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捨てられた転生幼女は無自重無双する  作者: 紅 蓮也
本編

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第40話 アイリス、魔国に行く

「これからは、ここがまたアリステラ公爵邸になるんですね」


「そうだな。まだ整備されていないから、栄えていなし、町並みは領都には劣るが、今後は王都より立派になってしまうだろうな……」


 カイル兄様、ファミーユを王都より立派な町並みにし栄えさせたいのですね。


 住民たちが住みやすく、幸せな気持ちで暮らしてくれれば嬉しいので、私も頑張って協力しますよ。


「カイル兄様、頑張りましょうね」


 そう言って私は、拳を握りしめた。


「アイリスは、頑張りすぎなくてもいいからな」


「はい。無理しない程度に頑張ります」


 カイルが何を言いたいのか全くわかっていないアイリスであった。


「ルシフェル、魔国は国じゃなくなるの?」



「そうだな。広大な土地があり、森など自然豊かで、魔獣は多くいるのだが、魔素が高すぎて、野菜や果物など作物が育たぬから、住みにくいのだ。

 だから、魔族もいなくなるし、住むのに適さぬから国として残しておく意味がないからな」



「ああ、毎日お肉ばかりじゃ飽きちゃうもんね」


「そうだ。だから我は、人族と友好関係を築き野菜を輸入しようと考えていたし、過激派の連中は、自分達のものにするため侵略しようとしていたわけだ」


「ルシフェルの考えが平和的で、正しいやり方だね」


「だろう。それにファミーユの町の暮しを知ってしまうと、魔国での暮しは不便ばかりだからな」


 自分達の国では、育ちが悪く野菜が欲しいなら、取引するのが正しいよね。


 魔国にしかいない魔獣や魔物。

 更にいい武器や防具の素材になる魔物は、魔国にしか存在しないのだから、いくらでも取引成立すると思うんだよね。


 ファミーユの町をほめられると嬉しいね。

 まだ全てが終わってはいないけど色々、やった甲斐があるよ。


「あと私も魔国に行ってみたいんだけど一緒に連れていってなくれないかな?」


「カイルからの許可が出れば構わないぞ」


 私の魔国行きには、大きな壁が立ちはだかった。


 カイル兄様は、アリステラ公爵家当主となったので、今までみたいに気安く出掛けることはできなくなった。


 そうなると、私が魔国に行くのは、かなり難しい。

 カイル兄様を説得できるかがカギになるね。


「カイル兄様、魔国に行っていいでしょうか?」


「いいぞ。スノーやグレンも連れていくのならな」


 勿論、連れていくよ。

 広大な土地に自然豊かだからスノーは走り回ったりできるだろうしね。


 グレンは、どこでも自由に空を飛べるから、魔国でなにかリフレッシュできること見つけられたらいいな。


 そういえば、収穫祭の時の失敗以降、料理に興味をもったみたいだ。


 火魔法の調節でどのくらいが一番美味しくなるかとか料理の研究をしだしたんだよね。


 最近は、薫製に凝っているらしい。

 この世界にはないし、私も教えてないのにどこで覚えたんだろう……謎だ。


 だから、魔国の大自然の中で、一緒に料理してもいかもね。


 魔国は、野菜や果物など作物がないから、米や野菜、果物をこちらから持っていこう。


 過激派の残党の説得にも役立つかもしれないしね。


「やった!!許可もらえたよ。ルシフェル、いつ頃行くの?」


「そんなに行きたかったのか。来週くらいだな」


「うん。どんなとこか気になったからね」


 そういえば、エルフの里は、もうなくなっちゃったけど、どんなとこだったんだろう……


 ドワーフ王国や獣人の里にもいつか行ってみたいな。


少しでも面白いと思って頂けましたら


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