目次 次へ 1/2 風の円環 神の座。 澄んだ空に、女神の詠唱が通り抜ける。 # 静かなる風は再び動き出す。 風は幾多の場所、幾多の時をめぐり、順風、朔風を認め、風は再び集い理と照らしあわせ、円環の後、風は始祖にもどる。 風の円環の揺らぎが止まり時、風は正しき理と照らし出さされ、正しき風のみ鋭き峰として現れる。 # 「女神様、さっきの詠唱は何なの?」 「これはね、古来より伝わるおまじない。 力で踏み込まずに、しずかに深層へ響かせ、深く静かに考えれるようにするためのね」 「ふ~ん」