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現実世界にステータスが現れたので、何が何でも最強を目指します  作者: 黄昏時


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第45話 中ボス

≪やっぱりこれぐらいの魔物だと相手にならない感じだ……≫


 俺はそんなコメントを横目に、ドロップアイテムを拾う。

 あれから岩亀を相手しながらひたすらに岩山を登っている。

 かなりの高さまで登ってきたので空気自体も薄くなってきているのだが、ハルバードの扱にも慣れてきたのでまだ余裕だ。


 因みに岩亀がドロップした今までのアイテムはこんな感じだ。



[魔石 (ソルクル)]


 ソルクルがドロップした魔石。

 ソルクルの魔力が残っており、何らかの形で活用できる……かもしれない。




魔岩(まがん)


 ソルクルの魔力が浸透した岩。

 一般的な鉄と同等の強度を誇り、魔力を流せばそれに反応して更なる硬さになる。




[魔・鉄鉱石]


 魔物の魔力に長年さらされ変質した鉄鉱石。

 魔力の通りがよく、魔力を通すと強度が増す効果を備えている。



 という感じだ。

 フレーバーテキスト内容からわかるように、どうやら岩亀はソルクルという魔物らしい。


 そして奴が落とす魔石はピンポン玉ぐらいの大きさの茶色っぽい玉であり、恐らく茶色っぽいのがソルクルの魔力なんだろう。

 で、残りの二つ。


 今も[魔岩]と[魔・鉄鉱石]を落としたのだが、正直俺にはフレーバーテキストを確認しなければ違いが判らない。

 ただこれは鍛冶師等の生産職からすると喉から手が出る程欲しい代物なのではないだろうか?


 何せ今までには無かった新たな鉱物だと言っても過言じゃないからな。


≪にしても本当に便利だなそれ≫

≪確かに、ここまでにかなりの数の魔物を倒してドロップアイテムもかなりあるけど、全部拾えてそうな感じだよね≫


 コメントでそう言われながら、俺は拾ったアイテムを指輪に仕舞っていく。

 気付かれてるならこういった事が出来るのは知られてるので、開き直ってドロップアイテムは全て拾い仕舞っている。


≪マジでどうやって手に入れたか気になる≫

≪それに関してはずっと質問してる奴いたけど、狐さんが答えないって宣言したから無理だろ≫


 ただこうやって仕舞っているとどうやってその能力? を手に入れたかという質問がやたら多かったので、それに関しては俺からこれ以上何かを説明するつもりは無いと宣言した。


 人狼のダンジョンで軽く説明したのは視聴者に対してではなく、水野達パーティーメンバーに対してだったしな。

 とはいえ説明したといっても本当に重要な部分は言っていない。


 見てれば自然と予想できる事だけだ。

 帰属型のアイテムである事やステータスを隠蔽出来る事までは言っていないし、予想すらできないだろう。


「……回収も終わったので、そろそろ進みます」


≪は~い≫

≪お疲れ≫

≪ちょっと気になったんだけど、かなり登ってる感じだけど寒くなってたり空気が薄くなってたりするの?≫


「寒さに関しては特に感じません。空気に関しても同様で今のところ息苦しさ等はありません」


≪一応頭痛や吐き気とかが出てきたら下りるのをお勧めします。高山病の可能性がありますので≫


「わかりました。ありがとうございます」


 俺はコメントにそう返しながら、軽い足取りで岩山を進む。

 確かに高さも高さだから俺もそう言ったことは気にしてはいた。

 ただ全くと言っていいほどそう言った症状が出ていないのだ。


 ステータスが上がった影響なのか……

 あるいは他に何らかの要因があるのかはわからないが、今はとりあえずこの岩山を登ることに集中している。


ーーーーー


「コレヨリサキ……ススミタケレバ……ワタシヲタオシテカラ」


 更に岩山を登る事数十分。

 開けた場所に出たかと思うと、突然片言なそんな声が聞こえてきた。

 声の主は開けた場所の中心にたたずむ、人型の存在。


≪喋ったぁぁぁぁぁ!≫

≪え? 兵馬俑?≫

≪見た目はそんな感じだけど違うだろ絶対≫

≪漂う猛者感≫

≪いや、狐さんにとってはかませ犬だろ≫


 そんな感じで先程までとはまるで違う敵の登場にコメント欄が加速する。


「ヒキカエスナラ……ミノガス」

「……」


 俺はその言葉に返答することなく一気に距離を詰め、ハルバードを全力で振り首を斬り飛ばす。


≪うわ……容赦ねぇ≫

≪でも普通こうするくね? 態々相手の準備を待つ必要も無いだろ。どうせ倒して進むんだし≫

≪にしても雰囲気のわりに弱い相手だったな≫


 コメント欄がまるで戦いが終わったかのような雰囲気に包まれる中、俺は首から上が飛んだ人型の存在を見つめる。

 すると突然まるで正拳突きのように、右足を一歩前に出し俺に対して右手で突きを放ってきた。


 俺はその突きを左手に持つライトシールドで受け止める。

 やはりまだ倒せてないよな。

 何せ全身から魔力を感じるからな、この岩人形。


 俺がそんな事を思っていると次は一歩前に出した右足を戻し、左足で俺の顔めがけて蹴りを放ってきた。

 俺はその蹴りを頭の位置をずらし、最小限の動きで回避する。


 だが直後に足から俺の頭に向かってくる魔力を感じ、咄嗟に距離をとる。

 そして先程まで俺が立っていた場所を見れば、岩人形の足からちょうど俺の頭のあった位置に向かって鋭い刃物のようなものが伸びていた。


 それと同時に、切り落とした頭も何故か徐々に元に戻り始めている。

 なるほど。

 自在に自分の体の形を変えて再生もすると……


 正直魔力は多少感じるが倒し方がわからないのが面倒だ。

 ただまぁ、攻撃し続ければ何らかの糸口が見えてくるだろう。


「コレヨリサキ……シカクナキモノ……トオサナイ」


≪え?≫

≪なんか足から鋭利な刃物みたいなのが突然生えた? しかも切り落としたはずの頭も再生してるし……≫

≪ゲームとかにはこういう敵よく居たけど、実際に遭遇した場合どうやって倒すんだ?≫

≪いや、というか皆流してるけど何であの足から突然出てきた刃物みたいなの避けれたんだ? 予備動作とか一切なかっただろ?≫

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