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プロローグ


この桜が舞うのを見るといつも決まって思い出してしまう。


この桜咲く季節に君を好きになってしまった時の胸の高鳴りを。


こんな気持ちになれた嬉しさと、もう味わえない悲しみが襲う,,,


君という素敵な花が僕に素敵な世界を見せてくれた。


俺も君の色になれたなら嬉しいんだけどな……


君は僕に色んなことを教えてくれたけど、僕は君に何もしてあげられなかったね……



なぜなら……… 


君は僕がなにかしてあげる前に僕の前から消えてしまったのだから…




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