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現実世界にステータスが現れたので、何が何でも最強を目指します  作者: 黄昏時


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第62話 間違い?

 変化は……無いな。

 俺は聞こえた音に周囲を見渡すが、これと言った変化は無い。

 とはいえ、♧の記号が刻印された蓮の葉は先程から光り続けている。

 それに何かが開くような音が聞こえたことから間違っては無いと思うんだが……

 

「……!!」


 そう思っていると、突然周囲を包囲するように無数の気配が出現する。

 罠。

 咄嗟にそんな言葉が頭をよぎる。


 それにしては余りにもそれっぽい演出だった気がする。

 どちらにしても今は魔物を先に処理するべきだろう。

 俺は自身にそう言い聞かせながら指輪から剣を二本取り出す。


 俺を包囲するよに出現した魔物達は数体がその場にとどまり、他は俺に向かって一直線に近づいてくる。

 そして目視できる位置まで近づいてくれた魔物はダンジョンの外に出てきていたデカいトカゲとリザードマンの二種類の魔物だった。


 ただぱっと見リザードマンは数体でほとんどがデカいトカゲだ。

 罠という可能性もあるが、ギミックという観点から考えると出てきたこいつ等を殲滅することで次の道が開くという可能性もある。


 正直無視しても良いのかもしれないが、そうじゃなかった場合が面倒だ。

 俺はそう思いながら近づいてくるトカゲとの距離を一気に詰める。

 そして[魔力操作]と[属性付与]で剣に魔力と[風魔法]を付与しながら、トカゲに向かって地面ギリギリを這うようにして振り上げる。


 振り上げられた剣は何の抵抗感も無くトカゲを切り裂き、体の中程までを真っ二つに切断する。

 しかしながら魔物もそんな俺を無視してくれるはずもなく、俺に向かってカエルのモノと思われる舌やリザードマンの魔法と思われる水の玉が飛んでくる。


 俺はそれに対して地面に多少足を取られながらも即座に軽く後ろに飛び退き、攻撃を回避する。

 やはりこの地面だと若干足を取られて動きづらいな。


 俺はそう思いながら俺に向かって振り下ろされる湾刀を左手に持つ剣で受け止める。

 そしてそこから右手に持つ剣にMPを消費して更に魔力を込め、右方向から近づいてきているトカゲに向かって投げる。


 投げられた剣はトカゲに接触する直前突如として空中で向きを変え、縦向きで持ち手が上になる。

 そのまま吸い込まれるようにトカゲの口先に当たり、速度を落とすことなく尻尾から抜けトカゲを真っ二つに両断する。

 ただ俺はそれを確認することなく右手に持つ盾で殴ろうとしてきているリザードマンの湾刀を力尽くで払いのける。

 

「ギギ!」


 そして続けざまに体の向きを変え体勢を崩しているリザードマンの右足を払う。

 そうすれば直前に盾で俺を殴ろうとしていたのもあり、重心の乗っていた右足を払われたことによってリザードマンはその場に崩れるように倒れこむ。


 倒れこんだリザードマンに向かって俺は左手に持つ剣を突き刺す。

 けれどその攻撃は予想通り甲高い音と主に弾かれる。


「ロックスピア」


 しかしながら俺はそれに対して笑みを浮かべながらそう呟く。

 直後リザードマンの腹を鋭利な槍先のような岩が突き破る。

 それに対してリザードマンは血を吹き出しながら、同時に体を覆っていた魔力が消失する。


 俺はその瞬間を逃さず即座にリザードマンの首めがけて剣を振り抜き、首を切り落とす。

 俺はそのまま警戒を緩めることなく周囲へと視線をやる。

 リザードマンがあっけなく倒されたことで周囲の魔物達は俺への警戒心を上げたのか、突っ込んでくるのを止めその場に足を止め様子を見ている感じだ。


 恐怖を感じるだけの感情はあるみたいだな。

 俺はそう思いながら投げた剣にチラッと視線をやる。

 投げられた剣はデカいトカゲを両断した後、そのまま空中で動くことなく止まっていた。


 今の俺ではこの戦い方を最大限使うのは難しい。

 そう率直に思ってしまった。

 理由は至って簡単で、戦いながら操作するのが難しいというシンプルな理由だ。


 まだ目視できる場所ならいいのだが、今みたいに見えない場所で尚且つ戦いながらとなると[魔力感知]で剣の位置を把握しながら[魔力操作]で操ることになるのだが、相手の攻撃に対応しながらそれをやるには今の俺ではキャパオーバーなのだ。


 これを最大限活用するためには練習が必要だ。

 とはいえ練習したからといって最大限活用できるようになるかはわからないがな……


 俺はそう思いながら左手に持つ剣にも同様に魔力を追加で込め、左に投げる。

 それに数的にも二つが限界だな……

 これ以上を扱おうと思えば[魔力操作]のレベルを上げる必要があるだろう。


 とりあえず今後の課題を考えるのは後にして、今は及び腰になって近づいてこないアイツ等の数を[魔力操作]で操る二本の剣で削り、リザードマンと視覚的には見えないカエルだけにするべきだろうな。

 そうすれば扱にも慣れれて数も減らせて一石二鳥だ。


≪何アレ? 剣が浮いてる……ていうか勝手に動いて切ってたよね?≫

≪本当に何なのこの人……見る度に新しい事してるんだけど……≫

≪えっ? 俺だけかな? 原理が全くわからないんだけど?≫

≪大丈夫だ。お前だけじゃないから≫

≪もしかしてこんなことが出来るようにならないと今後ダメなのか?≫

≪☆狐さんを参考にするのは辞めた方が良いぞ。参考にならんから≫


 そんなコメントが流れる中、俺はそれを無視して剣を操りながら魔物からの攻撃の回避に専念する。

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