最弱印と失われた神話
遥か昔の神話
世界が争いをしていた頃
[炎の神][水の神][雷の神][地の神][毒の神][植の神][風の神][光の神][闇の神][空間の神][時間の神][重力の神][精霊の神][竜の神]
十四の神々が世界を壊していた
否、壊してるつもりでは無かった
ただ争っていた
最高神の座を我がものにするため争っていた
神々が力を振るう度に、天災が起きる
[炎の神]が力を振るえば、大陸全土の植物は焼け、湖が蒸発した。[重力の神]が力を振るえば、大陸が割れた。
神の力は天災以外では、表しようがなかった
その時、神々の前に一人の少年が現われた
その少年は別に神では無かった
只、特殊な力を持った少年だった
少年の力は[神魔]と言い、神を従わす力だった
少年は神々を眷族にし、争いを治めた
否、争いは治まって無かった
神は力を持つ限り、最高神の座を狙っていた
それを見た少年は、神々の力を奪い人間に分け与えた
少年は語った
【 君達の力を、人間に分け与えた。……僕は眠る。だが、君達の力を持った人間が起こしに来る。そして、……僕を下すだろう。そして、その人間が持っていた力。その力の神に最高神の座を与えよう。しかし……、君達が出て来たら面白くない。君達にも眠ってもらう 】
それだけ言うと少年は神を[七塔][五遺跡][二監獄]に封じ込め、少年は[一城]に眠った。
終
《初本》
世界が争いをしていた頃
[炎の神][水の神][雷の神][地の神][毒の神][植の神][風の神][光の神][闇の神][空間の神][時間の神][重力の神][精霊の神][竜の神]
十四の神々が世界を壊していた
否、壊してるつもりでは無かった
ただ争っていた
最高神の座を我がものにするため争っていた
神々が力を振るう度に、天災が起きる
[炎の神]が力を振るえば、大陸全土の植物は焼け、湖が蒸発した。[重力の神]が力を振るえば、大陸が割れた。
神の力は天災以外では、表しようがなかった
その時、神々の前に一人の少年が現われた
その少年は別に神では無かった
只、特殊な力を持った少年だった
少年の力は[神魔]と言い、神を従わす力だった
少年は神々を眷族にし、争いを治めた
否、争いは治まって無かった
神は力を持つ限り、最高神の座を狙っていた
それを見た少年は、神々の力を奪い人間に分け与えた
少年は語った
【 君達の力を、人間に分け与えた。……僕は眠る。だが、君達の力を持った人間が起こしに来る。そして、……僕を下すだろう。そして、その人間が持っていた力。その力の神に最高神の座を与えよう。しかし……、君達が出て来たら面白くない。君達にも眠ってもらう 】
それだけ言うと少年は神を[七塔][五遺跡][二監獄]に封じ込め、少年は[一城]に眠った。
終
《初本》