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What this game for  作者: 五味
Tutorial
7/11

7

なんとはなしに、各々が簡単に料理の注文を済ませて、それぞれの前に現れたものに手を付ける。

確かにスコアという物が存在していて、それを使えば机からせりあがってくる。

他の人がいくつ持っているかは分からないけど、僕のスコアは1000と少し。料理の金額、いやスコアだけど、それはコンビニで買うのと同じくらい。水とおにぎりだけ買っても、正直結構な消費だ。

何も気にせずに買った夢乃さんは、かなりのスコアを持っているのか、それともまったく気にしなかったのか。

僕以外の人にしても似たようなもので。飲み物と、少しつまめるもの。それを頼んで口を付けている。

そうして少し時間を使えば、またいろいろと確認が始まる。


「ルールね。これ、どうしたら取得した扱いになるのかしら。」

「あ、なんと私も一つ確認できましたよ。さっき言ってたカード、でしたっけ。それ拾ってないんですけど。」

「最初から一人一つは、と言う事かしら。分からないことがとにかく多いわね。」



僕は二つ。なら追加で拾ったカード、それには意味があるんだろう。順番に殺された、その結果を考えれば、単に殺しただけで他の人が持ってるものは手に入らないみたいだけど。

いや、あの、まだ名前も知らない男は知っていて、彼女は違う、そうなのかもしれない。最初に持っている人を殺す。そうしなければ手に入らない、そう言った物かもしれない。


「あ、じゃあ、私のもってるルールを公開しますね。」


そう彼女が言った時、無機質な、合成音声みたいなものが部屋に響く。


『ルールの公開が宣言されました。宣言したプレイヤーは直ちにルールの公開をして下さい。』


急に流れた音声に、夢乃さんは慌てない。


「あ、こんな風に音声も流れるんですね。えっと、私のルールですね。」


そうして彼女が告げる。


ルール27

『ルール公開の宣言後、ルールを正確に口にしなかった場合、ゲームの攻略はその時点で失敗とみなす。』


そう彼女が言ったときに、隣に座る男性がひどく動揺する。そう、一応座って食事をしていたのに、勢い良く立ち上がるほどに。

そして、また機会音声がそのルールが正しい事を告げる。つまりゲーム、この良く分からないゲームは続くらしい。

そして、そんな事でもゲームの攻略は失敗となるらしい。

僕の持っているルール14、どうせさっき殺された、そして今生きている。その意味が分からない。本当に文字通り、その可能性もあるんだろうか。いや、それこそ僕よりも色々と考える事が得意そうな相手がいるんだから、任せてしまえばいいかもしれない。


「いやー、助かりましたよ。こんな長いの正確には覚えられなかったと思いますから。」


そうして、夢乃さんが楽しげに笑う。


「まぁ、そうね。失敗条件がそれで、ゲーム中に気にせず拾っていた。それを一字一句間違いなくというのは、難しいものね。」

「ええ、正直私も最初に拾って、ポケットに入れて以来確認していませんでしたからね。有難い事です。」

「そう、なら次は。」


そうして、次に誰かがルールを口にしようとするのを遮って、男性が声を荒げる。


「いや、俺がルールの公開をする。」


すると、またアナウンスが行われ、男性が叫ぶようにルールを伝える。


ルール16

『インターミッション中、参加者へ致命的な危害を加える事を禁止する。違反者が出た場合は速やかにゲームの攻略が中止される。』


「あら、あなた以外にそんな事をするとも思えないけど。」

「俺を斬り殺したクソガキが隣にいるんだぞ。安心できるかよ。話を聞いてりゃ、お前だって毒なんかいくらでも用意できる、そんな口ぶりだろうが。」

「流石に、今ここで手にはいる物で簡単に致死量と、そうするのは難しいわよ。明らかに異常な量、そう分かるものを摂取させなければいけないもの。」

「どうだか。俺らが知らない、それにつけ込むなんていくらでもやりようがあんだろうが。」

「それにしても、粗暴な振る舞いが目立っていましたが、他人に手を上げない、その理由が分かりました。」


ただと、水之江さんが続ける。


「そうなると、あなたはこのゲームが中止しないほうが良い。そう考えていることになりますが。」


そう、だとしたら、僕が手に入れたルール、それを彼も知っているのかもしれない。


「んな事はねーけどよ。でも変に終わったらどうなるか、それこそ分かったもんじゃねーだろ。こんな訳の分かんねー状態で。」

「まあ、一理あるわね。」

「あ、僕の見つけたルールが。えっと、公開します。」


そうして、話が進む前にと、誰かが試してもいいという前に一応そのルールを告げる。


ルール14

『ゲームの攻略に失敗した場合、参加者は全員死亡する。』


そう、中止、そうなってしまうと、皆死亡するらしい。ゲームが終わる、これを拾った時にはそんな事を考えていたが、僕は確かに一度殺されている。ゲームの中、夢の中みたいなものかもしれないけれど、それが現実にならない、その保証がない。


「それは、夢乃さん、よく最初にルールの公開をしてくれたわ。」

「うーん。死亡って言っても、ゲーム中に死んで、ここでこうしてますし。」

「二度とこうならない、その可能性もあるでしょう。生憎私は仕事があるの、死ぬ気はないわよ。こんな訳の分からないところで。」


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アルファポリス
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