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陰キャな僕と陽キャな彼女  作者: 春夏 秋冬
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天使との出会い

また新しい春を迎え、大学生活も残り半分になった。

高校までいた地元を離れ、一人暮らしをしながら大学に通う。

友達もろくに出来ず、ただ毎日を淡々と過ごす僕の前に、天使が現れたんだ。

実際は新入生だけど、僕には天使に見えたんだ。


ある日、学食で昼食を取りながら午後の講義まで時間を潰す。いつも通りの日々だ。

昼時なので賑わう食堂の隅っこのテーブル、僕のお気に入りの場所だ。

ここはあまり目につかない場所だから、相席率が凄く低い。まぁ見た目ガチ陰キャの俺と相席を望む人もいないんだけどね。さっきも女の子たちが「あそこ空いて・・・あ、あっち空きそう~」なんてわざわざ僕のテーブルを避けてたしね。まったくもって寂しかったり、悲しいという事は無い。断じてない。うん。


しかし、その日はいつもと違うことが起きた。

「すいません、ここ空いてますか?」

「!!」

まさか、相席を求められた!

僕は顔を見上げる、そこには天使が微笑んでいた。


「あの~」

少し困り顔で僕を見る天使。

「・・・・・」

僕はただずっと天使を見つめていた。

「いや、何黙ってんすか!」

と、天使の隣にいた従者が僕の肩を叩く。

「は!あ、空いてます!どうぞ!どうぞ!」

「ふふ、ありがとうございます。楓がすいません。楓、肩を叩くなんて失礼だよ。」

「だって、この人、反応しないんだもん。美緒の事、見つめるばっかでさ。」

「急に話しかけたからビックリさせちゃっただけだよ。あ、私たち一年生です、私が遠坂美緒で、こっちは原口楓です。」

「ぼ、僕は、〇△◇bfんkなおいえg、う、ふん!に、二年生の西野です。」

「笑、先輩嚙みすぎですw」

「す、すいません・・・」

「じゃあ相席失礼します。」

「おじゃましまーす!」

「は、はい!」


天使との出会いはこんな感じでグダグダの自己嫌悪祭りでした。


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