<14>テスト前日
こんばんはー
時は流れ今日でテスト前日でございます。
「──で、ここにx=2を代入して答えが..」
「3になる、ということ!」
「そうだよ~」
「じゃあこっちも...こういうことね!」
「美麗スゴいね~。すぐ理解しちゃって!」
「冬斗が教えるの上手いんだよ!」
解けたという喜びのあまり二人でハイタッチをする。
「レイ、次やろう?」
「うん!」
そして莉栗の声で我に返りまた、机に向かう。
「後は全部同じ解き方だからやってみてね~。分かんなかったら聞いてくれれば助けるしさ」
「りょうかい!」
美麗は問題に取り掛かった。それにともない他二人も各自の自習を進める。そしてふと美麗は思った。
(なぜ私が二人とやってるんだッ!?)
えっ、待って。今日、確か莉栗に勉強教えてもらおうと思って放課後に泣き付いたんだっけ。で、家に帰ってから私の部屋でやろうって言ったんだけど何故か断固拒否されて結局、教室に落ち着いて....。
(で?何で冬斗いるの?)
あまりにも自然に溶け込んでて気づかなかったのか。いくら自意識過剰だと判断したとは言えどそんなに関わりを深く持ちたくないのも事実。だってイケメンは鑑賞に限るし...。
「レイ、そろそろ終わろう」
「もう?」
「時計見て~。完全下校時刻ギリギリだよ~。もっとやりたいなら僕の家おいでよ!」
「いや、遠慮します」
「明日は試験当日なんだから今日は早めに寝ようね?レイ?」
「だね!」
こうしてよく分からないうちに勉強会は終わったのだった。
お休みなさい グー




