偽天使の召喚②
閲覧有り難うございます。
少し長いです
舞台は世界遺産のコロッセオ擬き、目の前にはドラゴン、背中にはボロボロな女の子
(…なんだろ、実に面倒な展開だ。)
何故か異世界に召喚されるとかマジで無いわ。と流は頭を軽くふった。
どうやら、状況的に流はこのドラゴンと戦わなければならないらしい。
後ろの女の子はどうやら味方らしいが、せっかくかわいい容姿が、台無しになっている。
たぶんあのドラゴンに痛め付けられたのだろう。可哀想に
「ははは!流石【落ちこぼれのエリス】!最後の力を振り絞って召喚したものがこんなものとはな!!実に笑わせてくれる!」
やけに耳につく男の声に視線だけ向けると、ドラゴンの後ろでふんぞりかえってる頭が悪そうな男がいた。
どうやらドラゴンの召喚主らしい。
如何にも雑魚キャラっぽいのが鼻につく。「敵、決定」と流は確定すると、ボリボリと頭をかく
「ははは!そこの雑種の召喚獣!このベルツハイドのドラゴン、リントヴルムの餌食になるがいい!」
「に、逃げて!」
(無理だろ普通に!)
万年体育2の男に、瞬発力を期待しないで欲しい。本人はその上、恐怖や混乱で足が竦んでしまいその場から動けない。視線だけドラゴンを見上げる。
(…それに俺が逃げれば後ろの女の子が死んじゃうし、どうしよ。)
無表情でも人並み恐怖を感じているらしく、流の足は遠目からみてはわからないぐらい震えている。
端からみれば、泰然自若としているように見えるが、本人は完全にびびっていた。
「危ない!」
カキーンと言う音が響く。どうやらリントヴルムが風圧攻撃をしかけたらしいが、見えない光が流を包み込み、その攻撃から守る。
「己!リントもう一発で護符が壊れるからもう一度だ!」
「オオォン」
再びカキーンと何かが弾ける音が聞こえた。また攻撃の余波の風だけが流の首のマフラーを揺らす。どうやらその攻撃を、また何かが弾いたらしい。
「これで、終わりだ!」
ドラゴンが大きな口をあけると、炎の塊が凝縮していくのが見える。
その光景をぼんやり見つめながら流は、頭の中でこう思った。
(…あの炎、うまいこと外れてくれないかなー。)
いまいち緊張感にかける事だが、本気でそう思ったのだ。
そんなのこの状況で起きたら奇跡だ。
やっぱりだめかと、そう覚悟した時、同じくしてドラゴンの産み出した火球が、流へと真っ直ぐ放たれた。
「きゃぁあああ!!」
絶望的な悲鳴が響き渡り、流は静かに瞼を閉じる
しかし、予想していた熱さはやって来なかった。
「?」
流はそっと目をあけると見たこともない白い魔方陣が流と女の子を守るように空中に広がっている。
炎は魔方陣に弾かれたらしく、脇のほうで火が燻っている。
「ー…奇跡」
スゲー。とボンヤリ魔方陣を見上げていると、流はぽかぽかと何か頭のほうから温い感触がして手を伸ばす。頭の上にやけに見覚えがあるものが白い光を放ちながら浮いていた。
「…蛍光灯?」
間違いなく30ワットの輪っか型蛍光灯だ。
パナ○ニックか?
〇菱電工か?
LED対応なら流の部屋の蛍光灯に類似していた。
(というか、電気繋いでないのに何で光ってんだこれ?)
「光属性の守護法陣…その天輪、そいつ天使か!?」
「天輪?、天使の輪のことか?違うぞ、これは蛍光灯だ。因みに俺は天使じゃ…。」
「リント!!!」
「…聴けよ」
リントと呼ばれたドラゴンは空へ舞い上がると、鋭い牙をむき出しにして、流に咬み殺さんと突進してきた。
しかし、目の前の白い魔法陣に阻まれ、ドラゴンは固い壁にぶつかったかのように、顔を抑えてのたうちまわる。
どうやらこの魔法陣は、物理攻撃や魔法攻撃が一切受け付けないものらしい。
この頭の上の蛍光灯が、魔法陣を造りだしているのはわかるが、術を発動している本人でさえ、どう言う原理で発動しているのかもさっぱり分からない。
だって彼にとって頭上の輪っかは、日常的に使われる照明用品でしかなく、自分の頭の上で魔法陣を起動する蛍光灯なんぞ未知の物体でしかない。
なので、流はいったん蛍光灯の事を頭の片隅においやると、本題に入った。
(えと、これって攻撃のチャンスだよな?武器、兎に角…武器はどこだ?)
流は身体中をパタパタと探り、ポケットに何か固いものが引っ掛かっているのを見つけ、持ち上げると、口元をひきつらせた。
ポケットの中に入っていたのは、いわゆるホイッスルと呼ばれる笛だった。
「…これを鳴らせと言うのか…?」
キラリと光るステンレスのホイッスルに、流は一か八か吹いてみる事にした。
「ピィイ~」
思いっきり抜けた感じのホイッスルの音が響き渡ったが、周囲を見ればやはりなにもおきない。
首を傾げていると、突然何かが白い魔法陣から飛び出してきた。
《喚んだかい?アミーゴ!》
《主殿!神馬のルーベルトとサムエン、推参つかまつりましたぞ!!》
ブヒヒヒンと嘶き、パカラパカラッと魔法陣から飛び出してきたのは二頭の白い馬と、戦車だった。
戦車…古代エジプトとかギリシャで用いられたチャリオットと呼ばれる戦車で二頭の馬に引かれる二輪の乗り物だった。戦争時には大活躍した武具の一つで、現在なら博物館行き決定な一品だった。
戦車は古代戦争には欠かせない武具だったが、その御者は戦力にならないため、射撃戦に対応する弓兵や白兵戦に対応する槍などのポールウェポンなどで武装した者を乗車させる必要がある。
操作も熟練の技術がいるし、そんなものに一般高校生の流が乗れるはずがない。
はっきり言ってこの場で一番似つかわしくない武器と言っても良いだろう
《いやぁ、いつ喚んでくれるかハラハラして待ってたよベイビー。》
《ほう、決闘場で我らを喚ぶとは流石、主殿。なんと粋な計らい。某感服いたしましたぞ!》
(しかも、しゃべってるし。)
侍みたいな白馬とルー〇柴みたいなチャラい白馬に、沈黙すると流はとりあえず、どうするか聞く事にする
「…攻撃時に乗らなきゃだめか?」
《イエース、オフコース。ミー達は一応君の武具だし》
《主殿に乗って貰わねば某たちの意味はないでござる。ちなみに武器は戦車につまれている槍を御使い下され。》
「…やっぱ、乗らなきゃ駄目なのかこれ…。」
流は渋々とチャリオットの御者席に座り、手綱を持つと、チャリオットはゆっくりと動き出した。
***
(これは夢なのかしら)
エリスは目の前の光景に息を飲んだ。
召喚された少年はドラゴンにも表情を変えず、泰然とその場に立っていた。
護符の剣で辛うじてベルツハイドの二回の攻撃を凌いだが、どうやら彼には必要なかったようだ。
リントヴルムが彼を攻撃した時に、彼の頭に白い光の輪が浮かび上がり、突如多きな光属性の魔法陣がエリスと自分を守るように出現した。
するとリントヴルムの火球はたちまち魔法陣に弾かれてしまった。
ふと、彼をみると彼は黒髪を銀色へと変え、リントヴルムを淡々と見上げている。
彼の背中には天使の翼はなかったが、溢れ出すその力と頭の天輪は間違いなく天界の住人の証、つまり天使だった。
天使を召喚できた人間は過去に五人しかいない。希少種中の希少種の出現にエリスの胸は高鳴り、ベルツハイドは後ろに一歩後退した。
すると、彼は小さな笛をズボンから取り出し、それを吹き始めた。
何をしているのだろうと疑問に思っていると、ふわりと宙に浮いた白い魔法陣から馬の嘶く声と、なに車輪が駆けるような音が聞こえてきた。
それと同時に、白い魔法陣から二匹の白馬と荘厳な戦車か踊り出てきて、少年の前に迷わず停車した。
「あれは、…聖神オルギオスの戦車!!」
「嘘だろ…馬鹿な!あれは神話の存在だろうが!」
それは創世期の神話にでてくる、伝説がそこにあった。
神が座る座席と、御者が座る席の二階建てのオリハルコンで作られた戦車。
その先端に繋がれたのは二匹の神馬。
慈母神メリニアの純白の馬・サミシュテイル。
聖神オルギオスは、遥か昔、一人の馬飼いの少女・メリニアに恋をした。
しかし、彼女は天界に不老不死の身で侍ることを断り、人としての一生を全うした。彼女は死した後に神格化し、動物達を守護する女神となり聖神オルギオスの妻として迎えられたのである。
そのメリニアが生前飼っていた四頭の馬がサミシュテイルと呼ばれる古代種の白馬であった。
サミシュテイルの四頭の馬は、主人であるメリニアを慕い、自分達も死して後に主人の後を追って天へと昇り神獣となった。
やがて、サミシュテイルの馬達は地上から姿を消し、いつしかサミシュテイルと言う名詞は種族名ではなく、神馬と言う意味合いで神話に記される事になる。
サミシュテイルは世界の空を駆け、その走りは風の如く、その速さ雷光の如く苛烈で千里を瞬く間に駆け抜ける、最も美しき女神の馬かな。と唄われるほど、今では規格外な神獣だ。
聖神オルギオスはこのサミシュテイルを妻同様に可愛がり、妻から二頭を譲り受け、己が持つ戦車に用いたという。
それが、これ。【聖神オルギオスの戦車】である
光属性最強の武具と言っても良いだろう。それを簡単に召喚し、使役できると言うことは、この少年は神に拝謁し、神具を使うことを許可された上位天使と言うことになる
「っ馬鹿な、馬鹿な!落ちこぼれが、そんなものを召喚できるはずがない!!」
顔を真っ青にしながら叫ぶベルツハイドに、少年は一瞥すると戦車の御者席に腰を下ろし、手綱を握る。
軽やかに手綱を振れば、純白の神馬は嘶き、車輪はバチバチバチと雷鳴を轟かせ、天へと凄まじい速度でかけあがる。
リントヴルムはすかさず、後を追ったが戦車が早すぎて追い付けない。あの少年の腕は常人離れしているせいか、リントヴルムは翻弄されている
やがて戦車は彗星のように高密度の光を纏い、リントヴルムめがけて突っ込んでいった。
端からみれば体格が多きなリントヴルムに突っ込むなんて無謀だが、神の戦車はアッサリとリントヴルムを炭にして駆け抜けた。
─まるで最初からリントヴルムなんてものが無かったかのように少年は、手綱をを握り、戦車を走らせる
あまりにも圧倒的すぎる強さにその場の人間は沈黙した。
あっけない結末に誰も微動だにせず、天を旋回するその雄姿に目が釘付けになる。
「─…り、リントヴルム…俺のリントヴルムが…!!」
ベルツハイドは顔を真っ赤にそめると、凄い形相でエリスを睨み付ける。
「お前が、お前が、俺のリントを…絶対に許さない!殺してやる!」
ベルツハイドは懐から短剣を抜くと、呪文を乗せる
「アタタシカ・リュル・ベリラ!!」
「!やめろ!ベルツハイド!!身体を失ったリントヴルムは幻獣界に強制送還されただけだ!傷が癒えれば1ヶ月後に再召喚することができる!!だから落ち着け!」
ベルツハイドはエリスめがけて雷光を纏わせた短剣を投げようとするのを、審判をしていた教師が慌てて駆けより羽交い締めにする。
勝負は決した。
戦車は優雅に地上に凱旋すると、茫然とするエリスの前に、その車輪をとめる。
戦車から降りてきた少年は、ゆっくりとエリスの元に歩みよると、片膝を地につけ、まるで物語の騎士のように、エリスに恭しく頭を垂れた。
「……貴方は一体…」
「俺は…─」
少年は、凛とした声でその名をエリスに告げた。
***
流は、今にも吐きそうだった。
戦車に乗ったはいいが、ぶっちゃけどう運転していいかわからず、適当に手綱を振りったら、白い馬達は凄まじい速度で空中を駆け昇る。
いきなりジェットコースターに乗った気分とはこう言う事を言うのだろうか…
上下左右あらゆる角度に振り回され、風圧で身体が押しつぶされかける。
もう顔なんて表情筋が全力でひきつり、風圧で鼻の穴と歯茎丸出しになる。しかし、そんなかまっていられず空中に投げ出されないように必死に手綱と椅子にすがり付く姿は、ピエロのようだ。
(サンタて凄かったんだな…)
クリスマスにやってくる赤い老人を思い出しながら、流はガタガタ震えた。ふりむけばあの馬鹿っぽい男のドラゴンが、こっちを追いかけてくる。
(ひぃいっ着いてくんなし!!)
《どうするマスター。蹴散らすかい?》
《む、あのような雑魚。我らが適当にあしらって見せましょうぞ。》
意気込む馬達に、流は最早、ツッコミを入れる気力もなく、手綱を握り歯を食い縛る。
正直喋るのもキツイのだが、踏ん張って声を出した。
「…なんか知らんが俺を早く地上に降ろしてくれっ。」
《オッケーイ!ミー達に任せて!瞬殺してあげるよ》
《主殿はなんと慈悲深い。わかりました。あれを速やかに仕止めて主殿を地上にお連れ致しましょう。》
どうやら二頭は、流が「早く殺して地上に戻せ」と命令したと勘違いしたらしい。
流は、ドラゴンはほっといて良いから地上に戻りたかったのに、馬達は方向を切り替え、ドラゴンに突っ込む。
その瞬間、流の視界は真っ白になり、脳裏に生まれてからの走馬灯が浮かび上がる。
5歳の時に、ボンヤリしてたら姉にプリンを食われてキレて、姉のリカちゃん人形のブロンドヘアを墨汁で真っ黒にしたこと 。
8歳の時にボンヤリしてたら姉にショートケーキの苺を食われて、姉のお気に入りの苺パンツを隣の家の太郎(柴犬♂)に無理やり装着して二度とはけなくしてやったこと
13歳の時にとっておいたシュークリームを姉に食われて、仕返しに隠し撮りした姉貴のすっぴんジャージ姿の写メを姉の彼氏に送りつけたこと。
(あれ?…ちょ、どうでも良い思い出じゃね?)
しかも年々、姉への仕返しの質が悪くなっていくのは、本人は気づいちゃいない。彼にとっては至極どうでも良いことらしい。
と言うか、これ程質の悪い仕返しをされてて懲りない姉もどうかと思う。
彼はそんな感じで、50秒間意識を飛ばしていたら、馬達がいつの間にかドラゴンを瞬殺していた。
(馬、強っ!)
褒めて褒めてと言うオーラの神馬達に、流はドン引きした。
(ドラゴンを灰にしたぞ、コイツら!…絶対に敵にまわしたくねぇ。)
若干ビビりながら流は「良くやったな。凄いぞ」と褒めておいた。
馬達は約束どおり意気揚々と地上に流を連れてくると、流を召喚した少女の前に停車する。
流は、ヨロヨロと覚束ない足取りで少女の前に立つと、こらえきれず片膝をついて項垂れる
(…酔った。)
気持ち悪く今にも吐きそうな彼に少女のは視線を会わせるように両膝をついた。
(…あ、可愛い。)
顔をあげると金色のサラサラストレートヘアで、多きな空色の瞳の美少女に目が釘付けになった
純真可憐で、ギャルゲーならメイン攻略なクラスのマドンナ系美少女だ。
夕焼けの光でキラキラと光る髪の毛が綺麗で、流は思わず「天使っ!」と叫びたくなるのを堪えた。
「…貴方は一体…?」
「俺は樫江 流。君は?」
「…私はエリス・ガーランド。」
(エリスエリスエリス、エリス。よし、覚えた。)
クラスの女子と違って、優しい表情のエリスにドキドキしていると、エリスは流の膝に乗せていた手を、キュッと両手で包み込むように握って、顔を赤らめしどろもどろな様子でキョドっている。
「…来てくれてありがとうございます!……あの、その、こんな時に言うのもアレですけど…」
(何、このかわいい生き物)
モジモジと顔を赤らめるエリスをボンヤリと「かわいいなぁ」と和んでいたら、エリスはキュッと上目遣いで、流に真っ直ぐな視線を向けた。
「私と契約して下さいっ!」
「う…わかった!わかったから手を離してくれ(吐く!!)」
体を揺さぶられ再び吐き気に襲われた流は可愛い女の子の前で吐きたくない一心で、彼女に対して半ばいい加減に即答してしまった。いや、ほら…こんなかわいい女の子の前で吐瀉物を出すのって流石に異性に対して無頓着な流だって気にするだろう。
流はめんどくさがりで、いつもボンヤリしている男だが、やはり年頃の男子なため、可愛いい女の子前では醜態はさらしたくない。
コクコクと首振り人形のように頷くと、エリスはへにゃりと嬉しそうな笑顔を浮かべた。
「では、我・エリス・ガーランドはここに契約を結ぶ。我が声に応えし盟友・カシエルよ。我が半身として、我と共に歩み、その身を契約の元、エルドランドに暫し留めよ」
そう宣言するように言うと、握られていた流の右手の甲が熱くなる。
そして、同様にエリスの左手の甲に何かが浮かび上がった。
「え…」
「…これでカシエル様は今日から正式な、私の使い魔となりました…あの、一生懸命頑張って魔術師になるので、こんな未熟なパートナーですがよろしくお願いしますね。」
(へ?使い魔?)
吐き気も忘れてポカンとしていると、エリスは流から手を離して、自分の左手の甲を見ると目をキラキラとさせて「お揃いです!」と、それは可愛いい笑顔を浮かべた。
流は恐る恐る、自分の右手の甲を見ると、ガーンッとタライが頭に食らったかのような衝撃が襲った。
流の右手の甲には、エリスの左手にあるものと同じ、複雑な幾何学紋様の痣が刺青のように浮かび上がり、微かな光を宿している。
不覚にもエリスと自分が同じ鎖に繋がれたような感覚が沸き起こり、エリスが以外の人間と違って、なんかキラキラとした存在感を感じとれる。
なんだこれは。
(…もしかして、俺めんどくさい展開に巻き込まれた?)
愕然とする流を他所に、周りの客席からはエリス達に向けて惜しみ無い拍手が贈られていた。
今回登場した神獣
・神馬:サミシュテイル
・名前:ルーベルト&サムエン。
・属性:太陽・光
・本主人:聖神オルギオス&慈母神メリニア
・仮主人:樫江 流
・攻撃力
一頭あたり:S
戦車装着時:EX
・防御力
一頭あたり:A+
戦車装着時:SS
・特殊効果・
召喚時に戦車がついてくると、その場のフィールドが全て光属性となり、攻撃力が倍に上がる。
さらに御者・天使がいる場合、攻撃力はさらに跳ね上がる。
・備考・
たぶんまた登場してくれる凸凹コンビ。
因みにルーベルトがチャラ男でサムエンが武士の方
普段は女神の園で放し飼いされてる神獣たちの内の二匹。
大きさは普通の馬よりちょっと大きいぐらい。雪のような純白な毛を持つ
単独でも召喚が可能。