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【SF5位達成】『哀しみのマグナム』リバイバル  作者: 虫松
第五部 月面基地戦線

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第六話 月面都市ムーンライトの闘い①

アクスたちは再び

月面都市《ムーンライト》へと帰還していた。


白銀の砂が光を反射し、

遠くには静かに鎮座する巨大な軍艦。

それが、彼らを火星へと運ぶはずの宇宙戦艦《プロメテウス》だった。


「……あれが宇宙軍艦だね」

ディックが眩しそうに目を細めた。


「だんだん近づいてきました」

イーグルの機体が通信を送る。


だが次の瞬間――

アクスの瞳が、異様な動きを捉えた。


「……?! 何か変だぞ!」


上空の軍艦が、突如として不規則な蛇行を始めた。

月面に長い影を引きながら、まるで“苦しむ巨獣”のようにのたうち回る。


そして


ドドンッ!!


艦首から火柱が立ち上がった!

白煙が吹き荒れ、巨大な鋼鉄の船体が軋む!


「火柱が上がったよ!どうなってるの!?」


宇宙戦艦《プロメテウス》艦内


「この月面都市での戦闘は非武装地域により禁止されている!」

艦長は必死に外部へ警告を送る。


しかし応答は冷たかった。


『知らんな』


月面の上、

黒いマグナムが立っていた


挿絵(By みてみん)


服部のアーマドマグナム【NINJA】。

その手裏剣型爆弾が閃光を放ち、

次の瞬間、司令塔を直撃した!


ズドォォォォン!!


艦内が激震し、士官たちが吹き飛ぶ。


「攻撃してきました!うわぁー!」


「貴様ら地球軍のものなのか!? 違うなら、なぜ攻撃する!!」


通信画面に映ったのは血のように赤い双眸。


「金のためだすよォ!!」


咆哮とともに現れたのは、

ハングのマグナム【ミノタウロス】!

挿絵(By みてみん)

その角が閃光を放ち、司令室を粉砕した!


「ば、馬鹿な!我が艦の装甲は五重構造だぞ!」


「五重だろうが十重だろうが、潰すだけですわッ!」


鋼が裂け、爆炎が艦体を貫く!


月面上空


宇宙戦艦《プロメテウス》は制御を失い、

アクスたちのいる基地めがけ、墜落を始めた!


「やばいぞ!逃げろ!!」


アクスは全力で後退し、

砂を蹴って疾走した。


「ディックちゃん、捕まってくださーいねッ!」

イーグルのマグナムが飛行形態に変形し、

ディックのマグナムを強引に掴みあげる!


「な、なにが!? 何だかわからないよーっ!!」


後方では

巨大な戦艦が燃え、崩れ、

月面を灼熱の海に変えていった。


「僕たちのプレゼント、気に入ってくれたかなぁ?」


冷たい声が、爆炎の中から響く。


狼のようなシルエット

ポールの機獣マグナム【エアーウルフ】が、

血のように赤い月光を背に、舌を舐めた。


挿絵(By みてみん)


「ヒュゥ……月の空気、血の味がして美味いねぇ」


月面都市ムーンライトは、

たった数分で、火の海と化した。


崩れ落ちるドーム、爆散する建造物。

無重力に漂う瓦礫の間を、

三体のアサシンギルドのマグナムが、獣のように舞う。


それはまさに

地獄の傭兵部隊《アサシンギルド》、襲来。


次の標的は、アクスたち。


そして、ムーンライトの夜は、

“血の夜”と呼ばれる伝説の始まりとなった。


服部専用機 アーマドマグナム

挿絵(By みてみん)

機体名 【 NINJA 】

忍者をイメージした機体。

手裏剣やクナイの爆弾

分身の移動攻撃を繰り出す。機動性重視


ハング専用機 アーマドマグナム

挿絵(By みてみん)

機体名【ミノタウロス】

地獄の怪物、ミノタウロスをイメージした機体

2つの鉄球と2本の角であらゆるものを破壊する

パワー重視のマグナム


ポール専用機 機獣マグナム

挿絵(By みてみん)

機体名【エアーウルフ】

狼の形をした機械獣のマグナム

素早い動きで敵を翻弄

爪と牙で急所を貫く。


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