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第51話 学校案内終幕

なんか蒼井君のスクールライフを崩してしまいました…(泣)

化変の言った通り、男達は全て殺されていた。

体育館の中は血の生臭い臭いで満たされ、見るものに恐怖を叩き付ける。


「うっ…」


華蓮に至っては吐き気さえ催している。

普段の蒼井なら、華蓮に目隠しをするくらいの気遣いは出来ただろうが、宍堕の肩を借りてようやく立てる体には無理である。


「参ったな……タブーだけは綺麗に回収されてる」


宍堕の話しではタブーさえあれば呪いを解くことが出来るとのこと。

しかし、その肝心なタブーだけ回収されているとあらば…希望も潰えた。


「ぐっ…が……」


絶望を知ったからかどうなのか、それは蒼井にさえ定かではないが呪いの呪縛で蒼井は苦しむ。


「蒼井君!?」

その姿に宍堕も驚愕し…


「化変先生!」


急いで化変にあるものを要求する。


「分かりました!!」


化変もそれの意味を素早く察知し、専用のホルスターから注射器を抜き、蒼井の左首へと打ち込む。

「ぐあ……ふっ」


一度頭がグラグラと震え、目眩がするが直ぐに収まる。

目眩の収まった後には蒼井の痛みも自然と消えていた。


「治った?」


呪いを持った蒼井自身さえ痛みが収まり不安な中


「治したわけじゃない、ただ痛みを収めただけ……この薬でも1ヶ月が限界かな」


化変がそれを明らかにする。


「なんじゃ…薬で誤魔化せばなんとかなるのか?」


「いや…そんな生易しい物でも無いかな」


疹と宍堕のやり取り。

この薬さえあれば蒼井になんら問題がない、と分かった疹は「拍子抜けした」と言わんばかりに宍堕を見つめる。

が、そこまで上手くはいかない。


「良いかい?蒼井君…君は1ヶ月だけ死を先延ばしにしただけだ、1ヶ月後には呪いの痛みが君の体を蝕み…………………君を死に追いやるだろう」


化変の口から飛び出すのが、先と変わらず衝撃の言葉。

最後の『死に追いやる』を言うのに、自身の可愛い生徒。というのが祟ったのか、かなり抵抗があったようだ。


「そ…んな」


しかし、その言葉を聞いて一番ショックを受けたのは蒼井本人ではなく白鳳華蓮その人だった。



フラッーー。




トサッーーーー。



余りのショックで倒れそうになった華蓮を蒼井はやっと自由がきくようになったその体で支える。


「はぁ…死ぬと聞いて、倒れるのが俺じゃなく白鳳だとはね」


溜め息混じりに口を開く蒼井。

その顔はやはり、死を宣告され恐怖に満ち溢れている。蒼井と長年連れ添った仲間達だからこそ、分かる位の小さな変化だった。


だからこそーー。



「蒼花、今日は家ではしゃぎ明かそうぜっ!」


「貴様の家では姉上に迷惑じゃろう、蒼井!我が家の道場で今日は30本試合を行おうぞ!!」


「いやいや…家で薬品の実験を」


「そこは間を取って私とプロレスを24時間見ながら語ろうじゃないか!」

みんなは蒼井を精一杯励ました。

そして、その励ましには確かな効果があった。

みんなが自分の事を気遣ってくれるーーそう思うと自然と笑みが溢れてしまう。

しかし、気掛かりなのはやはり華蓮だ。


だから蒼井は


「みんな…サンキューな、だけど平気だよ。今日一晩家でジックリ考えて、次に進むよ」


そうして蒼井は、華蓮をおんぶして学校を後にする。

途中、大牙から「お姫様抱っこじゃないのか?」とからかわれたが、蒼井がそんなことをしたら家に帰りつく前に倒れてしまう。



ーーー


そうして彼は一晩ジックリ考えた。

いや、考えなくても答えは出ていた。

自分を気遣ってくれる仲間の下へ残りたい…だからこそ1ヶ月以内にタブーを奪い取ることを目標へと決めた。

ツンドラ「………………」


作者「…………(ジーー)」


ツンドラ「何故、俺を見つめている?」


作者「ツン君可愛い~!!(飛びつく)」


蒼井「少し静かにしてろ(手刀)」


作者「が……は」


蒼井「てか、この女性は「男だ」


…すいません」


作者「ああ…ツン君まだ紹介してなかったね


この人はツン君ことツンドラ。

僕の書いてるもう一つの小説(二次創作)のオリジナルキャラさ、いや~可愛くて可愛くて」


ツンドラ「…もう、寄らないでくれないか?」


蒼井「…あの、宜しくお願いします(握手を求める」


ツンドラ「何故、眼を逸らす!?」


蒼井「いや…あの」


作者「蒼井君は女性の眼を直視出来ないんだよ~」


ツンドラ「貴様もかっ!(蒼井の首根っこを掴む」


蒼井「えと…すいません」


ツンドラ「眼を見て話せ~!!」


作者「あ~、和む(お茶を飲む」


蒼井・ツンドラ「てかよ…お前自分の小説同士でこんなことやって楽しいか?」


作者「楽しいね。(ツン君可愛いし…」


ツンドラ「今、失礼なことを考えただろ」


蒼井「失礼なことを考えたのかはどうあれ、こいつやせ我慢だよ。

ゲストの心当たりも居ないし、呼べてもコーナーとか作れないから(←いつの間にかタメ口になった」


ツンドラ「成る程な…」


作者「…小説のキャラに哀れな眼を向けられるとは……(滝涙)」

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