登場人物紹介《主要人物》
主要人物紹介です。
長くなってしまったので、分ける事にしました。
ここでは主要人物、二人だけの紹介になります。
・マサフミ=オオタ
多田倭文。フィーデルクス世界に勇者召喚によって召喚された異世界転生者。ボッチの中のボッチ。
ボッチ属性が剰りにも強すぎた為に、一人だけ誰も存在しない別世界に引き寄せられ召喚された後、フィーデルクス世界に召喚される。その過程で、【複数の世界を知る者】【世界最強】【孤高】と言う三つの称号を手に入れる。称号だけの【世界最強】。そして正真正銘の【孤高】。
本人はボッチである事を否定するが、紛う事なきボッチ。
コミュニケーション能力もかなり低い。女神とはよく話しているが、それは相手が女神だからであり、人間相手では話して一言二言。自分から話しかける事は滅多に無い。
苦手な教科は体育(グループを作らないといけない事があるから。)と言う正真正銘のボッチ。
ボッチで無くなりたいと思っているが、それはリア充になりたいと同義であり、実のところ、他人自体に向ける興味が薄い。人の名前もろくに覚えていない。人が居ないからと寂しく思ったりはしないタイプ。
秘境の外を目指しているが、人と言うよりも文明目的。食べ物などが欲しいと言うのが主たる目的である。
そんなボッチの中のボッチ。
剰りのボッチ属性の強さから、本来なら一つしか獲得出来ないギフトを三つ授けられている。
一つ目の〈空洞〉はボッチの周りに自然と出来る人の空洞を具現化する力で、自分以外の存在を拒絶する結界能力であり、実質的に絶対防御とも言える力を発揮する。
酸素量や光量などは一定に保ち、深海や溶岩の中でもポツンと一人だけで存在出来る。
その結界強度は主にボッチのボッチ力に依存し、人を避けようと意識すれば強度は上がる。意識しなくとも素のボッチ力で戦場のど真ん中を横断する事が可能。
また、ギフトレベルによって展開速度や生成枚数が増加し、自動展開や内部からのみ外界への干渉が可能になる。範囲も拡げ、他者を空洞内に入れる事も可能だが、今のところ、その力が必要になる兆しは見えない。
二つ目のギフト〈風景同化〉は話の輪に入れず風景と化すボッチ力を任意発動する力で、名称通り風景に同化する事が出来る。
姿を消したり出来る訳ではないが、風景に溶け込み他者から認識され難くなる。その溶け込み度は、触れさえしなければ現役の王城観光が可能な程。
そして風景の定義は広範囲まで含める事が可能で、魔力等と一体化する事も可能。自分由来の魔力ならば再び自分の制御化に置く事などもやろうと思えば出来る。
また外に発する力である称号との一体化も可能。風景全体では無く、局所的な風景、外界との同化を行えばその局所的なものとの不自然さを消す事が出来る。例えば称号と一体化すれば誰から見ても称号通りだと見せる事が可能になる。
その一体化力はボッチ力によって強度が上がり、ギフトレベルによって範囲の局所化や広範囲化、繊細制御が可能となる。
三つ目のギフトは〈超演技〉で、簡単に言えば超人的な演技が出来る。
演技が出来るだけであり、外観や声質などの変更等は出来ない。あくまでも自分と言う引き出しの中から可能な範囲で的確な演技が出来る。頑張れば出来る範囲だったらどんな演技も可能。
例えば踊りを習った事が無くとも身体能力の範囲で完璧な踊りが出来、音痴であっても声質的に問題が無ければ完璧な歌が歌える。ただし感性も必要な演技対象の場合、模倣対象が必要。新たな踊りを作ったり、歌を作ったりは出来ない。切り貼りが限界で、その組み合わせも本人の感性によって変わってしまう。
ただし、本人明確なイメージがあればその通り行動可能。が、やはりあくまでもイメージ通りなので、剣豪の演技をしても剣技が身に付く訳では無い。自分が思うそれっぽい動きは出来るがそれだけである。明確なイメージとしてお手本がいるのならば、身体能力の範囲内で真似る事は出来る。
尚、〈空洞〉〈風景同化〉は余りの相性の良さから手足のように当たり前に使え、魔力等の消費も一切無い。
しかし〈超演技〉は演技している間、魔力を消費し続ける必要がある。
また、薪一本を作り出す為に魔力の大量消費と回復を繰り返した事により、魔力の流れを掴み操作感知する強い魔力親和性を手に入れ、魔術の習熟に成功した。
ギフト程ではないが、魔術と言う技術を手に入れたと言うよりも魔力を感じ操作する能力そのものを手に入れたので、ある程度は手足の延長のように魔術を使えるようになっている。
その操作能力は、熟練の魔術師よりも精密な魔力制御を可能とし、異世界人特典で元々多い魔力量によって魔術の天才レベルの能力を持つに到った。
ギフト抜きにしても実のところ、相当強い。
初代魔王を討伐し、レベルアップした事により、その強さには磨きがかかっており、魔力頼りのファイヤーボールの連射だけで高位の魔獣も生息地ごと纏めて滅ぼせる。
が、本人にはその自覚も無く、今現在、強くなろうとする意志も無い。
基本的に、充実した異世界生活を送ろうとしているだけである。
魔術に関しても、ここまで身に着けたのはある種ボッチを極めている結果で、一人遊びの達人である彼は、一人の単純作業でも熱中して出来るからこうなった。
割と何でも楽しめる。そして熱中も出来る。また比較対象がいなかったので、自分が異常だとも思わない。ついでに普段ボッチでイベントが無かったつけで、今回のようなイベント、事件でタガも外れやすい。
そのようなボッチ要因で力をつけている。
具体的には、普通なら魔力を使い切った時点でその反動に倒れるか気分を悪くするところを、他者が周りに居ない彼は疑問に思い他者に聞くまでの道のりが遠く、疑問が募る前に自己完結した彼は魔術はこんなものかと納得し、勢いと興味で強引に魔力行使を続けた。
このように、ボッチである故に疑問を自己完結で解決する癖がある。
初代魔王討伐も、こんなものかで済ませている。
比較という概念が薄い。
その為、勘違い云々以前に、気付かない事が多い。
そんなボッチになるべくしてなったボッチ。
ボッチの才能とでも言えるのものを高レベルで揃えている。
今章終了時のステータスは以下の通り。
名前:マサフミ=オオタ
称号:【異世界転生者】【異世界勇者】【複数の世界を知る者】【世界最強】【孤高】【勇者】【全裸の勇者】【湯の勇者】【原悪を打ち滅ぼしし者】【露出教名誉司教】【旧神の後継】
種族:異世界人
年齢:15
能力値:
生命力 900621/900621
魔力 903063/903063
体力 900000/900000
力 90000
頑丈 90000
俊敏 90000
器用 90000
知力 90000
精神力 90000
運 90000
スキルポイント:350
討伐ポイント:100000
職業:異世界勇者Lv70、勇者Lv0、なし、なし、なし、なし
職歴:なし
魔法:全属性魔法Lv2、木属性魔法Lv1、聖属性魔法Lv10、氷属性魔法Lv1
加護:転生の女神アウラレアの加護、龍の力、マリアンネの祝福、旧神の力
ギフト:空洞Lv10、風景同化Lv10、超演技Lv1
固有スキル:勇者直感Lv1、絆の力Lv1、不屈Lv1
パッシブスキル:魔力操作Lv1、再生Lv10、魔力回復Lv10、睡魔Lv1、就寝魔法Lv1、並列思考Lv10、高速思考Lv10、邪属性耐性Lv10、状態異常耐性Lv10、毒耐性Lv10、病耐性Lv10、瘴気耐性Lv10、呪耐性Lv10、炎耐性Lv10、石化耐性Lv10、腐食耐性Lv10、酸耐性Lv10、崩壊耐性Lv10、魔力吸収Lv10、魔力回収Lv10、魔力貯蔵Lv10、魔力耐性Lv10
アクティブスキル:鑑定Lv3、アイテムボックスLv1、魔力感知Lv6、神託Lv1、風属性魔術Lv4、水属性魔術Lv4、土属性魔術Lv1、木属性魔術Lv1、火属性魔術Lv2、光属性魔術Lv1、闇属性魔術Lv1、無詠唱Lv4、連続魔法Lv6、探知魔法Lv4、聖属性魔術Lv10、氷属性魔術Lv1、浄化Lv6、限界突破Lv10、魔力収集Lv10、魔力精製Lv10、魔力変換Lv10、体内術式Lv10、聖職者Lv1、全裸強化Lv1
・アウラレア
地球の転生を司る女神。特定の信仰はされていないが、一応信仰的には八百万の神々の一柱。普段は日本を見守っている。どの神話にも残っておらず、信仰によって生じた存在でも無い。転生を司ると言う役割から生まれた女神。
外見は白に近い銀髪の美少女。外見年齢は高校生ほど。
実年齢は神々の中でも古参。が、神としての性質は信仰に染まっていない純粋な神。世界の救世を良しとする。
性質自体は純粋だが、転生を司る権能から達観している。
通常の神々ですら見えない最悪の破滅も知っている為、罪悪感を懐きつつも、勝てない戦いにも僅かな希望がある限り勇者を送り続ける。
慈悲深く使命感を持つ故に罪悪感を懐き苦悩する神であり、非情な判断を下し冷徹に行動する事が出来るが、行動までしか出来ない。
しかし、自分と言う神の常識を覆し奇跡を見せた、そして神域外でも会話の出来るボッチと出会い、接している内に閉ざしかけていた心を開く。
そして何故世界を救おうとしていたのか思い出した。
同時に人間の可能性も思い出し、勇者達を信じる事に決める。
ボッチとのやり取りは純粋に楽しんでおり、感覚としては目の離せない弟分の面倒を見ているようなもの。
だからボッチの前では知ったかぶりなどの見栄もはる。
尚、フィーデルクスの事は地球の女神である為にあまり知らない。
ボッチに語るのは主に本の知識。ボッチの為に速攻で詰め込んでいる。
ボッチの前から姿を消している時、やっているのはこの下調べと他の勇者の様子見である。
救世に苦悩する女神であったが、ボッチが初代魔王を倒した事もあり、世話焼きお姉さん気質の女神へと変化してきている。
辛口に思える言動も多いが、それは基本的にボッチが異常なだけである。正の女神なので嘘を気遣う以外で極力言わない為にそうなっている。
次話は閑話の人物の紹介を投稿したいと思います。
簡単な用語解説も入れる予定です。




