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現実世界にステータスが現れたので、何が何でも最強を目指します  作者: 黄昏時


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第48話 投げ銭と戦い方の変化

≪待ってました!!≫

≪全然ちょっとじゃなかったじゃん!≫

≪狐さんの中では1時間以上はちょっとなんだ……≫

≪てかなんか場所変わってるくないか?≫

≪配信閉じて一体何やってたんですか? ダンジョンからは出てないみたいですし≫


 俺が配信を再開すると同時に、そんなコメントが流れる。

 あれから色々と検証していた結果、予想より遥かに時間がかかってしまったのだ。

 俺の中では正直もう少し早く終わると思ってたんだけど、新たに獲得したスキルがあまりにも汎用性が高かったのだ。


「少し休憩してました」


≪休憩?≫

≪休んでたにしては長くない?≫

≪仮眠してたレベルだろ≫



「ファン第一号・ウォータジェット」さんから一万円が送られました


「撃破おめでとうございます。これで美味しいものでも食べてください! 応援してます」



 と俺の言葉にそんなコメントが流れる中突然ウィンドウが表れたかと思うと、思いもよらないそんな言葉が記載されていた。


≪嘘だろ!!≫

≪やられた……≫

≪配信に集中しすぎて送るの忘れてた……≫


 そんなコメント共に始まったのは投げ銭ラッシュだった。

 次々に送られてくるお金に俺は若干動揺する。

 何でこんなに送られてくるんだよ!


「ちょ! 皆さん!! コメントが……」


 無数に出てくるウィンドウ。

 多すぎて視界が……

 だから配信設定の中に投げ銭に関する機能があったのかよ!


 俺には無縁だと思って全く設定してなかった。

 これがもし仮に戦闘中だったらと思うとゾッとするな……

 ていうかコレいつまで続くんだよ!!


ーーー


「皆さん本当にありがとうございます」


 結局完全に落ち着いたのは数分してからだった。

 勿論既に設定で表示される数を3つまでに制限し、更に戦闘中は表示されない様にしてある。


≪☆気にするな!≫

≪☆こっちは楽しく見させてもらってるし、送りたくて送ったから大丈夫≫

≪☆ここまでの攻略をタダで見せてもらうわけ無いだろ?≫


 俺の言葉にそんな感じでコメントが流れる。

 因みに俺に対してお金を送ってくれた人のコメントにはどうやら☆が付くようで、そこを軽くタッチすれば投げ銭の際に設定された名前が表示されるようだ。


 にしても配信らしい配信をしてないのにこんなにお金を送ってもらったら、流石に何か返せるなら返したいと思ってしまう。

 そう思っていると不意に少し離れたところに複数体何かが居る気配を感じとる。


「……こんなに皆さんにお金を頂いたので少し面白いものをお見せします」


 俺はそう言いながら気配を感じとった方向へと歩き出す。

 少しぐらいなら見せても大丈夫だろう。

 いずれボスと戦うってなったら使う事にはなるだろうしな。

 それに俺も試したことを実戦で使ってみたい。


≪☆何々気になる≫

≪☆確かに!≫

≪☆てか何気に狐さんが私達の為に何かしてくれるの初めてじゃない?≫

≪送ってない俺達も見ていいのだろうか……≫

≪ダメなら配信設定で投げ銭を送った人だけ視聴できるように設定できるから大丈夫だろ≫


 そんなコメントが流れる中、俺は目標の標的のもとに辿り着く。

 そこに居たのは何と先程戦った岩人形。

 しかもその数三体。


≪☆は!! さっき戦ってた奴が何でこんなに居るの!!≫

≪☆アレ中ボスじゃなくて本当に資格の証明だったって事? この先に進めるかどうかの≫

≪さっきの奴との戦いで弱点はわかってるから大丈夫だろうけど、流石にこの先ずっと戦いながら進むってなるとかなり辛いな。MPが持つかどうかがここからの勝負だな≫


 そんなコメントが流れる中、俺は左手に持つライトシールドと右手のハルバードを指輪に仕舞う。


≪やっぱり最初から魔法で攻める感じか≫

≪☆MPには気を付けてね≫

≪☆でも面白いものって何だったんだろう? こいつらがここから普通に出てくるって事だったのかな?≫


 そんなコメントに俺は軽く笑みを浮かべながら軽くその場で数回ジャンプし、その後岩人形達との距離を一気に詰める。


≪☆え!! 何で距離をつめるの!≫

≪遠距離から魔法で倒すんじゃないのか?≫


 俺から見て一番手前に居た岩人形が俺の接近に気付くが、俺は気付かれたことを気にせず更に速度を上げ距離をつめ、一瞬で岩人形の傍まで接近する。

 そして俺は足に力を込め力を()()しながら岩人形の腹めがけて回し蹴りを入れる。


 すると蹴られた岩人形は衝撃で体を曲げながら俺の方に顔を向けたかと思うと、直後背中が爆発し逆方向に体を曲げる。


≪☆!!≫

≪は! 何だ今の爆発みたいなの!!≫

≪おいおい!! 何やったんだ!≫


 そんな感じで凄まじい速度でコメントが加速し始めたが俺は気にせず、足に引っかかる岩人形を体を回して別の岩人形に向かって飛ばす。

 そして残る別の岩人形に向かって距離を詰める。


 俺に距離を詰められた岩人形は即座に両手を広げ地面に向ける。

 そうすれば手元に砂のようなものが集まり始めた。

 その手はもう一度見てる。


 武器が準備できるのを待ってやる必要なんてないんだよ。

 俺はそう思いながら半分ほど剣が出来ている岩人形の懐に入り、両手を手刀のようにして力を()()()()()全力で振り下ろす。


 そうすれば岩人形の両肩部分はまるで鋭利な刃物で切られたかのように切断される。

 そして続けざまに岩人形の顔面に向かって蹴りを入れる。

 すると最初に蹴られた岩人形のように蹴られた場所の後ろが爆発する。


 ただ俺はそこで攻撃を辞めず、体勢を戻して岩人形の腹に複数回正拳突きを喰らわせる。

 岩人形は正拳突きを喰らえば同じだけ背中が爆発し、やがてその場に力なく崩れ落ちた。


≪☆えっ!! えっ!! 何が起きてるの!!≫

≪いや! わからん!! 何してんだ一体!!≫

≪配信止めてる間に何があったんだよ! 戦い方変わり過ぎだろ!!≫


 俺はそれを一瞥してすぐさまぶつかって体勢を崩していた二体の岩人形の方へと向かう。

 二体は体勢を崩してはいたものの既に武器を創り出しており、それぞれ体を向かい合わせながら右と左に持つ剣を接近する俺に向かって突き付けてくる。


 それに対して俺は姿勢を低くして回避しながら、突き付けられた腕の肘辺りを下から突き上げる。

 そうすれば同じように殴られた逆側が爆破し、岩人形の肘から先が剣を持ったままその場に落ち砂のように消える。


 俺はそれに構わず突き上げた拳をすぐさま戻し、最初に蹴りを入れた左側の岩人形に向かって右手で顔に向かってパンチを入れる。

 そうすれば拳が入った直後に後頭部が爆発し、岩人形は力なくその場に力なく崩れ落ちた。


 残るは後一体。

 そう思ったと同時に岩人形から振り下ろされた剣をギリギリの所で避け、そしてそのまま岩人形の顎にアッパーを入れる。


 そうすれば岩人形の体が一瞬宙に浮き、そして爆発で下に押し戻される。

 それに合わせて腹部に回し蹴りを入れながらそのまま地面に叩きつける。

 地面に叩きつけられた岩人形はピクリとも動くことなく、そのまま力尽きる。


「ふぅー……どうでしたか?」


≪☆おま、え、はぁ!?≫

≪どうでしたかじゃねぇよ! 何だよその戦い方!≫

≪☆配信止めてた一瞬でこんなに強くなることってある?≫

≪☆魔法でゴリ押してたのがなんだよコレ……圧勝してるじゃん≫


「先に言っておくと詳細については話さないので、聞くのは辞めといたほうがいいです」


≪☆いや、むっちゃ気になるんだけど!!≫

≪いやいや、格闘家にでも転職したのかってぐらい戦い方変わってたぞ! 気にならん方が無理だろ!≫

≪見せといてそれは無いぜ……。気になって夜しか寝れないじゃんか≫


 そんな感じで凄まじい速度でコメントが加速する。

 うん。

 戦いの感触はかなり良かったな。


 俺が今回使ったのは[魔力操作]と[魔力放出]だけだ。

 速度と威力を上げるため足と腕を魔力で強化しながら、攻撃が当たった瞬間に魔力を浸透させるように流し、直後に爆発的に放出する。


 そうすれば少し遅れて魔力が放出され、爆発したかのような衝撃を生み出した。

 元々岩人形は保有する魔力を削ってやれば勝てるのだから、態々魔法を発動せずに直接魔力をぶつければ簡単に勝てると考えたのだが、それは予想通りの結果だった。


 応用の幅もかなり広そうだし、マジで新たに手に入ったスキルが良すぎる。

 俺はそんな事を思いながら、思わず笑みがこぼれる。

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