表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
捨てられた転生幼女は無自重無双する  作者: 紅 蓮也
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/114

第76話 ハルナさんの話

「これがファミーユの町ですか?見たことがない建物ばかりですね」


「懐かしな……レンガの家もあるけどあのマンションなんて……日本の……」


「ハルナ、なにか言いましたか?」


「いいえ。何でもないです。マーガレット様」


 ハルナさんは、間違いない転移者だね。

 スクラルド王国は、サクヤを召喚して以降は、召喚してないらしいから、他国が何か目的があって召喚したのかな?

 ハルナさんは、転移者ってこと隠している感じだねし、あの感じだとマーガレット義姉様もハルナさんが転移者だって知らないな。


「ハルナさん。ちょっとこっちに来てもらってもいいですか」


「はい。何でしょうか。アイリス様」


 私は、皆から少し離れた所にハルナさんを呼んで、隠しているみたいなので、防音結界を張った。

 これで、外から私たちの話している内容を聞かれることはない。


「ハルナさんは、日本からこの世界に召喚されてた転移者ですよね」


「!!」


 何も答えてくれないけど、驚いた顔をしていたし、間違いないね。


「安心してください。私は転移者ではないですが、ファミーユの町を見ていただいたので、わかるとは思いますが、私は、転生者です。

 あと、サクヤはハルナさんと同じ転移者ですよ。

 三百年以上前のこの世界に勇者として召喚されたそうです」



「そうなんですか。私は、今は無くなってしまいましたが、神聖プロイツ帝国というプロイツ教の教皇が元首の宗教国家に十年前に聖女として召喚されました。

 銀髪に紫と深紅のオッドアイの神と同じ容姿の者を召喚したかったらしいのですが、しかし私は黒髪黒目なので、ここで殺されるか、国外追放になるか選ばさせてやると言われて、国外追放になりました。

 そして、何やかんやありまして、マーガレットに拾っていただいたのです」


 ああ、この世界の神は、伝承では銀髪に紫と深紅のオッドアイらしいからね。

 黒髪と黒目だと神の反逆者って扱いされるらしいね。

 初代魔王は神に仕えていたけど、堕天して魔王になったらしいけど、元魔王であるルシフェルも黒髪、黒目だから、そう言うことなんだろうね。

 宗教国家だったら、酷い目にあうよね。もう無いらしいけど、何やらかしたのかな?


 しかし、銀髪に紫と深紅のオッドアイの人を召喚したかったって、繋がるのが私たちが元いた世界だけだったら、その容姿の人を召喚できる確率皆無だよ。


 地毛が銀髪か銀髪に染めた人が左右違うカラコンでもしてない限り居ないね。


「神聖プロイツ帝国って何で無くなったの?」


「神聖プロイツ帝国には、神の国と言っているのに世界で唯一銀髪に紫と深紅のオッドアイの者、銀髪の者、オッドアイの者が一度もない国でした」


 神の国とか名乗っていたのか。イタいな。

 宗教国家には、ありがちかもだけどさ。


「逆にスクラルド王国は、最も多くそういう容姿の者がいる国でしたので、スクラルド王国が神聖プロイツ帝国の民を拐っていて神々がお怒りだと神託降りたと言って、スクラルド王国に戦争をしかけ、あっさり滅ぼされました」


 スクラルド王国に滅ぼされたのか。

 その神託とやらも嘘だよ絶対に、戦争を起こす口実だね。


 聞いといて何だけど、よし話題を変えよう。


「今夜の夕食食べたいものとかある?何でもいいよ。日本食でもね」


「カレーが食べたいです」


「任せてください。屋敷の皆もカレーが好きなんですよ」


「こちらの世界でカレーを作ったのですか?でもお米がないですよね?」


「ありますよ足元に。それはライス草と言って、どこにでも生えている草なのですが、日本で言うところのお米です」


「白いご飯が食べられるの?」


「はい。食べられますよ」


 これ以上話していると、疑問に思われるといけないので、結界を解除して、マーガレット義姉様たちの元に戻った。


少しでも面白いと思って頂けましたら


ブックマークと下側の「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にして頂けると本当にありがたいです。


皆様の応援が励みになります!


何卒、よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ