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詩集 大好きだったひと

恋するキモチ

作者: 小日向冬子

  『ぴかぴかの水曜日』


短いメールの文字だけが

待ちきれない心を

やっとつなぎとめている


抱えきれない寂しさと

溢れんばかりのときめきは

両手いっぱいの花束のよう


今日は会えない月曜日で

明日も会えない火曜日なんて


のっぺりとした灰色の時間の中で

あなたとの約束の水曜日だけが

いつもぴかぴかに輝いている



  『陣地取り』


夕方五時の鐘の音から

レシピ片手にめしつくりタイム


タマネギのみじん切りに五分間

キャベツを刻む五分間

私の時も刻まれて

どんどんあなたに近付いて行く


お料理に夢中になって

気がついたら約束の時間

というのが 理想

でもちょっと無理そう


だってあなたは

私の心の真ん中に

デン と大きく陣取って

ほんの一秒だって

出ていこうとしないから


 

  『ホウセンカ』


待ちきれない

わたしのこころは

ホウセンカ

期待にふくらみ

ぽん とはじける

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