15/37
素子が変わる
気がつくと、まだあの薄暗い空間にいた。
「ねえ?」
そこに、同じくらいの年の女性がいた。すごい美人、モデルのような体型、パーフェクトな女性…。
「君は誰?」
「素子…」
?。どういうこと?
「私、あなたに気に行ってもらえるように姿を変えたの。どう?」
「そりゃ、キレイだとは思うけど…」
でも、僕は素子の、もうちょっとノーマルな美しさが好きだった。
「僕は前の素子の方がいいな」
美人が狼狽した。
「そんなこと言わないで。私はもうこの女性になってるの。あなたがこの女性を拒絶したら、私が消えちゃう!」
宇宙が振動し始めた。物凄い嵐。
素子が見えない。
「素子―っ!どこだーっ!」
僕は気を失った。




