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What this game for  作者: 五味
Tutorial
8/11

8

「それにしても多いわね。」


それから他の人もルールの公開を行った。結果、一番大きな数字で27。つまり最低でも、それだけ数が多いらしい。


他の人が公開したルール、鏡音さんが公開した


ルール4

『行われるセッションは、最大で8回である。』


古満さんが公開した


ルール19

『インターミッションは3時間与えられる。』


水之江さんが公開した


ルール24

『飲食が十分でなければ、次回セッション時にその割合に応じて、飢餓状態から開始される。』


今は僕がまだ公開していない一つを覗いて、全部で6個。僕は7個把握していることになる。


「困りましたねー。」

「そうですね。どれも重要ではありますが、ゲームのクリア条件が分からない。これは困りものです。」

「それに鏡音さんのルールですね。前の状態で、私は3時間以上動いた、そう考えられますから。」

「ええ、私の方も反応に時間がかかるものが有ったし、その程度は優に過ぎているわ。」

「えー。なんかこう、そう言った反応ってぱっと起こる物じゃないんですか。ほら、良く映画とかであるじゃないですか。」

「ごめんなさいね。説明してあげたいけど、ここでの話し合いが3時間だとしたら、先に必要な事を話しておきたいの。簡単にだけ言っておくと、時間のかかるものも多いし、時間をかける事で結果が変わる物があるのよ。」


そう、さっきまでの殺し合いが3時間以上だったのなら、今回、今こうしていられるのが3時間だけという事になる。だから色々と、多分何かを離さなきゃいけないんだろうけど。それを話すほどの情報がない。

少なくとも、僕には思いつかない。


「セッションが8回。もしもランダム性がない、既に獲得したものがのぞかれて、初期位置に必ず一つであるなら。」

「4回目にはすべて埋まりますが、それを待ちますか。」


そう話しが進むが、僕としては流石にそれには異論がある。


「あの。」

「なんですか。」

「皆さんは、脱出ゲームとかって、ご存知ですか。」


ここにいるのは見るからに年上、何となく僕もそんな言葉づかいになる。


「聞いたことないわね。」

「私も、そう言った物を遊ぶ都市でもありませんから。年の近そうな夢乃さんは。」

「私はゲームよりも体動かすほうが好きだし。」

「私も専らサバイバルゲームばかりですね。」


未だ名前を知らない男性にしても、知らない物であるらしい。


「その、謎解きが一つの目的、と言いますか。どこかに閉じ込められてて、こう、外に出るために色んな仕掛けや謎を解いて。」

「成程、そちらが主題であるなら。都合よく集まる、そう考えるのは危険ですか。」

「重複があるとしたら、27を上限とした場合0.2%くらいかしら。ちょっと試す気になれないわね。」


そうして鏡音さんがため息をつく。聞いただけで、どうやってそんな数字が出てきたのかもよく分からない。一応あれこれ数学で計算したことはあるが、どう計算式にすればいいのかも分からない。


「えっと、それってゲームとしてどうなんですか。」

「だからこそ、こうして試行回数が与えられて、話し合う機会もあるという事なのでしょうね。最低限の行動方針は欲しいわね。そうでなければ。」

「ええ、これに時間制限があるという事は。」

「あっちも無いと、そう考えるのはお気楽すぎでしょうね。」


どうしよう。言葉の意味は分かるけど、どうしてそうなるのかが良く分からない。夢乃さんも話についていけていない感じではあるけれど、正直彼女は興味がないだけ、そう見える。

今も鏡音さんと古満さんが色々と話しているのを、のんびりジュースを飲みながら聞いている。水之江さんは、所々で話に混ざっていっている。

そしてもう一人は、口を開きこそしないが、ただ集中して聞いてはいる、それはわかる。


「まぁ、手はそれしかないわね。」

「はい。」

「しかし、相応に広い場所です。聞いている限り活動開始までの時間差もあるように思えますし。」

「それについては、前回は気にしていなかったけど、今度は体感でも構わないから時間を気にするしかないでしょうね。なんにせよ、謎を解く以前に謎そのものを探さなければいけないし。」

「思えば、色々と操作用のコンソールがありましたが、時間表示が一般的にされる物にもされていませんでしたね。」

「それも分からないように、と言う事でしょうね。」


堂やらいろいろと話が進んでいるらしい。正直途中からは、何を話していたのか。聞いていたつもりだけど全く耳に入ってこなかった。なんというか、難しいし、理解しよう、そうしている間に既に次に進んでいる。

だけど、その3人で必要な確認が終わったのだろう。揃って口を止めて、改めて飲み物を飲んで、食事をしている。

ルールにあった飢餓状態、それがどの程度か分からないが、それを避けるためなんだろうけど。


「あ、お話終わりました。決まったことだけ教えてもらってもいいですか。」

「ええ、こちらばかりですみませんでした。とはいっても一先ずは、ルールの書かれたカード、この回収を目的としましょうというだけですね。先ほどと違って、こうして顔も併せました。いきなり切りつけてきたりなどは、無いでしょう。」

「いやー、それは分からないですよ。だって、私普段から人を斬りたいなんて考えていませんし。って、アレ。」


そして、そこまで話したところで、急に眠気に襲われる。周りを見れば、他の人もらしく、頭を抑えたり、振ったりしている。なんとなく、またあそこに。目を覚ませばいるのだろうなと、そんな事を思う。


ルール1

『参加者は5名である。』


僕が最初に手に入れたルール。この場には6人いた。じゃあ、ゲームに参加していない人は、一体誰だ。僕を殺した相手かと思っていたけれど。その人物もすぐに殺された。最後まで残った人か。

正直、まだ何もわからない。

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アルファポリス
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