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12 人間10年目 「新聞配達と盗み&幽体離脱初体験」

祖父母にとどめの言葉


「お前を愛することはできない。

晶子を不幸にした秀に似たお前は特に憎い。

 顔を見るだけで吐き気がする」


と言われていても私は祖母の側に居たかった

かつて祖母が働いていた新聞配達の手伝いを

一緒にやていた。


ここで得たお金は、好きなものを買うということはなく、

学校の給食費や学費関係の支払いにあてた。



一方では、、身内の財布から、お金を盗み取り、

盗み取ったお金で遊びに使い

矛盾した光景が見られる。


この頃から、

お金に対する考え方が形成されていたと思う。



その当時の大黒柱の母は、父との離婚後、

母方の祖父母の家に住んでいたもの、

母子家庭となり女一人で

四人の子供を育てることは並大抵でなかった。


もともと、母晶子は、

過保護に育てられた世間知らずのお嬢様。

両頬にえくぼがクッキリとあり、

まるで子供のように笑う誰からも愛される人だった。


しかしながら、仕事をしながら子育てをする

この当時の母は、ますます精神も病み精神科に通い、

次第に私たちと過ごす時間が少なくなっていった。




下の妹達は母の作ったご飯を口にしたことはない。

祖母と私が作るご飯の味が唯一お袋の味だった。



母は育児を放棄し、

友達と遊ぶことを毎日

自分の事で精一杯


私は祖父母たちに甘えている母

男がいないと生きていけない女としての母に対し

激しく嫌悪感を抱くようになっていた。





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