<11>体育祭は...(妄想に尽きる!)
こんばんは~
うちのクラスは幸いにも可もなく不可もない位置につけている。これが何故いいかというと一位とかでこられたら私が順位下げるのは決定事項だと考えたときに周りからの落胆や怒りが爆発しそうだからです!保身第一でお届けします!
「花宮!」
「ハイ!」
自分の番はまだだからと順番を待ちながら美麗は呑気に観戦していた。
(バトンパス上手!)
そして流れる汗がカッコよいですなぁ~。
基本的にこの世界は顔面偏差値が高い。よって例えば前世でクラスの男子が張り付いた髪をかきあげる仕草をしても『あいつカッコつけたいんだな』という目で見られていたのが今世では『ありがとう目の保養』となるのだ。それを今まさに体感した。
「おー!うちの組二位に上がった!!」
「いけー!!」
少し目を離したすきに何か恐れた最悪の状況になりつつあることを周りが意図せず教えてくれた。
「美麗ちゃん次だね!頑張って!!」
「ウン....」
ハチマキ姿も似合う可愛い青蘭ちゃんに敵チームながら励まされ重い腰を上げてスタートラインにたつ。
(うわ~ほんとにツイテナイ)
一位争いをしながら前の男子が走り込んできているのが見える。少しの希望を持って隣のレーンで待ち構える子をチラ見するが、見るからに体育会系の人で本当にツイテナイ。
「来たよー!」
「がんばれ烏野さんー!」
いくらイヤでもやるしかない!と、決意を固め美麗は走り出した。
「ハイ!」
(よし!しっかりバトン取れた!!!)
そこからはただ無我夢中で走る。しかし精神論だけでは結果は伴わず案の定途中で抜かされてしまった。
(あと少し)
もうすぐそこに冬斗が見える。いつになく真剣な表情で私を待っている。嗚呼...これが今じゃなければあの顔を堪能できたのに~!顔だけはいいんだからイケメンは罪深い。
「ハイ!!ゴメン」
「_任せろ」
無事に走りきり冬斗につなぐ。列に戻ると皆が誉めてくれた。しかし、美麗は解放されたというのに上の空だった。
(イケメン破壊力ヤバい...)
雑念によって。バトンを渡した瞬間に言われた一言『俺に任せろ』。美麗は、ただそれだけで
(妄想しがいがある~!)
ある意味冬斗で頭がいっぱいだったのである。
最近更新できてなくてごめんなさい...。
今後もよろしくお願いします。m(._.)m




