16話
あの日はあの後魔術書を読んで、帰って寝た。それとなんと魔術書は日本語で書かれていた。そりゃ解読できないでしょ。それと見せてもらった魔術書は氷属性の追加だったのに手に入ったスキルは何故か「氷狼Lv-」だった…もう何も言うまい。それと今は学校で魔法の練習が始めるそうなので皆練習場にいる。
「やっと魔法の訓練が受けられる」
とはしゃいでいた。やっぱり今まで基礎の勉強しかさせてもらえずに魔法の訓練がなかったので周りの皆も楽しみなようだ。するとそこに。
「今から魔法の訓練!と行きたいところだがまずは使い魔の魔法適性の共有方法を練習だ」
ユーリ先生が来た。それと魔法適性の共有とは本来人は一つしか魔法適性を持てず、一生一つの属性しか使えないが使い魔が持つ魔法適性を持つことができるようになるのだが、これは使い魔の承諾が必要なようだ。まぁ俺はその日に承諾したんだけどね。ちなみにルナの魔法適性は風らしいので今使えるのは俺のを合わせて、火・水・風・土・雷・氷だ…はっきり言って化物レベルらしい。まぁいいよね!
「では出来たものからこちらに来い。魔力操作と魔力感知をまずは教えてやる。ルナは勿論こっちなそれとトールも」
どうやら話は終わったようで使い魔に承諾された人から、教えていくらしい。もちろん俺らは終わってるからあっち。
「さて、ではまず基礎の基礎とも言っていい魔力感知からだな。やってみろ、魔力を感じるんだ」
俺とルナは魔力を感じるように目を閉じた。ん?なんかこの血と同じように流れてるやつかな?
『魔力感知を獲得しました』
「あ、取れました」
「は!?もう取れたのか!?」
「は、はい」
「流石だな、それじゃあ魔力感知は最低でもLv3ほどあった方がいいからそれまで練習だな」
「分かりました。それとスキルのレベルって最大いくつですか?」
「ん?あぁスキルレベルの最大は10だな」
「分かりました。それとコツは?」
「コツは感じる魔力の距離を広げることだな」
なるほどさっき感じたのは確かに自分の魔力だっから周りにある魔力を感知すればいいのか。う〜んこんな感じかな?あ!見えた!これを広げていけば。
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが上がりました』
『魔力感知のレベルが最大になりました』
『魔素感知を獲得しました』
・・・・・・・・・・・・・・・これはひどい。
「あ、あの〜」
「ん?なんだもう上がったのか?」
「はい…スキルレベル最大になりました…」
「は!?本当なのか!?」
「はい…それと新しく魔素感知を覚えました」
「魔素感知とは?」
「あっ!今から鑑定します」
「か、鑑定まで持っているのか…」
先生が何か言っていたが気にしない。それよりも鑑定!
魔素感知「魔力感知と比べて周りの魔素まで感知できるのでより細かく広範囲に感知できる。」
・・・・・・はーいチートいただきましたー!自分が怖い。
それとこのことを話したら。
「そ、そのスキルはやばいな」
若干引きつった顔で言われた。何故だ!俺だってこんな事になるとは思ってなかったよ!それと気づいたら魔力操作までレベル最大になってました。すると。
『魔力支配を獲得しました』
「何故だ…」
どうやら魔力感知と魔力操作を最大にしたら魔力支配を取れるようだ。しかもユニークでした。
「何なんだこいつは…」
先生が嘆いていた。申し訳ない…それとこのあと魔力支配もレベル最大になってもう半径10kmほど感知できる…こんなに簡単でいいの?それとルナも一応魔力感知と魔力操作をレベル3まで上げていた。
「こっちもか………」
先生が可哀想に思えてきた。主に俺達のせいだが…まぁ明日から魔法の訓練に入れるとルナが喜んでいたから良かったのか?
魔力支配「魔力を文字通り支配して取り込んだり、相手の放った魔法も支配して自由自在にできる」




