17話
溜まってたやつを全部出します
あの日から何日かたった。え?省くなって?何も無かったんだから仕方ないだろう。魔法の訓練って言っても。四元素魔法と生活魔法がレベル最大になってほかの雷狼と氷狼とかと統合されて「魔神Lv-」を手に入れただけだ。え?サラッというなって?仕方ないじゃん!俺だって意味わかんねーよ!それと一応鑑定結果だけは言っておく。
魔神「魔法を司る神になった者が獲得できるG級スキル*全属性の魔法をスキルレベル10の状態で使える*MP消費量が10分の1で使える」
はい、神になったらしいです。そして転生神から「今混乱してるかもしれないけど今度進化した時に話すから楽しみにしているのですっ!」だそうです。なので俺もキニシナイ…
「よし、それじゃあダンジョンに行くにあたって班決めをしてくれ。1班3人だ」
そう今はダンジョンだよ!ルナ以外の生徒も魔法の訓練が終わったので学年でダンジョンに行っての訓練が始まるらしい。あと俺がいたダンジョンと違って塔型らしい。
「「ルナさんとトールさん、私達と班になりませんか?」」
そう言って話しかけてきたのは金髪碧眼のそっくりな顔をした双子?が話しかけてきた。
「えぇいいですよ」
「ん?いいよ」
「「ありがとうございます」」
「班が決まったら自己紹介で自分と使い魔のステータスの確認をしろ!」
らしい。じゃあ早速。
「私はルナですよろしくお願いします」
「そしてその使い魔のトールです」
「「では次は私達が」」
「私は姉のセルカ・アーガストです」
「私は妹のシルカ・アーガストです」
「「よろしくお願いします」」
「え!?第1王女と第2王女!様!?」
「え!?まじ!?あなた達があの!?」
「「はい!」」
「それじゃあ今決めた班で1年間頑張れ!」
最後に爆弾落としやがったー!
「それとステータス交換しませんか?」
「そうですねそろそろしないといけませんね」
「そうですね姉様、じゃあ呼びましょうか」
「おいで!ウーちゃん」
「おいで!ルーちゃん」
そして出てきたのが俺を小さくしたような狼だった。そしてその狼たちが俺に飛びついてきた。
「うおっ!なんだ?」
「「くぅ〜ん」」
「おーよしよし可愛いな」
「こんなに懐くなんて珍しいですねシルカ」
「そうですね姉様」
「あの狼はなんて言う種類なんですか?」
「「ベビー・フェンリルです」」
「え!?俺と同類だな!」
「え!?トールはフェンリル種なの?」
「ん?あぁ俺はフェンリルだ」
「へぇーあの神獣様と一緒の種類だなんて凄いと思いません?シルカ」
「私もそう思います姉様」
この俺の腕の中で尻尾を振っている2匹は俺の親戚かな?まぁいいか可愛いし。
『遊んで!お兄ちゃん!』
『私も遊んで!お兄ちゃん!』
ふぁ!?喋ったのか!?いやこれは俺が同族だから言葉がわかる感じかな?とりあえず人化を解いて。
「どうしたのトール?」
「ん?ちょっとこの子達と話がしたくて」
「へぇー」
「「凄い!」」
「かっこいいわねシルカ!」
「そうですわね姉様!」
「そ、そうか?」
「「はい!」」
どうやらあの残念王の影響で神獣に憧れていて俺の姿を見て興奮したらしい。
『お兄ちゃんおっきい!』
『本当だ!おっきい!』
おっと忘れていた。とりあえず狼になった気持ちで話しかけるのかな?
『狼言語を獲得しました』
ここでも仕事しますか…まぁ今回はさほど問題ないな。さて話すか。
『はじめまして俺の名前はトールだこれからよろしくな』
『私の名前はウーちゃんだよ!よろしくねお兄ちゃん!』
『私はルーちゃん!よろしくね!』
『なぁそのお兄ちゃんってのは?』
『『今までお兄ちゃんがほしかったの!だから、だめ?』』
『お、おういいぞ』
『『わーい!ありがとう、お兄ちゃん!』』
あんなふうに言われて断れるはずがない。こうして俺は、異世界で妹が2人出来た。




