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捨てられた転生幼女は無自重無双する  作者: 紅 蓮也
本編

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第89話 カイル兄様を説得①

 話も終わったので、私と王妃殿下はギルドをあとにし、カイル兄様から許可をもらうためにアリステラ公爵邸に戻っている最中だ。


「アイリスちゃん。まずは、マーガレットに会いましょう」


 マーガレット義姉様を味方につけて、カイル兄様から許可をもらえるように協力してもらうのですね。

 しかし、気になることがある。


「マーガレット義姉様がいれば、カイル兄様から許可がもらえるとは、どういうことなんですか?

 マーガレット義姉様は、カイル兄様の弱みでも握っているのですか?」


 もしそうなら、是非とも私にも教えて欲しい。

 何かするのにカイル兄様に許可をもらうのは面倒なのだ。


 私は、自分のやりたいようにしたい。

 他者を害そうというわけではないのだから、自由させて欲しいのだ。


「マーガレットがカイルの弱みを握っているってことはないわね。

 ただ単に相性の問題よ。誰に似たのか……マーガレットは、突っ走っちゃうタイプなのよ。

 だからこうと決めたら曲げないから、味方してくれれば、カイルの説得は簡単よ」


 突っ走っちゃう感じなのは、絶対に王妃殿下から遺伝ですよ。


 そんなことを話しながら歩いていると屋敷に到着したので、マーガレット義姉様のところに一目散に向かった。


「「マーガレット(義姉様)。よろしいかしら(でしょうか)」」


「!!」


 いきなり私たちから詰め寄られたマーガレット義姉様は、あまりの圧の強さに押されぎみだが、私たちは、そんなことを気にしてはいられない。


 例え、自分がダンジョンに潜りたいという欲求を満たす為だけだったとしても。


「話を聞きますから、二人とも落ち着いてください。

 そんなに詰め寄られては、話ができませんからまずは、落ち着きましょう」


「「そうね(ですね)」」


 一先ず、落ち着いて三人は、ソファーに腰掛けた。


「それで私にお話とは何でしょうか?」


「魔の森にダンジョンができたらしいことは、知っているわね」


「はい。カイル様からお聞きしました」


「「私たちは、ダンジョンに潜りたいの(です)、カイル(兄様)を説得するのに協力して頂戴(ください)」」


「やはりダンジョンのことでしたか。カイル様から執務室に二人に来てもらうようにと言われております。

 ギルドに行った二人がギルマスから話を聞いて、興味を持つだろうからと」


 クソ!!先読みされた。許可はもらえないか……それとも先読みできたのだから許可してくれるか……

 私は、カイル兄様がどう判断しているのか先読みできない。

 可能性が高いのは、許可しないだけどね。

 王妃殿下もいるわけだし……私一人なら何とかなるだろうに……マーガレット義姉様に協力してもらって王妃殿下に諦めてもらうのが得策か。


 私はそう考えながら、王妃殿下をじっと見ていた。


少しでも面白いと思って頂けましたら


ブックマークと下側の「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にして頂けると本当にありがたいです。


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何卒、よろしくお願いします!!

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