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デート
放課後。
洋子の姿をした素子とウィンドウショッピング。
ところで、と俺は考えた。
俺は洋子と付き合っているののだろうか?素子と付き合っているのだろうか?
いや、それ以上に、…俺は洋子が好きなのか?素子が好きなのか?
…まあ、いいか。
ベンチ。
「ねえ?」
「なあに?」
「洋子と素子とどっち好き?見かけ」
えっ?
何て答えるかより、俺は本当に疑問にぶち当たった。
見かけ、どっちがすきなんだろう?
「そんなこと、どうでもいいよね」
洋子が言った。
「今日が楽しければ」
俺たちは、長いキスをした。




