22話
俺は前に来た時のような場所にいた。すると。
「お久しぶりなのですっ!」
「おう、久しぶりだな」
「そうなのですっ!本当に長かったのですっ!それと外見が私に似てるのですっ!なんだか私がお姉ちゃんみたいなのですっ!今度からお姉ちゃんって呼んでくださいなのですっ!」
久しぶりに会ったと思ったらいきなりお姉ちゃんと呼べとか意味が分からん、だがまぁいいか。とりあえず話か。
「分かったから話をしないか?」
「分かりましたっ!」
そう言って前と同じようにどこからともなくテーブルと椅子が出てきた。まぁ神だからな。だが今はそんなことより。
「早速だけど姉ちゃん、なんで俺が魔神になってるんだ?」
「はぅぅ!なんだか気持ちがいいのですっ!」
「分かったから早く話を聞かせてくれ」
「はい!それはこの事については張本人から聞いた方がいいのですっ!」
「どゆこと?」
「それはの…」
「うおっ!どこから出てきた!?」
背後からいきなり老人が現れた。するとどうやら彼が魔神らしいのだ。そしてこのことの張本人。それと説明をまとめると。
魔神はもうすぐ寿命が来る、だが後継者がいない!そんな時に目をつけたのが俺で神格を既に俺に譲っている。だがまだ進化していなかったため、まだ正式な神でないことだ。
「まぁこんな所じゃな、で?どうだ?受けてくれるよな?わしの後継者を」
「分かったよ受ける」
「そうか!ありがとう!」
「ちょっと待て」
すると今度は獣耳を生やした爺さんが出てきた。
「俺の神格も受け取ってくれ」
「良いよ」
「ん?良いのか?説明もしてないぞ?」
「もう一つ神格で増えたぐらいで驚いていたら負けだ」
「そうか?だがまぁ一応説明はしとくな」
こちらの説明は、この爺さんが神狼だと言うこと。そしてあとは魔神と一緒だった。だが貰えるものはもらっておく。てことで二人の後継者になった。そしたら2人はどこかへ消えてしまった。
「じゃあ時間まで話すか姉ちゃん」
「そうですねっ!」
そうして俺と転生神は時間が来るまで話していた。すると俺の体が薄れてきた。どうやら時間切れだ。まぁ神になったらいつでも来れるしな。
「じゃあまた今度な」
「はい!それと目が覚めたら前世のことを思い出すと思うけど頑張るのですっ!」
「っ!?あんたはまたか!?」
最後に爆弾落としやがったー!そしてあの頑張れという言葉がどうも気になる。ムムムムム。あっ!やばい…意識が……………………………………




