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狼転生記  作者: 柳瀬翔
19/28

19話

あの後鑑定結果をみんなに話した。すると。


「もう神様なんですね」

「前までは神獣だったのに」


セルカとルナがため息をついている。


「よしお前ら今からダンジョンだ!気を抜くなよ!」

『はい!』

「よし!順番にいけ!」


どうやらダンジョンに入るようだ。


「あっ!早くパーティ登録しないと!」

「そうでした!急ぎましょう」


3人でパーティ登録していた。俺はルナの使い魔だからパーティを組む必要が無いのだ。それと俺の経験値10倍は効くようだから成長は早いだろう。


「行きますよ」

「はい」

「うん」


どうやらセルカが指揮をとるようだ。ならば俺は皆を守る役かな?お?敵が来たな。


「敵です!準備してください」

「お?あれはなんだ?」


俺たちの目の前に緑色の人型の魔獣が出てきた。


「あれは主にどの階層でも出るゴブリンですね」

「あれがゴブリンか!初めて見たけど予想通りだな」

「まぁはっきり言って雑魚の中の雑魚ですけどね」

「そう言うのは思ってても言っちゃダメなやつだよ?セルカ」

「そう言うものですか?」

「そうだなっと!敵が来たぞ!反応からしてゴブリン5体だ!いけるか?」

「行きます!まず私とシルカで3体、ルナさんが2体でよろしいですか?」

「異議なし!」

「それじゃあ行きましょうか。シルカ!あの3体を一気に叩くわよ!」

「分かりました姉様!」


セルカとシルカはセルカが風魔法と水魔法で攻撃、その補助と防御をシルカがすると言うなかなかにバランスが良い戦い方だ。しかしルナは俺が雷属性をメインにすると聞いたらこの世界では雷の反対は氷!てな感じなのでメインを氷属性にしたのだが…圧倒的だった…ゴブリンが一瞬で凍り、砕ける。この繰り返しで敵を寄せ付けなかった。ちなみにウーとルーは戦ってなくて監視役の俺と遊んでいる。


『お兄ちゃん!もう飽きちゃった!』

『私も!そろそろ帰りたい!』

『みんな頑張ってるんだからもう少しだけ待ってあげられるか?』


どうやら飽きてきたようだ。ちなみに今は第三階層にいる。


「ウーとルーの限界も来たしそろそろ時間だ!今日のところは帰るぞ!」

「分かりました。そろそろ帰りましょうか。それでいいですよね?」

「私も賛成です姉様」

「私もだよセルカさん」

「じゃあ転移で帰るか」

「え?転移部屋は第五階層からしか無いから歩いて帰らないといけないんだよ?」


ダンジョンには転移部屋があってすぐに帰れるがそれは第五階層からしか無いのだ。しかし俺には転移スキルがある。


「大丈夫だ転移スキルを持ってるから」

「トールだからね」

「「トールさんだからね」」

「何その一体感!?まぁとりあえず地上に戻るよ」


******


そうして出会った魔獣を魔法で攻撃していって順調に進んでこの日のは第三階層まで攻略できた事をユーリ先生に報告した時に。


「お前達自重しろ…」


なんだか先生の話によると1日で第三階層まで行くのは異常だそうだ。


「気にしたら負けじゃないですか?」


俺がそう言うと何故か皆から白い目を向けられた…何故だ?


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