はじめての友達
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母と分かれた後、虹人は、これから自分が編入する、6-2の教室へ歩みを進めた。担任からおおよその場所は教えられていたから、迷うこと無く着いたはいいが、虹人の頭の中は、別のことでいっぱいだった。
これから自分に友達はできるのだろうか。
もしできたとしても、いい関係は築けるのか?
そもそも友達ができず転校先で孤立したら?
もしそうなったら僕はどうなるんだろう・・・?
ドキドキ半分、不安半分の中、自己紹介の後指示された席に着席し、ボーっとしてしていると、後ろの藍色の髪の人から声をかけられた。
「初めまして。転校生君。僕は氷山海氷山海。海って呼んで。君の名前は?」
「に・・・虹人。七瀬虹人。」
からかわれるかと虹人は思った。が、
「虹人って言うんだ。いい名前だ。これからよろしくね。」
なんだろうコイツと思いながらも、虹人の不安は徐々に消えて、特に緊張無く一、ニ時間目の授業をつつがなく終えることができたので、中休み、一時間目の国語の授業中に偶然見つけた今朝の女の子を見つけたので、中休み中に話しかけてみると、ああ、あの時のというような顔をした後、謝罪しようとしてくれた。
謝らなくていいと言うと、彼女は、いいの?とでも言いたそうな顔をしてから、喜んで名前を教えてくれた。
彼女の名前は中村綾音中村綾音といった。
虹人は心の隅で思った。
先程の彼女の笑顔は、どこか寂しく光る月のようだと。
しかし、今の虹人にはそんなものはただの失礼な偏見として、捨てることしかできなかった。
ありがとうございました。




