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第二話。放課後

キーン、コーン、カーン、コーン、ズダダタ


ズシュ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヨウ、メーンと


チャイムがなった。


なんか後半おかしくないか、ラップみたいになってるし、まあ、そんな些細な事は気にしないでおこう。多分。放送委員の人はラッパーなんだろう。


いや、それもおかしいか?ふむ。この学校が謎すぎる。教員はラッパー時々教師。なんか格好いいな。いや?ないな。うん。


と考えながら、家路に帰る準備をする。

そう今は放課後で後は帰るだけだ。


え?部活?そんなものは存在しない。いや、滅ぶべきだ。うむ。異論は認めない。絶対にだ。絶対。大事な事ので二回言いました。ごめんなさい。テヘペロ。


とと、そんな事より早く教室を出るか。


俺は急いでノートやら、教科書を無理やりカバンにつめこんで教室をでる。


一応俺は高校三年生なので教室は三階にある。


ちなみに一年生は一階。

二年生は二階に教室がある。


みなさん、おわかりだろうか?


一年生は一階に教室があると言うことはやつが一階にいるのだ。そう。俺の事を先輩ともおもわず、いや、人間とも、思ってもいないかもしれない。


後輩いわく頭がなくても、生きてるらしいし、俺はデュラハンか何かなのか?


一応解説するとデュラハンは首がない西洋の騎士みたいモンスターだぞ?しかも馬に乗ってる。


俺はモンスターだったのか。ヤバイ。狩られる側なのか、いやだな。やれやれだぜ。



じゃなくて、そう後輩だ。やつが一階にいる以上さけては通れないわけだ。玄関は一階だし、下駄箱も一階にある。なんてこった。


俺はそんな事を考えながら、階段を慎重に降りていく。周りには雑談をしている生徒やら、


先生がいるが知ったこっちゃない。


俺は早く家に帰って自宅警備をしなければならないのだ。これは第一級特別任務なのだ。


ちゃんと任務を遂行しなければならない。報酬は家にいる妹から、汚物を見るような目で言われる一言。


「お兄ちゃんっていつも家にいるよね?将来はニートなのかな?私は悲しいよ。あと邪魔だから、私の半径1キロメートル範囲内には近づかないでね」


うん。ただの罵倒だな。兄ちゃんは悲しい。


いつも妹には優しく愛情をもって接してるのに何故だろう?


毎朝おはようのハグ、そして帰ってきてからのハグ、からのおやすみのハグ。うん。何もおかしくはないな。


それを小さい頃からしてきた。後悔はしていない。ちなみに最近はハグしようとすると妹は


俺の頭に踵落としをしてくるようになった。1日三回。毎日だ。全く恥ずかしがりやだな。マイシスターはお茶目さんめ。


初めて食らったときはさんずの川が見えたっけ?懐かしい。あやうく、なくなったはずのじいちゃんと感動の再開をするところだった。そういえばじいちゃんが何か言ってた気がする。確か


「ユーヤっちゃたな。ヘイ、ヨウ、メーン」


おかしいな?ラッパーになってるぞじいちゃんあの世で一体何があったか気になる。いや、駄目だ。


気にしない。気にしない。さんずの川を渡るにはまだ早すぎる。達者でなじいちゃん。ラッパーの第2の人生を謳歌してくれよ。メーン。


いかん。ちょっと移りかけてる。


懐かしい思いでだな。後半ちょっとおかしいけどね。そうか妹ももう高校一年生だもんな。時の流れは恐ろしい。


と、ようやく階段を降りて一階についた。


よし、後は玄関に行くだけだな。だがしかし、問題が一つ。


その玄関の近くには後輩のクラスが近くにあるのだ。残念ながら、


別に後輩の事が嫌いではないが今日は自宅警備と言う大事な任務があるのだ。


許せ後輩。お前の事は忘れない。安心して眠れよ?と心の中で祈りながら、早足で下駄箱に向かおうて歩きだそうとしたところで、いきなり後ろから肩を掴まれた。


何怖い。自分びびりなので、


恐る恐る振り向くとやはりやつだった。


後輩は満面の笑みで言った。


「パイセン。奇遇ですね。もしかして一緒に私と帰りたかったんすか?しょうがないですね」と

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