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異世界に行ける魔法道具屋⁈

どうも空神 ナイトです。

今回から隔離学校の魔法生徒と同時進行で二作品書かせてもらおうと思います。


異世界転移の魔法は、もともと書きたかったため、同時進行で書くことを決めました。


長文になりますが感想などよろしくお願いします!


俺はいつから異世界に興味を

示していたのだろう。


絶対に無理だと思っていた。いっそ死んで

見たら異世界にでも行けるのか。


そんな事出来ないのは、異世界などないと

理解している俺がいるからだ。


そんな気持ちでいたが、

変わった形で異世界に転生したのは、

今から少し前の出来事だった。


俺の名は、鈴木 涼太。

どこにでもいる高校生だ。何かあるかもと、東京に上京し一人暮らしをしている。

夢はなし。生きてて楽しみを感じない

つまんない人生を送っている。

容姿は、まー悪くはないと思う。今はやりの長髪だし。

だがなぜかモテない。そんなとこだ。


そんな俺が唯一の楽しみがある。

それが漫画だ。

漫画は自分の理想に引きずりこんでくれる。

こんな世界に行けたらどんなに良いかと

いつも思ってしまう。


初めは漫画家になろうとしたものの、

俺の絵を見たら一目瞭然。そんな夢諦めて

下さいと、言っているようなもんだ。


今日もいつもと変わらず本屋で大量の本を

買い、家で漫画専用のマイチェアに座り

漫画専用の的確な温度に切り替える。


…が、それは所詮普通の椅子と夏には

クーラー、冬には暖房をつけているだけだ。


そう。自分でも分かるほどの

プライド高い人間なのだ。


まープライドが高いのは、漫画だけだ。

漫画の並べ方、汚れなどの点検など。

一度地震で本棚が倒れた時、

全てそこにあった本を買い直した事だってある。


漫画の思いやりだけが自分の自慢だ。

そう、プライドを費やすのは漫画だけだと

思っていた。あんな事があるまでは。


漫画を買い終え、家に帰る途中、

見たことのないお店が建っていた。


看板には、


異世界に行ける魔法道具屋


などと書かれていた。

そんな事本気にはしていなかったがよくある異世界転生だとお店に入り、本を開いたり、ボタン押したり、ここで事故が起きたりと

異世界に行ける手段なんていくらでもある。


信じてはいないけど万が一の事もある。

その為にも入って損は無いはず。


その頃既に日が沈済みかけていた。

――ガチャ


「すみませーん。

信じてはいませんけど看板に書いて

あるのってどうゆう事ですか?」


俺はあくまでも信じていない事を強調して

恥じる事ないようにしようとしていた。


「看板の書いてあるの通りだよ。

君が客、第一号だよ。

君異世界に興味ありそうだね〜。」


などと白髪で、ご近所にいそうな優しいおばあさんが

言っているが、遠回しに言えば厨二病

ですねと言ってるようなもんだ。


(だが客第一号は、何かにおうな。)

「おばあさん。ぶっちゃけ異世界に行けるの?」


と、恥じらいもなく書いてしまった。

だって今の俺は、テンション上がりまくっているから。


「行けるよ〜。そこのボタン押せばな〜」

来たーー!これを待っていましたー!

これでついに異世界に行けるんだな。

少し涙目になりなが思った。


「それいくら⁈」

俺は、期待に胸を乗せ、声が上がり聞いた。

(ここで、命とかお前の一番大切なものと

引き換えに、なんて来たら完全なるフラグ

じゃ無いかよー。クゥー!)


「1000円だよ。」

え、俺は聞き間違えたのか?

馴染みのある金額が聞こえたような…


「おばあさん。それいくら?」

今度こそ言ってくれるよな。


「1000円だよ。」

先程と、同じトーン…


「嘘だよね!」

少し強気で当たってみることにした。


「1000円だよ。」


「嘘だーー!なんでそんな現実的なんだよ。もっと理想のようにいかんのかよー!」

人生で一番声を出した気がする。


「なんじゃ買わんのか?」

少し急かしてくるなあのババア。


「買いますぅー。」

とりあえず俺は偽物だと思ったが

買うことにした。


―…え?

嘘だろ⁈金がもう500円しか無いだと⁈

さっきの漫画で使い過ぎた。

こんな小学生のお小遣い

程度しかないなんて。


「なんじゃ、金がないのか〜。」

――ムカッ

このババア!挑発しまくりだな。


…いや待てよ。こんなの売りつけるぐらいだから、もしかして異世界人⁈


「あのーおばあさん?

もしかして異世界人だったりしますか?」

気持ちを入れ替えて異世界ルートに

行こうとしていた。


「違いますけど。何言ってんですか?」

違うのかよ、このクソババアが!


「あのー。実はお金が足りなくて…」

俺は諦めて正直に言った。


「ほー。なら待っといてやるわい。

うちから持ってこればよかろう。」


そうか!その手があった。

やはり俺は、異世界の憧れには諦めも

糞も無かったようだ。

(てゆうかどんだけ買わせたいんだよ)


「ありがとう、おばあさん。

うち近いから直ぐに持ってくる。」

俺はそう伝えて荷物を置いてって

金を取りに行った。


――タッタッタッ

日はいつのまにか暮れていた。


俺はエレベーターを使わず四階まで走った。

少し汗をかきながら家の鍵を開け、

本棚まみれの中から、リビングにある

棚まで全速力で行き金を出した。


…て、しまった。

俺とした事が、このパターンは既に店が無くなっている

パターンじゃないのか?


…しまったー!

ここに来て人生最大の後悔をしている。

さらに漫画まで置いてきたじゃないか。

早く戻らねーと。


俺はさっきよりガチで走った。

人生で最大の速さで走った。

(人生最大、今日多過ぎだろ。)


―――タッタッタッ


「ふぅー…ってなんで普通にあるんだよ。」

つい、心の中で思った事が口に出た。


こうゆうのは、既に無くなっていて家に

戻ったらボタンがあるとかじゃないのかよ。

まーあるならあるでそれでいいや

(漫画も回収できるし。)


―――ガチャ

「おばあさん。お金持ってきたよ。」

俺はあのクソババアをもう一度見るのかと

思いながら入った。


「おー持ってきたか。じゃ買うな。」

そう言いながら呑気に漫画を読んでいた。


漫画…

「…なに俺の漫画勝手に読んでいるんだよ!」

俺の漫画読んでるなんて、最悪だー。

また買い直さなければ。


「で、おばあさん。お金持ってきたよ。」

ボタンさえ買えば異世界に行けるんだ。

今は我慢、我慢。


「はい。ならボタンどうぞ。

返品は受け付けてないので〜。」

いかにも偽物を売りつけてる言葉だな。


「じゃおばあさん。世話になったね。」

俺は一応お礼をしといた。

主人公はこんな感じじゃなきゃな。


「異世界でも頑張れよう。」

俺は、ここから異世界の始まりだ。

そう思いながら扉を開けた。


―――ガチャ

もう深夜を過ぎていた。


俺は家に戻りそこで異世界に行くための

準備をした。

こうゆう世界のものが高く売れたり

するからな。異世界漫画を見まくった俺なら最悪、

一から始まるとしてもなんとかなるだろう。


っていつのまにか信じちゃったよいけない。

まずは、ボタンを押してからだな。


「異世界転生だー!」

―――ポチ

俺は、そう名言のような言葉を残し

ボタンを押した。




長文見てくださりありがとうございます。

初めて書くタイプですがうまくかけていたでしょうか。

是非感想お待ちにしております!

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