騎士団長との出会⁉︎
どうも空神ナイトです。
見てくれている人が増えて嬉しいです。
是非よかったら感想お待ちしております。
とってもはげみになる。
そして今回からパソコンを使わせて頂きました。
なかなか慣れないものの慣れたらやりやすいかなと思い変えました。
高校生活が始まり、友達もできない中小説を書いています。
そこんところの感想もお待ちしております。
「はー。美味かったなメルリの作った料理。」
俺はメルリの料理を思い出し、少しにやけ顔となった。
異世界の醍醐味の料理を味わえてよかった。
で、今は姉妹たちに勧められ浴場へと向かっている。
__ドテッ
ぼーっとしてしまい人とぶつかってしまった。
俺は倒れて手を地べたにつけたが、ぶつかった相手は
微動だにしていなかった。
(なんか敗北感感じるなー)
「す、すみません。少しぼーっとしてしまいまして。」
ぶつかった相手は小柄で身長、年齢共に俺と同じくらいだった。
俺より長髪で、黄緑の髪が目立つ。
この人は、かっこいい部類に入る人だ。
一つ分かるのは後ろについている剣がかっこいいこと。
「いえ、あなたこそ大丈夫ですか。」
悪気などはないだろうが、まー今は、この人の
やさしさに素直になろう。
手を差し出されたので俺は、その手を借り立ち上がった。
(チートステータス持ちの俺でも倒れるなんて、
発動条件があるのか?)
「ありがとう。俺の名は鈴木 涼太。高校生で、ここでは平民かな。」
姉妹に自己紹介したので少し慣れた気がする。
「わざわざご丁寧に。私はこの国の騎士団長を務めている、
エドワルド・コルクと申します。あなたのことはすでに、うわさで聞いています。」
マジか、騎士団長と出くわすなんて。この年でよくやるな。
ここは、交流しておいたほうがいいが
「あの、その噂とは?」
ここで相手に既に良くない情報が入っているとまずい。
選択をミスれば、最悪牢獄送りか、指名手配犯になってしまう。
(あの姉妹のことについてなら最悪だ。)
「姫様たちとの関係なのだが」
はいきました。もうそろそろこの俺にとって一番悪い答えが来ると思っていました。
理想郷を壊すこの何とも上手くいかないこれさえなければいいのだが...
「生意気な態度をとっていて、
屋上で戦闘をしていて無傷。
そのため、君が姫様を強迫をしている疑いが出たんだ。」
真面目顔して言っているが俺には冗談にしか聞こえない。
強迫してるのは、あの姉妹の方だっての。
それにしても姉妹の強さは、知れ渡っているのか。
いまは、何としても誤解を解かなければ。
「エドワルドさん。その噂は実は嘘でして...」
俺は、本当に嘘が下手だ。メルリにも見抜かれたしな。
以外に口下手なのか?
「安心して、私は君を疑ってないよ。
それどころか感謝しているくらいだ。あんな楽しそうな姫様たちを
見るのは久しぶりだよ。」
その言葉は、おっさんのような口調だと思ったが威厳も感じた。
誤解も解けているようだし良いとしよう。
(だが、あれで楽しんでいるほうなのか。)
「そういわれて安心したよ。姫様たちに何かあったんですか?
あれで楽しそうなんて何かあっただろう。
今に思えば俺ってあの姉妹について何も知らないもんな。
俺の知ってることなんて、メルリは料理上手で、性格に表裏があって...
本当にこのくらいしか知らない
ミーシャは、毒舌で、姉を慕っていて、目が綺麗...
あって一日もたっていないとはいえ世話してもらったんだ。
相談相手くらいにはならないといけないよな。
「立ち話もなんだ、そこの椅子にでも掛けて話そう。」
そして椅子に掛け俺は話を聞いた。
ぶつかって一時間たっただろうか。
「そんなことが?」
俺は、エドワルドさんから話を聞いて一番に思ったのは、
あいつら姉妹のもとに今すぐにでも言ってやりたいと...
「涼太さん。今思っていることを実行してください。」
エドワルドも手を尽くしたんだろうがダメだったんだろう。
悔しさが涙となってでていた。
「エドワルドさんありがとう。必ず姫様たちを満面の笑みで返します。」
俺に何ができるのか、そんなもんは分からない。
だがチャンスがあるんだったらそれをものにするのが主人公だろ。
「姫様たちは、寝室にいるはずだ。」
俺は迷いなく立ち上がり向かおうとした。
「あともう一つ、エドワルドさんってのやめてくれるかな。
齢も同じくらいなんだし、コルクと呼んでくれ。」
俺は、脚を止め苗字に何か嫌なことがあったのだろうかと思った。
異世界あるあるの定番だな、
家系で何かと差別があったりひいきされたりするんだよな。
「分かった。これからもよろしくな。コルク。」
相手の嫌なことはしない。
幼稚園児でもわかることだ。
そして俺はもちろん転移を使えない為、
廊下を走り、階段は一段飛ばしで向かった。
チートステータスを使おうと思ったがどうも発動しないのだ。
(普通常時発動式だろ?)
そんな疑問を持ちながら姫様たちの寝室に向かったが場所が分からない。
飛び出して既に一時間は立っているだろうか、
顔の表情は崩れこんなに疲れ方がダサい主人公なんて、
俺くらいだろうと意味も分からないことしか思いつかない脳になっていた。
「姫様~」
俺はそう言いつつ扉を開けるとそこはメルリの寝室だった。
机の前に座っていて俺の声に気づいて振り向いていた。
やば、こんなダサい顔見られた。
俺は直ぐに顔を裾で隠し息を整えた
「どうしたんですか?」
ちょっと間があいて聞かれた。
そりゃあ、こんな夜遅くに寝室に入られたら驚くだろうな...
「もしかして、夜這いですか?」
全然おどろいてなかった。
それどころか喜んでいるくらいだ。
(これ、完全に好意あるでしょ。ハーレム候補の一人にしておこう。)
そして俺のパーティは、全員美少女にするんだと、心に誓った。
「なわけねーだろ。どこに出会った初日に人のベットに潜り込むやつがいるんだ...」
いや、目の前にいたな、そんな奴。
だが多分これも話を作るきっかけが欲しかったんだろう。
コルクの話を聞いた後だとあの姉妹の言葉が全て悲しく聞こえる。
少ししか見ていないが姉妹の笑顔は、とてもほっこりした。
「それより少し散歩しようぜ」
今は何としても姉妹のよりどころを作らないと。
一秒でも早く肩の荷を下ろして欲しい。
「デートですか?いいですよ」
何やら勘違いしているがまーいいだろう。
「まーそんなとこだ。あと作り笑いやめろ。」
あの悲しい笑顔を見たくない。
「何言ってんの?作り笑顔なんてしてないよ」
言葉に怒りが籠っていた。
俺が軽率すぎたか。
「そうか?そんな風にみえたが。」
ここは誤魔化して、いい雰囲気の中、本題に入り何とか笑顔になってほしい作戦だったが、
この流れに乗ってここで話すか。
そう考えた俺は後ろの扉を閉め誰にも聞かれないようにした。
メルリは動揺しているが、これは俺にしかできないことなんだ。
「メルリ、さっき騎士団長のコルクに会ってきた。」
コルクに会えたのは本当に偶然、だけどこれが異世界あるあるパワーなんだ。
異世界あるあるパワーとは、危険な状態の中能力が覚醒したり、
ちょっとしたところで重要人物に会ったりすることだ。
「そう、それはよかったわ。何か話したのですか。」
全然良くない顔をしているが...
やはりあの過去の話は本当だったのか。
「お前たち姉妹の昔のことについてなんだが...」
そう少し話しただけでメルリは脅えだし俺を部屋から出そうとした。
だが力は全く入ってなくて俺にもたれかかった。
俺は肩を貸したら、大泣きした。
そりゃそうだ。この数年独りぼっちだったんだ。
なんで俺には心を許しているのかは謎だが、
話をせずとも既に俺は、メルリの拠り所になっていたのはよかった。
(それにしても展開早すぎだろ。まだ二十三文字しか話してないんだけど。
いろいろと考えていたのに。)
俺はメルリが泣いている間手を添えてあげ、小声で
「大丈夫、大丈夫、もう一人じゃない」と、言い続けた。
今まで泣けなかったのだろうか、三十分ほど泣いていた。
泣き止むと、俺はソファーに座らせその横に俺が座った。
メルリが俺の裾をつかむ。
少し無言の状態が続くとメルリが、
「私を避けないの?」と、聞いてきた。
この世界の住民なら避けていただろう。
あんな過去があったのなら。
長文読んでくれてありがとうございます!
どんなことがあったのか気になる展開を
作ってみました。
これでは、泣かない人も次の話を聞いたら泣けるんで期待していてください。