だけでなく魔法も存在するらしい。

神秘的だと、私は思ったが蒼井さんに失礼だと思いすぐ首を横に振る。

次のページには超能力、魔法について詳しく書かれていた。

【超能力…存在を肯定することにより見えるようにする見えない力、全日本友好及び完全制覇組合に所属している組織の頭は普段、超能力を使うためのエネルギー『スラント』を自信の武器、神のご加護に99%注いである。

そして神のご加護を武器化させたい場合は1%スラントを込め100%にする。

これにより神のご加護の武器化が発動する。

そして、神のご加護に最初から込められている99%のスラントはストックであり解放することで力を上昇させる事が出来る。

また、神のご加護を持たぬ場合でも素質ある人間は超能力の使用が可能である。

魔法…装飾体が初めから付いている美しい力のこと。

詳しいことは一切不明。

しかし、使用には『魔法の杖 』に近い物が必要らしい。】

大分話が本格的になってきた。

私は更にページをめくる。

【超能力と魔法、その二つは決して一緒になってはいけない存在…一人の人間が二つの力を手に入れても、超能力者と魔法使いが友好な関係になっても、その二つのパターンはどちらも神の逆鱗に触れ大災害を巻き起こすという。

しかし、昔から我ら二つの種族に言い伝えられている事があるー。

それは、『愛あらば全てを共に過ごすものー』

意味は分からないが、これを解読することで我らが共存出来れば、思っても見ない喜びであるー。】

ここでページは終わっている…。

一冊の本のような終わり方だ。

そして蒼井さんも最後の括りの辺り、完全に執筆者だ。

しかし『愛あらば全てを共に過ごすものー』が早く解読されて、超能力と魔法が早く共存出来れば良いと私は思った。















それから、どのように知ったのか蒼井さんから資料を勝手に見るなとお叱りを受けるのだけど、それはまた別のお話ーー。

「本編書けよ!」という数少ない読者様、すいません。

しかし矛盾点がどうしても気になってしまいまして…。

次回は頑張りますので、どうかよろしくお願いします。

それと短くてすいません。

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