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全話完結【戦争小説】『哀しみのマグナム』リバイバル  作者: 虫松
第三部 アジア大陸戦線

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第八話 長江を挟んだ両軍の激突

【長江・決戦場】


朝霧に包まれた長江の河岸。

川面に反射する光が、数百万の機体と兵士たちを赤く染める。


地球軍 300万人

火星軍 250万人


その数だけでも、地平線が揺れるほどだった。


遠く、呂布のマグナム【阿修羅】が背後の太陽に輝く。

六本の腕が武器を構え、地上の大地を踏みしめるたびに地鳴りが響いた。


呂布専用 アーマドマグナム

挿絵(By みてみん)

機体名 【阿修羅】

背中から六本の腕がおのおの武器を持ち

敵を一気に粉砕する。近距離型マグナム


曹操のマグナム【黒龍】が、上空を翻りながら素早く火星軍に突進する。

飛行タイプに変形した黒龍の翼が、空気を裂くような轟音を立てた。


曹操専用マグナム

挿絵(By みてみん)

機体名 【黒龍】

飛行タイプに変形可能なマグナム

上空から素早い動きで敵を倒す。


「我は呂布なり一騎打ちを申し込む!」

その声だけで、火星軍は震え、士気が一瞬で揺らいだ。


アクスのレッドオーシャンが前に出る――が、

「待て、俺が行く!」

ドミノ曹長のアマードコアが割って入る。


呂布は地球軍と火星軍の中間に立った。

まるで戦場の真ん中に竜が舞い降りたかのような存在感。


「ドミノ曹長、大丈夫ですか?」

「任しておけ!」

ドミノ曹長は機体を前に突き出し、呂布の阿修羅と向かい合った。


ガッシ

二つのマグナムの拳が、重く握手するように交わる。

戦場に凍りつくような沈黙が訪れた。


「どういうことだ!」

曹操が叫ぶ。


「私はこれから火星軍として戦うことになった!」

呂布の声が、長江の河面に反響した。


その瞬間、地球軍の前線が総崩れを始める。

ドミノ曹長の目にも、一瞬、焦りが走った、だが、その表情の裏には確かな覚悟があった。


「呂布大将が裏切ったぞー!」

地球軍兵士たちの叫びが響き渡る。

鉄の足音と砲撃の音が入り混じり、長江の河岸は戦場そのものの地獄絵図となった。


呂布の阿修羅が六本の腕を振るい、一瞬で地上のアーマドコアを粉砕。

鎖槌が地面を打ちつけるたび、地面が砕け、爆煙が戦場を覆う。


黒龍の曹操が上空から滑空し、地球軍の背後を襲撃する。

ミサイルとビームの嵐が、地球軍の防衛線を切り裂き、無数の機体が爆炎に包まれる。


「うわああああ!」

悲鳴と爆音、装甲が裂ける音、炎に焼かれる機体――戦場は絶望に沈んだ。


地球軍の連携は崩れ、混乱と恐怖が広がる。

誰もが目の前で仲間が吹き飛ばされ、血と破片が舞い散る光景に凍りついた。


呂布は無慈悲に駆け抜け、阿修羅の六本の腕がまるで鋼の嵐となり、地球軍を押し潰す。

黒龍の曹操は空から追撃し、逃げ場を完全に封鎖した。


「これは……地球軍、総崩れだ……」

アクスの声も震え、レッドオーシャンの装甲が火花を散らす。

しかし、その瞳にはまだ諦めない炎が宿っておた。


火星軍は制空権を握り、長江を赤く染めた。

呂布と曹操の連携は完璧で、地球軍の前線はほとんど壊滅状態。


「……ここからが、反撃の戦いだな」

アクスのレッドオーシャンの機体は握ったリボルバーを空に掲げた。

その先に待つのは、血と鉄の地獄の中で、奇跡を起こす戦いだった。


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