<10>体育祭は...(地獄)
こんばんは。
体育祭はもうそろそろ後半戦に差し掛かろうとしている。
『次は障害物リレーです』
放送席からのアナウンスで一年生が全員起立した。そう、これは学年種目、地獄の始まりなのだ。
「絶対負けないから」
「ん?ゴメン、日本語しゃべってくれる?」
「は?お前こそ、耳の検査しておいた方がいいんじゃない?」
(バチバチですな~)
この種目なぜか毎度練習の度にいざこざが起こり、争いの種がところ狭しと撒かれていたのである。しかも毎度引き分け。それもひとつの原因かもしれない。
しかし私にとっては別の意味で地獄なのである。なぜなら...世間一般で言う
(運動音痴だから...)
まさかこんなにできないとは、と落ち込むほどに悲惨なのである。初等部の時はそんなんでもなかったと思うんだけど(自分がそう思っていただけ)ここに来て気づかされてしまった。
いや、聞いて欲しい。初回の練習中にね?
『リレーの走順どうする?』
『取り敢えず出席番号でいいんじゃない!』
『じゃあ並んでー』
(私は番号6番だから....この辺かな?)
『美麗ちゃん!よろしく!』
『あっ、うんよろしく~』
『私足速くないからな...。ごめんね多分迷惑かけると思う』
『そんな~気にしないで!やってみたら案外うまく行ったりするものだよ!』
『そう、かな!』
『うんうん!』
そんな会話をして順番が来るのを待っていました。はい、このときの自分を叩きたいです。
『美麗ちゃん、』
『任せて!』
こうしてバトンが渡されたのだけどアレ?結構後ろにいた同じ走順の人がもう前にいる...。しかも既にバトンの受け渡しの真っ最中?
『烏野ー!!がんばれ!』
いつの間にか同じクラスの人からの応援が次第に大きくなり出したのです。ここでようやく気がついた私。本当に恥ずかしい。
(あ、私足遅いんだ)
こんな感じでスタートを切った運動音痴の私は次の障害物競走でも
『なにやってんだー!!』
『キャー、大丈夫!?』
平均台からズリ落ち、足首を少し捻るなどウンチ度の高さをクラスメイトにさらした。
『お前はココ』
練習が終わり開口一番に体育委員のスポーツマンに言われたのは足の速いグループメンバーに挟まれたところ。そのなかでも次の走者が
『やった~ミレイだ!』
『ヨロシク...』
本道冬斗のところ。不覚にも助けてもらう羽目になったとさ。
これが地獄の始まり。そして今からが
「位置について、よーいスタート!」
(公開処刑の時間です...)
久しぶりですね。遅れてすみませんm(._.)m




