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-第3章-
二人の会話は日を重ねるごとに深まり、愛は次第に莉乃に惹かれていった。
彼女の存在が愛の心の中で大きくなり、理性だけでは説明しきれない感情が芽生え始めていた。
ある日、二人は学校の屋上で昼食を共にしていた。穏やかな風が吹き、遠くに見える山々が青く霞んでいた。
「愛ちゃん最近どう?
何か考えが変わったりした?」
莉乃が軽く尋ねた。
「……正直、少し混乱しているかもしれません。
これまで信じていた理性が揺らいでいるような気がして。」
「それは悪いことじゃないよ。
新しい視点を持つことで自分の考えが深まることもあるから。」
「莉乃さんのおかげで私は感情について考えるようになりました。
理性だけでは人生の全てを理解するのは難しいかもしれない……そんな気がしています。」
「嬉しいな、そう言ってもらえると。
私は愛ちゃんがこれからどんな結論に至るのかが楽しみだよ。」
愛は目を閉じ風を感じながら、理性と感情のバランスについて思いを巡らせた。
莉乃の言葉は彼女の心に深く響き、新たな思索への扉を開いた。
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