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素子様の世界
何故か、次の日は、何でもなくやってきた。
何でもない、日常の光景…
「で、今日は何して遊ぶ?」
向こうの世界の素子が言った。数いる素子の中で、彼女が一番明るい。今日は明るい気分でいたかったんだそうだ。
世界の崩壊。素子に起きた宇宙形態の混線は、宇宙自体に影響を与えたという。今や、素子が宇宙をコントロールしているんだそうだ。
「その気になったら、人や国の一つくらい、簡単に消せるよ」と素子は言った。まあ、俺はどーでもいーけど。
俺が消されるんじゃなければ…
「キスしよ!抱きしめて!」
素子が言った。
言うこと聞いとかなきゃヤバいかな?とか、冗談で、半分本気で思いながら、俺は素子に言われたとおりにした。




