変態に配慮
趣味の針仕事。ちまっちまと細かい作業をしていた時。
「このチマチマさは誰得なんだ?」
「だから何だって?」などなど。
チマチマチマチマしている作業をウンザリしながらこなしている自分に対して…
「変態か!!」
と、叫んだ。
叫んでからハッとする。
自分が今さっきまで嫌々ながらにしていたちまっちまとした事を本職としている人や、楽しんでいる人もいるはずだと。
自分はその人の事を「変態」と言ってしまったのではないかと。
《変態とは》
へん‐たい【変態】 の解説
[名]
1 形や状態を変えること。また、その形や状態。
2 普通の状態と違うこと。異常な、または病的な状態。
「お品は身体に—を来したことを」〈長塚・土〉
3 《「変態性欲」の略》性的倒錯があって、性行動が普通とは変わっている状態。また、そのような傾向をもつ人。
4 動物で、幼生から成体になる過程で形態を変えること。おたまじゃくしがカエルに、蛹がチョウになるなど。
5 植物で、根・茎・葉などが本来の形から変化し、著しく異なる形態をとること。葉がとげとなるなど。
6 同じ化学組成で物理的性質の異なる物質の状態。温度変化などによって生じることが多い。単体の場合には同素体という。転位。
《https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%A4%89%E6%85%8B/ より》
コロンの叫びで使われた『変態』の意味は、この場合②か③に該当する。
「私はチマチマチマチマした事を仕事にしている人をdisってしまったのではないか!?」と、心配した。
自分以外誰もいない部屋で。
自分もチマチマチマチマしてるくせに。
なので謝罪する。
「世の中の変態さん、ごめんなさい。コロンもどっちかと言えば変態寄りなのに「変態」と言ってしまってごめんなさい。でも、今の世の中「変態」は褒め言葉になる事もあります。許してください」
「変態」と言う言葉に「配慮」する日が来るとは。
難しい世の中なりました。
ガチのヤバいやつは別です。