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告白
というわけで、俺は毎日、デートの相手を選ぶことになった。
今日の相手は洋子。
俺は、洋子の美貌に魅せられているのを感ずかれないよう、相手が均等になるように気をつけていた。
「あーっ、これ。かわいい」
小物を手にとって、洋子が笑った。
本当に、美しい…。
俺は、素子より、洋子のことが好きになったのかもしれない。だが、洋子の中身は素子なのだ。
俺が好きなのは、一体、誰なんだ?
素子?洋子?
もう、我慢できなくなっていた。俺は洋子の美貌の虜だ。言うべきなんだ。
「なあ、洋子」
「何?」
「俺、素子より洋子の方が好きだ…」
俺はついに言った!
「あ、そう。それよりアイス、食べたいな~」
洋子があたりのアイス店を探しはじめた。
俺は、一人、取り残された…。




