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『NIRVANA、雑考』
『NIRVANA、雑考』
㈠
NIRVANAについて、述べておきたい。そもそもが、学生の頃、まだNIRVANAを知らなかった頃に、同級生に教えて貰って、知ったのであるが、それはもう、カートコバーンが死後の頃のことだった。その後、ベストアルバムが出て、You Know You’re RightのMVをテレビで見た、という経緯である。
㈡
何故、これほどまでに、NIRVANAが持ち上げられたのかは、当時分からなかったけれど、今思うと、ビジュアル、音楽性、そして、カートコバーンの自殺、という、様々な要因があって、NIRVANAの現象は頂点に、君臨したのだと、思っている。ユニークであり、リアリズムもあった。
㈢
カートコバーンの遺書をコピーして、部屋の壁に貼り付けていたり、伝記を買って、熟読したのも、覚えている。しかし、とにかく、音楽性は、強烈だった。叫びの様な音楽は、よくも悪くも、強烈に脳髄に響いた。よく読んでいた芥川や太宰が自殺していたこともあって、カートコバーンに自殺にも、関心を持ったものだ。