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31 海豚のダンジョン

 日本が調査した限りではダンジョンは地球上の至る所に場所を選ばずに発生していた。極地や深海の様な生物が少ない環境でも発生していた。生物がほぼ皆無の火山口の中にすら発生していた。中で生き物を繁殖させて糧としているにしては不思議な事だな。

 この様にダンジョンは場所を選ばずに発生する為、人からは見えていないだけで海中にもたくさんある。そして陸よりも海中にあるダンジョンの方が遥かに多い。地球では陸よりも海の方が広いからな。その海の大陸棚の生物相が濃い場所ではダンジョンによる環境の浄化に生物の強化とダンジョンの氾濫も相俟って海の生物が爆発的に増えていた。知っての通りそうして増えた魚の中には船舶を齧るものがいて人は船舶による交易は困難となっていた。対処方法はあったがダンジョンの氾濫以降は海洋貿易が縮小していてコストが見合わないのだ。


 日本では海中のダンジョンについてはついこの間までその様相が明らかとなってはいなかった。日本政府が人の住めるダンジョンの攻略を優先していたために調査が後回しとなっていたのだ。海中のダンジョンは中が海水で満たされていると考えていたからな。それで人が攻略した海のダンジョンは沿岸部の半水没状態にあるもののみだった。それが最近になって、大気が在り人が住めそうな海中のダンジョンもあるのが明らかとなった。海中に在るからと言ってダンジョンの中が海水で満たされているとは限らないのだ。

 この大気と陸がある海中のダンジョンを最初に見つけたのは離島で半水没状態のダンジョンの主となって生け簀を造っていた例の変わりもんである。この人はスキューバダイビングを趣味でやっていてその自分のダンジョンの近くの海中に新たに発生したらしきダンジョンを見つけて潜り込んだ。そうしたら中は海水で満たされてはいなくて近くにある自分のダンジョンと酷似していたのだ。うちの家族はこの発見者とは親交があるのでこの話を直接聞いていた。俺はこの話に興味が湧いて研究者の横井さんに海のダンジョンについて尋ねたところ、この大気のある海中のダンジョンの発見で調査の優先順位が上がって本格的な海中の調査が始まっていた。既に人が住めそうなダンジョンが幾つか見つかっているそうな。それを聞いてどうしてもそのダンジョンの中を見たくなった俺は研究の為にダンジョンに行く横井さんに無理を言って潜水艇に同乗させて貰った。


「思っていたよりも深いな。もっと浅場に在ると思っていたよ」


「でも日は当たっているしスキューバダイビングで潜る程度の深さだから海全体から見れば浅いですよ」


「離島で見つかった例のダンジョンはどうだったの?俺が話を聞いた時には随分時間が経っていて人の手が入っていたから発生初期の状態は知らないんだよね」


「報告があった時には驚いて急いで見に行きましたよ。岸近くの浅瀬でダンジョンの入口が完全に海中に在りましたね。でも海に潜って中に入ると人の開拓に向いた今では珍しくもないダンジョンでした。これから入るダンジョンの中は様相が明らかに違いますよ。楽しみにしてください」


「そうなんだ」


「ええ、海の生物が主のダンジョンだからか陸地は有っても狭いのですよ。それで人の住める陸地を造る所から始める必要がありました」


「もう入植を始めてるの?」


「ええ、上に乗り気な方が何人も居るので」


「……宮仕えはたいへんだねぇ」


「成功すれば海中にあるダンジョンの一部も勢力圏に組み込めるとあって期待が大きいのですよ」


 極地にあるダンジョンの攻略に目途が付いた今、陸にある人の攻略に向いたダンジョンで残っているのは既に獣の勢力範囲内にあるものしかなかった。あとは新たに発生するダンジョンぐらいだ。それで日本政府はこの新たなる人のダンジョンとなる可能性を持つ海中のダンジョンに目を付けたのだ。今の所この可能性に気付いた国は無く競争相手はいない……のかな?




「そろそろダンジョンに入りますよ」

 潜水艇はダンジョンに入り海面へと浮上し、我々はハッチを開けて外の空気を吸った。


「へぇ、これが海中のダンジョンか。本当に空気があるんだねぇ」


「ええ、それでこのダンジョンで人の居住の可能性を研究中なのですよ」


「陸はどんな感じなの?」


「今は人が住み着いて少しづつ拡げている所ですね」


「ふ~ん……このダンジョンの主は何?」


「個体数から見て海豚でしょう。このダンジョンに他にそれらしき生き物は居ません」


「ならこのダンジョンは取り敢えず安全なんだな。海豚は人を襲わないらしいし」


 ダンジョンの主が人を排除しようとする気配が全くない。これが猪や熊が主のダンジョンなら絶対に襲われている。猪や熊にとって人はダンジョンの主を競う相手でダンジョンの中では縄張りを犯した排除対象となる。少人数なら警戒して威嚇するだけかもしれないが増えたら確実に排除される。海豚と人では生息域があまりにも違うので脅威とは見做されていないのかもしれないな。


「鮫や毒を持つ生物もいるので注意は必要です。危険は日本近海と同レベルですよ」


「日本近海か……なら船はやっぱり齧られちゃうんだ」


「あの魚は人は襲わないから脅威ではありません。厄介ではあるんですけどね」


「まぁ、ダンジョン内では船も保持出来ないからどうでもいいのか」


「ほら見えてきました。あそこが拡げている島です」


「南国風だ」


「このダンジョンの外は南国ですからね」


 島を見るとマングローブが生い茂っており一部は砂浜擬きで椰子が生えていた。上陸して歩き回ってみたが沖縄の島みたいな感じだな。川が在りその河原では鳥がさえずり飛び交っており、水面には魚影が映っていた。開けた所には田畑が広がっていて人と牛の姿があった。全て人が持ち込んだものだ。マングローブや椰子等の植物も元々は生えていなくて全て人が持ち込んだものだ。そうして人が持ち込んだ動植物が増えるにつれて島は広くなっていくのだな。元々は砂浜と岩礁みたいな感じだったのをここまで拡げたそうだ。


「食べ物は充分にとれそうだし住むのに問題は無さそうだな」


「ええ、特に問題は無いですね。作物も順調に育っているし海は魚介で溢れているので」


「海豚は陸には関心も無いだろうし人とは争いになりそうにないな」


「ダンジョン内で陸を拡げても海が狭くなる訳ではなし問題はありませんよ」


「ふ~ん。でもダンジョンの主が海豚では乗っ取れんでしょう?」


「まぁ、そうですね。人が潜水艦を送り込もうが中で陸を拡げようが海豚等の鯨類のダンジョンの攻略は難しいでしょうね」


 鯨類が主のダンジョンの中はほぼ海である。大気はあるが陸は申し訳程度しかないので人が攻略するのはまず不可能だろう。鯨類がダンジョンの主である限り陸は海よりも広くは成らないだろうし、陸が海よりも広くなければ人は鯨類より優位には立てない。この先人が陸を拡げて数を増やしてもこのダンジョン内での鯨類の優位は覆らないだろうな。


「だよねぇ。それに下手に喧嘩を売るとダンジョンの外でも敵対する破目に陥る」


「外の海で海豚や鯨と敵対するのは勘弁ですね」


「それと此処みたいな人が主でないダンジョンに住むのは不便だよ?ダンジョン同士が人には繋げれないから行き来が面倒だ」


「多少不便ですが潜水艇で行き来は出来ます。それに利点もある」


「何?」


「陸に猛獣が居ないので人の居住には適しているんですよ」


「確かにヒグマは此処には来そうにないな」


「それに新たに発生したダンジョンであれば攻略は容易で人のダンジョンに出来ます」


「ああ、そうか。新たに発生するダンジョンは近くにあるダンジョンに似るからなぁ」


 海の生物が主のダンジョンなので人が乗っ取って主に成りかわるのは難しいのだけど海中に新たに発生するダンジョンなら人が攻略して主となる事も可能だ。そして新たに発生するダンジョンは近場の優勢な生物を取り込むためにか近くにあるダンジョンに似るのだ。近場のダンジョンから分岐した感じだからか学者達はこれを派生ダンジョンと名付けた。


「そうなんです。ダンジョン内の陸を人が住み良い様に開拓して置けばその近くに発生する派生ダンジョン内の陸も開拓が楽な筈なんですよ」


「なるほどなぁ」


「それに発生して日が浅いダンジョンなら海豚が入り込んでいなくて攻略も容易い」


 確かにダンジョンが発生したばかりなら中に海豚の餌となる生物が少ない為に海豚が主として棲み付く事もなくて人の攻略は容易い筈だな。


「だけど海で人のダンジョンを増やすのには時間が掛かりそうだな」


「まぁ、でもそれは陸でも同じですね。極地におけるダンジョン攻略に目途が付いたのでこれからは陸でも海でも地道にやるしかないんですよ」


 海中のダンジョンにも大気と陸を持つものが存在した。海の生物は多様で海面近くを好むのもいれば海底に潜むのを好むのもいる。砂浜や干潟を好むのもいれば磯や岩場を好むのもいる。そんな訳で陸近くの浅場にある海中のダンジョン内にはそこにいる多様な海の生物が棲んでいて大気や陸が有ったりもする。それらは海の生物が主のダンジョンだから陸は広くはないのだけどウミガメが棲み着いていれば産卵に適した砂浜擬きが在り、オットセイが棲み着いていればその繁殖に適した広さの陸が在るのだ。

 日本人はダンジョン内に在るそれらの陸を拡げて海の中のダンジョンにも住み始めた。現状では人が住めるのはこの浅場にあるダンジョンだけだ。流石に海が深くなるとそこにあるダンジョン内は海水で満たされており人は利用できそうになかった。








 海中のダンジョンに人が住めるのを確認した日本人は海に人のダンジョンを増やすべく行動を開始した。まだオーストラリアとニュージーランドがシナ人の乱の最中の頃だ。その頃の日本人はシナ大陸のシナ人とアメリカやオーストラリアで乱を起こしたシナ人が結びつくのを恐れて、太平洋の各地に自衛隊を派遣して巡視していた。そしてその巡視と併行する形で太平洋の海中のダンジョンを探っていた。


「前の報告ではシナ大陸周辺の海域にあるダンジョンの探査は順調そうだったが、その後は如何だ」


「状況に変化はありません。着々と探査を進めています」


「シナ人には気付かれていないのか?」


「シナ人は海には関心がない様ですね。内乱状態でそれどころではないのかもしれませんが」


「海では船が魚に齧られて漁もままならないからな。それに魚が欲しければダンジョンの中で育てればいいし」


「ダンジョンの氾濫以降のシナは軍艦すら海に出す様子はありません。騒がしかった尖閣諸島も南沙諸島も静かなものです」


「我々が行くまで海南島が孤立していたからな」


 シナは様々な勢力に分裂して内乱状態にある。モンゴル、チベット、ウイグル、チワン等の民族は早々に独立して勢力圏を築いていた。海南島も独立勢力となっていたのだが海に隔たれていた為に孤立していた。ダンジョンの氾濫以降の海を渡海できる勢力が周囲には居なかったからだ。日本の東南アジア方面への支援が始まってからは海南島にも日本の拠点が設けられて、今ではダンジョンを通じて交流が保たれている。


「日本にとっては有り難い事ですね。シナ人が我々の探査に気付く事は無いでしょう」


「ふむ。シナ人についてはあまり心配する必要は無さそうだな」


「アメリカの潜水艦がうろついているようですが?」


「それは今迄通りの対処でいい。奴等が日本の領海を犯さない限りはな」


 アメリカはダンジョンを忌避しているからな。海の中にあるダンジョンに関心を持つとは思えない。


「了解です」


「それで海で人のダンジョンは増やせそうか?」


「我々が攻略したダンジョンは総数で十です。海豚のダンジョンを見つけては人を送り込んでいますがやはり攻略は難しいですね」


「海豚のダンジョンの攻略が難しいのは学者さん達の予想通りか。人のダンジョンが十から増えていない様だが?」


「実は想定外の事がありまして報告書を作成中です」


「想定外?何があった」


「海豚の知能が高いのは知っていましたがこれほどとは」


「海豚が邪魔をするのか?」


「……いえ、邪魔はしてません。最近はダンジョン探査を手伝ってくれてます」


「それは少し前の報告書にあったな。楽ができていいじゃないか」


 探しているのは海豚のダンジョンとその派生ダンジョンだから海豚を味方にするのは良い作戦だ。


「初めは私もそう考えていたんですよ。でも段々こちらの思惑から外れてきたんです」


「??具体的に何がどう外れてきたのかな」


「海豚が海豚のダンジョンに人を迎え入れてくれるのはこちらの目的にかないます。でも派生ダンジョンの方は人と海豚との取り合いの様相となりました。それで人のダンジョンが増えていないのです」


「派生ダンジョンが未熟なら海豚は深くまで入り込まないから人の好きにできる筈だろう?」


「海豚は賢いんですよ。人がダンジョンの中を開拓するのに気付いてほんの少し遅れる形で棲み着く様になりました。この状況は人が優勢とも海豚が優勢とも言えません。ダンジョンは共有する形ですね」


 予定ではダンジョンを攻略した後は中を人が好きに開拓して海の層は減らす予定だった。ところが海豚が棲み着いた事でそう上手くは運ばなかった。予定より海の層が残る羽目になったのだ。


「……当初の計画とは若干違っているが共有であれば我々のダンジョンと繋がるのだろう?そう外れたものではないと思うがな」


「そうですね。ダンジョンの人による独占は出来ませんが勢力圏を拡げる目的は叶います。海豚を味方に付ける事で攻略の効率も上がる。人にとってもそう悪い話ではないです」


「?取り合いにはなっていないと思うが」


「海豚は賢いんですよ。次があるんです。気付いたら海豚がダンジョンの開拓をする様になっていたんですよ。これは人から影響を受けてでしょうね」


「それは人の関与無しでの開拓か?」


「そうです。人が居れば派生ダンジョンまで誘導してくれますが人が居なければ海豚だけで派生ダンジョンを開拓しています。開拓と言ってもダンジョンを繋げて様々な生物を送り込んでいるだけですけどね。でもそれだけで自然に任せるよりは確実にダンジョンの成熟が加速されます」


「人を派生ダンジョンに誘導してくれるのだろう?どうも取り合いと言った感じではないな」


「海豚にとっては人も開拓の為に送り込んでいる他の生物と同じなのかもしれません。人を送り込めば人の開拓で早くダンジョンに棲めるようになる。人が住むのは海豚が使わない陸だし都合が良いと考えているのかも」


「そうすると派生ダンジョンは海豚と共有するしかないのか」


「探索の人手は足りないし海豚と喧嘩する訳にも行かない。派生ダンジョンを人だけのものにするのは無理だったんです。十ある人のダンジョンにしても海豚は棲み着いていて実質的には共有してますしね」


「個人的には海豚と共有するにせよ人がダンジョンの主となれるなら良いと思うがな」


 全てを人のものとするのは土台無理な話なのだ。極地の競争相手が居ない状況とは違うのだからな。それに海の中は元々人の住む所ではない。そこにあるダンジョンも本来なら海洋生物が主となるのが当然の事で人はそこに無理矢理に入り込んだのだ。


「仰る通り此処までは海豚と共有するにせよダンジョンを確保できるなら妥協はできるでしょう」


「なら別に問題ないではないか」


「これは海豚を観察している研究者から昨日知らされた事なのですが、海豚がアメリカの潜水艦にも誘いをかけているのが確認されました。アメリカ人は気付いていないようですが」


「……海豚は日本人とアメリカ人を区別しないのだな。当然か、人だって専門家でもない限り海豚の区別なんてしないからな」


「ダンジョンに興味のないアメリカはよしとして、他国には気付かれる可能性があります」


「ん~少し不味いかな。でも海豚に指示もできんし種類も多くて生息域も広いから全てを我々でカバーするのは不可能だし。これは成るようにしか成らんな」


「幸い太平洋に潜水艦を展開しているのは日本とアメリカだけです。ロシアもヨーロッパ諸国も大西洋はともかく太平洋には艦船を派遣していません」


「何処もそんな余裕はないからな。日本ですら対シナ警戒の巡視が無ければここまで密には展開していないだろう」


「でもいつか気付きますよ。オーストラリアやニュージーランドの近海でも海豚が人をダンジョンに誘う様になっています。スキューバダイバーが海豚の誘いに乗ったらそれでばれる。まだ陸の事で手一杯でそれどころではないでしょうがそう遠い先の話ではないでしょうね」


「シナ人の乱も何れは収束するだろうし、我々は巡視に紛れてこそこそと遣っていたが気付かれるのは以外に早いかもしれんな。至急、報告書を提出してくれ。判断は上に任そう」


 海豚がダンジョンの開拓を始めたのはつい最近の筈なのだがそれは既に太平洋中に広まっていた。海豚を利用してダンジョンの攻略を進めた日本人が広めたも同然だ。調査してみるとまだ日本がダンジョンの攻略を進めていなかったインド洋でも海豚によってダンジョンの攻略と開拓が進んでいた。このペースだとあと五年もすれば大西洋までこれが伝播するだろうな。








 海中のダンジョンは極地から熱帯まであらゆる海にその存在を確認できたが、極地にある海のダンジョンは中の環境が人には厳しいので攻略の優先順位を下げていた。北極だとホッキョクグマがダンジョンの主である可能性も高いしな。こいつ等との競争は陸だけで充分だ。トド等の海獣がダンジョンの主であれば住めない事も無いのだけど環境が厳しいのがネックだな。南極にはペンギンが主のダンジョンがあるのだろうけどやはりダンジョン内の環境が厳しいのがネックだ。研究対象としては面白そうなんだけどな。

 そんな訳で日本は極地以外の海でダンジョンの攻略を進めていた。他国の目を誤魔化す為にシナの監視と重なる形で攻略を進めたので日本の周辺から東シナ海、南シナ海を経てオーストラリアとニュージーランドの周辺海域までの浅場にあるダンジョンが主な攻略対象だ。このダンジョン攻略は鯨類と共にあった。日本は鯨類を利用して海のダンジョンの攻略を進めたのだ。利用していたのはお互い様で鯨類は人を利用してダンジョンの攻略を進めて群れの勢力を拡大していた。鯨類の競争相手は他の鯨類であり人は競争相手とは見做されていなかった。

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