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陰キャな僕と陽キャな彼女  作者: 春夏 秋冬
2/2

脳内会議

同じテーブルに座った彼女に、僕は目を奪われていた。

こんな事は初めてで、でもこの感情が何かはわかってて。

いつもなら、最初から諦めていたんだろう。でも今回はどうしても、諦めたくない。

その気持ちが僕はを突き動かす。


「あはは・・・」

「でねでね・・・」

そう上手くはいかなかった・・・

会話に入ることができない!そもそも入る必要がない、だってただの相席だもの。

でも!でも!でも!彼女とお近づきに・・・いや!デートがしたい!

したことないけど・・・

どうすればいい?誘うしかない・・・どうやって!?

そもそも俺がいきなり話しかける、それだけで引かれてしまいそうだ・・・

あの!僕と、デートして戴けませんか!そう言葉にすれば、良くも悪くも結果はでる。

でも怖い・・・引かれるかなぁ・・・


などど、脳内会議を行う。

しかし人が周りにいる、この状況に不慣れな僕の脳内会議は、会議室の外に音漏れしていたようで。

「わぁ~先輩大胆~、そういうの慣れてなさそうな陰キャぽいのに」

「楓!失礼なこと言わない!」

「へ?僕何か・・・」

「美緒をデートに誘ってましたよね?」

「!!」

なぜだ!漏れていたのか!!俺の脳内会議室はどうなってるんだ!

「あの、先輩。」

「は、はい・・・」

「いつもこんな風に女の子誘ってるんですか?」

「そ、そ、そ、そんなkgふぉいあhぢ」

「嚙みすぎですw」

「す、すいません・・・」

「いいですよ」

「何がですか?」

「いや、デートです。」

「!!!」「」

「いつにしますか?」

「遠坂美緒さんのご都合の良い日があれば・・・」

「フルネームw、明日の土曜日なんかどうですか?夕方までなら時間あります。」

「は!はい!おおぉぉおぉ願いしますうぅぅうぅ。」

「慌てすぎwなんか可愛いですw」

「い、いや、遠坂美緒さんが世界一可愛いですよ。」

「へ・・・」


また漏れたよ、僕の脳内で思った事が口から勝手に出るんですけど。

引かれたよこれ、間違いない、せっかく約束出来たのになぁ・・・こんなことなら・・・

俯きながら猛烈な後悔に襲われた。

恐る恐る視線を上げる、するとそこにいた美緒さんは真っ赤に染まる頬を両手で抑え、こちらを見つめていた。


「やっぱり、慣れてます?」

「い、いえ、慣れてなんか・・・」

「そうだよ美緒、どう考えてもこの先輩は童・・・」

「楓ちゃん?」

「ごめんなさい・・・」


僕らはその後、連絡先を交換し、午後の講義に向かった。

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