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プロローグ 引き裂かれた運命

2011年 地球人口は70億人を突破。それから150年後、

2116年 地球人口は200億人を突破。


地球は人類が溢れ、一人で一部屋、庶民には夢のような世界。


人々は貧富の差が広がり、富を分け与えよとデモや暴動が活発に地球の各地で起こるになる。

お金持ちは高層マンションから貧民街の下界を見下ろす。


地球上に人間の住める土地がなくなってきた。土地をめぐる争いは世界各地で戦争が起こるようになる。

食料の確保、水の確保、人類は海の水さえ浄化して飲み水にかえひえあがらせてしまう。危険すらあった。


ついに人類は宇宙へ移民を始めた。

月面都市、ムーンライトが完成。


2100年第一次宇宙移民計画スタート 月面都市へ 1億人が大移動を始めた。

人類は宇宙で火星や月に都市を開拓、宇宙に畑や田園を作り上げた。


宇宙開拓人同士が結婚子供が産まれ、子孫が、家族は増えていき

人類はさらに繁栄していった。


◇火星都市、マーズ ヴィクトリーが完成◇

2110年 第二次 火星移民計画及び月移民計画がスタートし10億人移民計画開始。

2150年 宇宙コロニー都市計画スタート 50億人移民計画始まる。

2203年 第一次 宇宙コロニー移民計画始まる3億人移民。生活を始める。


さらに116年後

2232年 人口は500億人を突破火星政府が樹立。


当初、地球政府と火星政府は対等な条約だったはずが自由貿易により資源の乏しい火星政府は財政的を圧迫。地球政府は譲歩せず、関税措置は撤廃しないと公言。新たな条約は締結は暗礁に乗り上げていた。地球政府と火星政府は関係は非常に険悪な状態となっていた。


そのような緊迫した政治状況の最中


【登場人物紹介】


名前:マーシャル

年齢10歳 政府軍人の高官の長男 将来エリート将校を夢見る

性格:妹想い、優しい性格。面倒見がよく兄貴分タイプ

容姿:中肉中背、髪ロング金色、手足が長い。王子様タイプ


名前:ミレーユ

年齢:5歳 マーシャルの妹

性格:兄貴大好き、優しい性格。料理を作るの大好き。

容姿:おしとやか、髪は金髪、手足長い。外見はおっとり内面しっかり者タイプ


名前:アクス (主人公)

年齢:5歳 ミレーユとは幼なじみ マーシャルの父の部下の子供

性格:短気、怒りっぽい。真面目。

容姿:骨太、格闘タイプ、短髪黒。体格はがっちりしている。


◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■


場所:アメリカ大陸 地球政府要人宅 マーシャル家 屋敷内


今日はミレーユの5歳の誕生日。


挿絵(By みてみん)


屋敷の広間には豪華なケーキ、風船、音楽。そして仲良しのアクスとその父親が訪れていた。


「プレゼントありがとう!」

ミレーユは嬉しそうに言った。


「ほら、これ。欲しがってたろ?」

アクスが差し出したのは、小さな貝殻でできたブレスレット。


「うわぁ……かわいい!」

ミレーユは左腕にはめて、うっとりと眺める。


「べ、別に……大したもんじゃねぇし……」

アクスは照れてそっぽを向いた。


「ふふ、アクスの意地悪!」


「ミレーユ、ブレスレット、似合ってるよ」

マーシャルが笑顔でミレーユの手を取った。


「えへへ。兄さまにそう言ってもらえるなんて……嬉しい」


「さあ、ケーキのろうそくを消そうか」

マーシャルが促した、その時――


(キュン……キュン……)


「ん? なんだ今の音……?」

マーシャルが眉をひそめる。


「機械の警報か? おかしいな……」

アクスも立ち上がる。


――その直後。


ドドドドドドンッ!!!!

屋敷の外から、銃声と爆音が響き渡った。


「きゃあああああっ!」


「なんだ!? 銃声だ!」

アクスが叫び、身構える。


バンッ!

扉が激しく開き、執事が血相を変えて飛び込んできた。


「坊ちゃま方! 緊急事態です! 屋敷に武装集団が侵入、現在内部で銃撃戦が発生しております! すぐに安全な場所へ避難を!」


「ミ、ミレーユ……大丈夫だ、兄さんがいる……」

マーシャルは妹の肩を強く抱いた。


「こ、こわいよぉ……アクスぅ……!」

ミレーユは泣きそうになりながらアクスにもしがみついた。


「大丈夫だ、絶対守るからな……!」


「誰の仕業なんだ!? 火星のやつらか?」

アクスが執事に問い詰める。


「おそらく火星独立派のテロリストかと……今はとにかくこちらへ!」


一同は執事の案内で屋敷の裏側へと急いで移動し始める。

だが――


廊下の床に、倒れた警備兵たちの死体が横たわっていた。


「……うっ……!」

ミレーユが立ち止まって目を見開く。


「ミレーユ、目を閉じて。見ちゃダメだ……」

マーシャルがミレーユの目を優しく塞いだ。


「どうしてこんなことに……」

マーシャルの声に怒りと悔しさがにじむ。


「回線は切断、通信は妨害されております。応援は……期待できません……」

執事の顔は血の気を失っていた。


「くそっ……」

アクスが歯を食いしばる。


――そのとき、耳元に銃声が響いた。


バンッ!


「うぐっ……!」

執事が胸を押さえてその場に崩れ落ちた。


「執事さん……!?」


「逃げ……て……坊ちゃま……!」

執事の瞳は涙に濡れていた。


「動くな」

暗闇から浮かび上がる影――武装テロリストたちが、廊下の奥から現れた。


「地球政府の要人の子供、マーシャル・ミレーユ……身柄を確保する」


「父上は……父上は無事なのか!」

マーシャルが叫ぶ。


「上の階で抵抗中だ。だが、もう時間の問題だろうな」

リーダー格の男が不敵に笑う。


「おとなしく来れば、妹だけは傷つけないでやる」

男はミレーユに手を伸ばす。


「ふざけるなっ!!!!」

アクスが叫び、猛然と突進した。


ドガッ!!


「ぐっ……このガキィッ!」

不意を突かれたテロリストは壁に叩きつけられた。


「今だ、逃げろマーシャル!! ミレーユを連れて!!」


「アクス……! お前……!」


「行けって言ってんだよぉおおおお!!」


アクスはテロリストの体にしがみつき、羽交い締めにしていた。


「この……離れろッッ!」


「ぐっ……絶対に、ミレーユだけは……!」


「アクス、すまない!!」

マーシャルはミレーユの手を引き、走り出す。


「兄さまっ……アクスが……アクスがぁ!!」

ミレーユは泣きながらアクスの名前を叫んだ。


「大丈夫だ……アクスは強い……必ず生きて戻る!」

マーシャルは涙をこらえ、ただ前だけを見て走った。


――その背後で。


「ガキがっっ!!!」

テロリストがアクスを壁に叩きつける。


ゴンッ!!


「ぐ……あっ……」

アクスの身体は床に崩れ落ち、意識を失った。


彼の手から滑り落ちたのは、ミレーユがつけていたブレスレットの箱だった。


その日、マーシャルとミレーユは辛うじて逃げ延びた。

だが、幼きアクスの運命は闇の中へと沈んでいった。

そして、襲撃事件から15年の時が流れた――


宇宙に、人類の未来が託される時代。

平和の裏で蠢く陰謀、失われた絆、そして新たな宿命が、いま幕を開ける。


壮大なる物語が、今始まる。


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